• 検索結果がありません。

astnex

ドキュメント内 TI 34P02J02-01 (ページ 45-93)

ジュールを計装CPUに交換することによって,最新のFA-M3計装機能を備えた 制御ユニットに生まれ変わる事ができます。ここでは,astnex制御ユニットの計 装アプリケーション(計装ブロック並びにラダーブロック)をASTMAC/VDS

のFA-M3計装へ変換する手順について説明します。

astnexでは,計装ループ(制御ブロック)を実行する計装CPU(F3VP30/35+ F3PP08)とシーケンス処理を実行するシーケンスCPU(F3SP20/25/30/35)で制 御機能を実現していましたが,FA-M3計装では,計装ループ(制御ブロック)お よびシーケンス処理(ラダーブロック)を1枚の計装CPU(F3SPV8)で実行す るように改善しました。

ただし,astnexをFA-M3計装に置き換えるには,シーケンス処理(ラダーブロッ

ク)のデバイス割り付けの変更と,一部のロジック(制御ブロックのアクセス関 連処理)の変更を伴います。

本節では,astnex制御ユニットをFA-M3計装制御ユニットに置き換えるための,

シーケンス処理(ラダーブロック)のデバイス割り付けの変更と,一部のロジッ ク(制御ブロックのアクセス関連処理)の変更について説明します。

(1) システム構成( CPU 構成)

●計装

CPU

F3SPV8

計装CPUは, F3SPV8-6Sを使用します。

計装CPUでは,制御ブロック(PID演算を含む)およびシーケンス制御を実行し ます。

電源 SP

35 VP

35 PP 08

電源 I/O

SP V8 I/O

PP 08 I/O

astnex

FA-M3計装 I/O I/O

3.3-1 astnex制御ユニットをFA-M3計装制御ユニットへ

(2) 用意するもの

●ソフトウェア

・ ASTMAC/VDSソフトウェア

・ ASTMACまたはVDSの基本ライセンス+FA-M3計装フルタイムライセンス

< A3. バリューアップのパターン>

A-36

TI 34P02J02-01 2011.03.04-00

●ハードウェア

・ 既存のastnexのコントローラ(ベース,電源,Ethernet通信,各種I/O)

・ 計装CPU(F3SPV8-6S)

(3) WideField2 (または WideField3 )上の作業( 1

WideField2

(または

WideField3

)で,以下の操作を行います。

1. astnexのシーケンス処理のラダープロジェクトを開きます(またはCADM3

ファイルを開きます)。

2. プロジェクトの名前を付けて保存します(プロジェクト名を変更)。

3. プロジェクトの名前を付けて保存したプロジェクトを開きます。

4. CPU機種変更・プロパティで,CPU機種を変更します(例F3SP35→ F3SPV8-6Hまたは6S)。

※コンフィギュレーションは初期化されます。変更前に必要な情報は控えておいてください。

5. ラダーブロックで使用するデバイスを,FA-M3計装CPUのアプリケーション 用デバイス領域へ移動します(FA-M3 計装パッケージ IM34P02J01-01 参照)。

具体的には,プロジェクト置換で,以下の置換作業を行います。

・ 内部リレー:I00001~I14336 → I16385~I32768(一部ローカル内部リレーで 使用)

例,置換前:I00001,置換後:I16385,置換点数:使用点数(最大14336点)

・ データレジスタ:D00001~D07168 → D16385~D32768(一部ローカル内部リ レーで使用)

例,置換前:D00001,置換後:D16385,置換点数:使用点数(最大7168点)

・ ファイルレジスタ:B000001~B032768 → B016385~B262144(一部ローカル 内部リレーで使用)

例,置換前:B000001,置換後:B016385,置換点数:使用点数(最大32768点)

・ タイマ(10msec):T00001~T03072 → T00513~T02048(一部ローカルタイ マで使用)

例,置換前:T00001,置換後:T00513(※),置換点数:使用点数(最大点1536点)

※タイマの割り付けは,10msタイマ(T0257T1024),100msタイマ(T1025T1920),100ms継続タイマ

T1921T2048)です。用途に応じて置換後(先)を変更してください。

・ カウンタ:C00001~C03072 → C00257~C1024(一部ローカルカウンタで使 用)

例,置換前:C00001,置換後:C00273,置換点数:使用点数(最大752点)

・ インデックスレジスタ:V001~V032 → V033~V064

例,置換前:V001,置換後:V033,置換点数:使用点数(最大32点)

6. プロジェクトを閉じます。

Windows

上で,以下の作業を行います。

・ エクスプローラなどを用いて,テンプレートフォルダの

APMAIN.YBLK/YSIGを,上記のWideField2(またはWideField3)プロジェ クトのフォルダへコピーします。

テンプレートフォルダ(F3SPV8-6H/S共通):

[ASTMAC(またはVDS)インストール先]\VDS\System\Control\VxBuilder\Template\TmpltV8S

< A3. バリューアップのパターン>

A-37 (4) 制御ユニットビルダ上の作業( 1

astnex

の制御ユニットビルダで,以下の操作を行います。

1. 表形式ファイル(1)を出力します。

STARDOM

VP35

用制御ユニットビルダで,以下の操作を行います。

1. 表形式ファイル(1)を入力します。

2. 表形式ファイル(2)を出力します。

STARDOM

の(

FA-M3

計装用)制御ユニットビルダで,以下の操作を行

います。

1. (VP35版)表形式ファイル(2)を入力します。

2. CPU共通定義を開き,以下の設定を行います。

・ ローカル内部リレー開始番号:30721

・ ローカルデータレジスタ開始番号:30721

・ ローカルファイルレジスタ開始番号:49153

・ ローカルタイマ開始番号:257

・ ローカルカウンタ開始番号:257

3. 入出力モジュール定義で,以下の項目を設定します。

・ ラダーブロックが使用している入出力モジュール

4. 制御ブロック定義(詳細)で,以下の項目を再設定してください。

・ 入出力(IN,OUTなど)端子(サブユニット上のI/Oチャネルを指定してい る場合)

5. ラダーブロック定義で,WideField2(またはWideField3)のプロジェクトを 設定します。

※まだ,ラダーブロックの登録はしないでください。

6. 名前を付けて保存します。

7. コンパイルします。

8. 信号名定義を出力します。

< A3. バリューアップのパターン>

A-38

TI 34P02J02-01 2011.03.04-00

(5) WideField2 (または WideField3 )上の作業( 2

WideField2

(または

WideField3

)で,以下の操作を行います。

1. WideField2(またはWideField3)プロジェクトを開きます。

2. 制御ブロックをアクセスするラダーブロックを以下のように修正します。

なお,ラダーブロックの参照信号定義に「共通信号定義」を選択します。

元々ブロック信号定義を使用していた場合は,ブロック信号定義の内容

(ローカルデバイスを除く)を共通信号定義へ移してください。

・ PV,SV,MV,MODEの参照(R0001~R0256) R0001~R0064 →タグ名_PV(信号名)

R0065~R0128 →タグ名_SV(信号名)

R0129~R0192 →タグ名_MV(信号名)

R0193~R0256 →タグ名_MODE(信号名)

・ ALRMの参照(E0001~E1024)

E0001~E1024 →タグ名_ASTS(信号名)

FA-M3計装の制御ブロックのASTSは,16ビット分のアラームステータスを

まとめたデータレジスタです。個々のアラームを判定するには,タグ名

_ASTSをMOV命令で一度内部リレーに展開するか,ビット指定命令(LDW

など)を用いてください(FA-M3計装パッケージ IM34P02J01-01参照)。

・ CPU間結合機能(VP→SP)などの設定用結合レジスタ経由のデータ参照

(R0449~R0640)

R0449~R0640 →タグ名_アイテム名(信号名)

・ CPU間結合機能(SP→VP)などによる参照用結合レジスタ経由のデータ設定

(R0909~R0960)

R0909~R0960 →タグ名_アイテム名(信号名)

データ転送要求リレー(E1613~E1664)およびデータ転送完了リレー

(E1229~E1280),単発/連続データ転送の指定(ビルダ指定)は不要です

ので,削除してください。

MOV命令などの実行タイミングでデータ転送タイミングを制御してください。

・ レジスタアドレス指定方式データ設定機能によるデータ設定(R0897~ R0908)

アドレス指定レジスタ(R0897~R0907の奇数アドレス)→タグ名_アイテム 名(信号名)

データ設定レジスタ(R0898~R0908の偶数アドレス)は使用せず,直接,設 定先へ設定します。

書き込み要求リレー(E1537~E1542)および書き込み完了リレー(E1153~

E1158)は不要ですので,削除してください。

MOV命令などの実行タイミングでデータ転送タイミングを制御してください。

3. ラダーブロックAPMAINで,ACT命令により個々のラダーブロックを起動 するように修正します。

4. 文法チェックを行います。

5. プロジェクトを閉じます。

< A3. バリューアップのパターン>

A-39

重 要

・ PROGブロックおよびBSETブロックの一時停止はF3VP30/35ではCASモー ドですが,F3SPV8ではHLDモードに変わりました。このため,MODEに対 する設定値は5(CAS)ではなく,9(HLD)に修正してください。

・ インデックス修飾を用いている場合,デバイスの検索で該当箇所を検索でき ない場合があります。

・ スキャン周期は10msec固定です。

(6) 制御ユニットビルダ上の作業( 2

STARDOM

の(

FA-M3

計装用)制御ユニットビルダで,以下の操作を行

います。

1. ラダー定義で,以下の操作を行います。

・ ラダーブロック一覧からAPMAINおよび必要なラダーブロックを登録ラダー ブロックに追加します。

2. コンパイルし,ダウンロードします。

●チューニングパネルで,以下の操作を行います。

・ VP35版パラメータ復元ツールで収集したパラメータは,FA-M3計装の計装

CPUには復元できません。チューニングパネルから各パラメータを再設定し てください。

・ NLブロックの折れ線定義は,ビルダ指定からチューニングパネル指定に変更 になります。チューニングパネルから折れ線パラメータを設定してください。

Blank Page

i

Part-B

オペレータステーションの移行

FA-M3 計装パッケージ/ astnex 移行ガイド

PART-B オペレータステーションの移行

TI 34P02J02-01 6

Blank Page

< B1. エンジニアリングデータの保存 >

B-1

B1. エンジニアリングデータの保存

astnexからASTMAC(またはVDS)へシステムを移行するには,まず現状の astnexで作成したデータベースを保存し,ASTMAC(またはVDS)へ移す必要が あります。

B1.1 定義ファイルのテキスト化

エンジニアリングデータをバックアップする際,データによってはテキスト形式 で保存しておかなければならないものがあります。これらは,バックアップに先 立ち,あらかじめテキスト化しておきます。

B1.1.1 制御ユニットビルダ

ASTMAC(またはVDS)の計装パッケージでは,F3SPV3/V8用の制御ユニット ビルダの他に,VP35用制御ユニットビルダを用意しています。astnex制御ユニッ トビルダのデータベースファイル(*.bdf)は,そのままではASTMAC(または VDS)のVP35用制御ユニットビルダでは読み込めないので注意してください。

astnex制御ユニットビルダで定義した情報は,表形式で保存することによって,

ASTMAC(またはVDS)のVP35用制御ユニットビルダでインポートすることが

できます。

手順:

(1) astnexの「制御ユニットビルダ」を起動します。

(2) メニューの[データベース]-[開く]でデータベースファイルを開きます。

(3) メニューの[データベース]-[表形式ファイルの出力]を選択します。

(4) 制御ブロック定義(拡張子BXT),実装モジュール定義(拡張子MXT),

レジスタ情報(拡張子RXT),CPU間結合定義(拡張子CXT)の4つの表 形式ファイルが作成されます。

なお,パラメータ復元ツールでセーブしたパラメータファイルは,ASTMAC(ま たはVDS)でもそのまま使うことができます。

B1.1.2 FIX システム構成設定

FIXのシステム構成設定で定義した内容は,定義ファイルそのままでも,また,

テキスト化しても,ASTMAC(またはVDS)では使うことができません。しか し,起動プログラムの情報や,アラームプリンタ定義の情報など,作業者が読む ことによって後で役に立つ情報が含まれています。このため,システム構成設定 の定義内容をレポート出力によってテキスト化しておきます。

手順:

(1) インテルーションFIXの「システム構成定義」を起動します。

(2) メニューから[ファイル]-[レポート]を選択します。

(3) ファイル名を付けてレポートファイル(拡張子RPT)を保存します。

ドキュメント内 TI 34P02J02-01 (ページ 45-93)

関連したドキュメント