Kuantan
Total 64 calls 53,464 Average satay days= 1.6 プロジェクトチーム作成
(2)
クルーズ・ツーリズムの特徴クルーズは通常の旅行商品と大きく異なる点がいくつかあり、またクルーズ客船のオペレーシ ョンも貨物船とは異なるので、まず次の点を認識する必要がある。
1)
航海スケジュールの早期確定
クルーズ会社は貨物でなく人間のツーリストを取扱うため、その航海スケジュールの 決め方や港での諸手配は、貨物船とは大きく異なっている。クルーズ商品は高額なた め、プロモーションや販売に長い時間を要する。したがって、クルーズ会社では航海 開始の1
年から2
年前に航海スケジュールを確定している。
航海スケジュールが確定すると、クルーズ会社は直ちに全寄港地にバース予約リクエ ストを出す。寄港地の港は、もしそのクルーズ客船を誘致したい場合、その時点で当 該船のバース・ウィンドウをクルーズ会社に確約する必要がある。
クルーズ客船は豪華な内装が施され船価が高い上に乗組員の数も多いので、そのデイ リー・コストは貨物船よりもはるかに高額である。寄港地に到着した時の船客のオペ レーションは時間との闘いとなるため、事前の十分な計画の下に行われる。また特に 大型船の場合、寄港地でのオプショナルツアーの金額は全船客の総計が巨額に上る。したがって、一旦確定した航海スケジュールについては、変更や遅れが生じてはなら ず、万一ある港でこれが生じると、その影響は次港にも及び、またクルーズ会社に多 額の損失を与えることとなる。
2)
安全な着岸
クルーズにおいては、安全は船客の生命にかかわる問題であるため、他の何よりも優 先される。一般的にクルーズ客船の着岸に際しては十分な強度と延長を持つ岸壁に固 縛され、ドルフィンは使用されない。浅水深の場合、天候が十分良ければ船客は本船 備え付けのテンダーボートで上陸することがある。
上記の理由から、インドシナ地域にクルーズ客船が寄港する時期は、大部分において 雨季でなく乾季が選択される。3)
オプショナルツアー
クルーズ客船の船客の大部分は各寄港地でオプショナルツアーを楽しむ。寄港地では 船客の嗜好に合ったツアーのバリエーションを用意することが必要となる。また岸壁 の直後背地には多数のツアーバスを収容できる駐車スペースが確保される必要がある。
岸壁には、船客の入国手続きを迅速に行えるよう、十分な人数のCIQ
職員がスタンバ(3)
シハヌークビルの寄港ポテンシャル上記(2)-4の観点からみて、シハヌークビル港はクルーズ船客の嗜好に合っており、今後クルー ズ・ツーリズムの目的地の1つとしてスポットライトが当たる可能性を持っていると言える。
上記
1)から 3)で述べた物理的条件がクリアされるなら、シハヌークビル港は雨季にもクルーズ
客船を誘致することが可能となろう。
また、2011 年
12
月に運航を再開したカンボジア・アンコール航空によるシハヌークビル/シ エムリアップ間の航空路線も、クルーズ客の誘致に有効である。現在のところ67
人乗りプロペラ 機による片道週3
便の運航にとどまっているが、シハヌークビル空港関係者によれば同空港の駐 機キャパシティは800
人分あり、チャーター機材が調達できさえすれば、中型クルーズ船の船客 をアンコールワット観光へ誘導することも可能となろう。2020
年及び2030
年の寄港船型については、現在レムチャバン港に寄港している船型と同等か より大型船が見込まれる。即ち定員3,100
人から3,500
人で平均1,600
人と予測する。2.7.
シハヌークビル港の競争力2.7.1
国内主要都市発着海上貨物の輸送コスト及び所要時間の現況及び将来推計本項では「カ」国で発生集中する海上コンテナ貨物の輸送コストと所要時間について、経 路別、貿易対象地域別に現況の把握と将来推計を行う。数値は後段 2.7.4 シハヌークビル港の 比較優位および 3.2.1 コンテナ貨物の需要予測における分析の基礎となる。この目的のため、
コストの数値は、経路選択を行う者、即ち荷主または荷受人にとってのコストという定義に 基づいて算出している点に注意を要する。
(1)
陸上輸送1)
ロジスティクス・パフォーマンス・インデックス能率的なロジスティクスは、貿易と製造業にとって基本的要素である。より良いロジスティク スのパフォーマンスは、貿易の拡大・多様化、FDI促進及び経済成長の下支えとなる。
物流のパフォーマンスを表す代表的な指数としては、世界銀行が発表している
LPI (ロジスティ
クス・パフォーマンス・インデックス)がある。これは、1) 通関手続きの効率性、2) 物流インフ ラの質、3) 発送手続きの容易性、4) 物流サービスの能力と質、5) 発送品のトレーサビリティ能力及び
6)予定配達日数履行の頻度の 6
項目について、0から5
までのスコアリングを行い、物流のパフォーマンスを総合的に評価するものである。
図 2.7-1は、