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X'断 面で 計算す る以上

積雪寒冷地域は義務教育諸学校施設費国庫負担法施行令第 7 条第 5 項の規定に基づき,

X- X'断 面で 計算す る以上

かつ

2 3 . 0 mm

550 h

1

h

2

l +

×

(a) q X

,q

Y

について

q X

,q

Y

は 壁 量 に 基 づ い て 耐 震 性 能 値 を 表 す 指 標 で あ り,各 階

X

,Y 方 向 の 壁 量

L X

,L

Y

を 表

1

に 示 す 標 準 壁 量

L N

で 除 し て 算 定 す る 。 よ っ て , 当 該 建 物 に 使 用 さ れ て い る ブ ロ ッ ク 種 別 の 判 別 が 非 常 に 重 要 と な る 。設 計 図 書 等 に お い て ブ ロ ッ ク 種 別 が 判 別 で き な い 場 合 は ,表

2

に 示 す 建 設 年 代 や ,当 時 の 設 計 規 準 に お け る 建 物 階 数 の 規 定 な ど を 参 照 し て ブ ロ ッ ク 種 別 を 慎 重 に 判 断 す る 必 要 が あ る 。

1

A

種 ,

B

種 ,C 種 ブ ロ ッ ク の 標 準 壁 量 ( 各 欄 の

170~ 290

の 数 値 ) は , 日 本 建 築 学 会 補強コンクリートブロック造設計規準(

2006)に規定されたそれぞれの標準壁

量に,

RC

造学校建築の耐震診断を実施する場合の判定値と同程度の割増し(概ね

0.7/0.6

程度)を行った値である。さらに,この値に同規準の最小壁厚と当該建物の耐力壁の厚 さ

t

との比を乗じて,壁厚の効果を考慮した値としている。なお,耐力壁の厚さ

t

は使 用されているコンクリートブロックのみの厚みであり,仕上げモルタル等を含まない値 とする。

一方,表

1

の旧

A

種 ,旧

B

種 ,旧

C

種 ブ ロ ッ ク の 標 準 壁 量( 各 欄 の

170~ 290

の 数 値 )は ,現 行 の

A

種 ,

B

種 ブ ロ ッ ク の 標 準 壁 量 に 対 し ,昭 和

30

年 版

JIS

規 格 の

A

種 ,

B

種 ,

C

種 ブ ロ ッ ク の 強 度( 表

2

参 照 の こ と )を 考 慮 し ,両 者 の 許 容 せ ん 断 応 力 度 の 比 で 割 増 し た 値 で あ る 。

(b)

耐力壁の端部,隅角部等の補強について

CB

造では,耐力壁の端部,L形・T形の取合部あるいは関口部の周囲を現場打ちのコ ンクリートで固めることが耐力壁の一体性を高め,その耐震性を確保するために重要で ある。本測定方法では,日 本 建 築 学 会 補強コンクリートブロック造設計規準(

2006)の

「9条 耐力壁の構造」の

5.

に準拠して,上記接合部が図

4.1 (a)

に示したように補強さ れている場合を標準とし,例えば,同図 (b) のように補強が不完全な場合には

q X

およ び

q Y

80%

に低減することとした。

(c)

評点と配点について

水平耐力に係る評点は

q

1.0

以上を満点とし,qが

0.5

以下を

0.5

として,その間は 直線補間して求める。これは,今回の改定で保有耐力の配点を

70

点としたことや,改定 前の測定方法による結果との連続性も考慮して設定したものである。

本測定方法における

q

算定時の標準壁量は,前述の通り

CB

造設計規準の標準壁量を 割増して設定しているため,設計規準の最少壁量および壁厚で設計されている場合には 評点が満点とならない。特に昭和

54

年版以前の設計規準による建物は,使用されている ブロックの強度が

1

ランク低いため,評点はより低くなる傾向にある。

改定前の測定方法との比較では,今回の改定に用いた

CB

造設計規準による標準壁量 は

RC

造スラブを基本に設定されているため,屋根がより軽量の木造の場合には,建物 重量の違いを考慮する改定前の測定方法に対して,本測定方法による評点の方が低目に

算定されることになる。しかし,耐力度測定方法の対象建物が

RC

造スラブを原則とし ており,屋根が木造の場合などには建物全体の一体性に疑問があり,その耐震性につい て懸念されるほか,長寿命化の観点からも標準壁量を満たさないこのような建物の評価 が低目となることはそれほど不合理ではないと考えられる。

(a) 現場打ちコンクリートによる補強

(b) 避けるべき補強例

図 4.1 L 形・T 形,開口部周囲等の補強〔文献 3〕

(d)

新耐震設計法の建物の取り扱いについて

現行の耐震基準(新耐震設計法)にしたがって建てられた建物については,概ね現行 の

CB

造設計規準に対する適合性が確保されており,これまでの地震被害状況から当該 建物には所要の耐震性能が備わっていると考え,後述する構造耐力上の問題点等がなけ れば壁量の算定を実施することなく,水平耐力

q

の評価を満点とする。また,偏心率

R e

,臥梁・スラブの構造

m

の評点についても満点としてよい。ただし,次項に示すコンク リートブロック強度については劣化状況などを予備調査で判断し,強度が低いことが予 想される場合には強度測定を行い,その結果を評価に反映する。

なお,改修により建築後の状態に変化があり構造耐力などが設計時の想定とは異なる と考えられる場合については,現状を反映した壁量等の算定を行い,その結果に基づき 評価する。

(2)

コンクリートブロック強度

(b)

コンクリートブロック強度;

α

コンクリートブロック強度の評点はコンクリートブロックの圧縮強度

f B

と種別標 準強度

f N

との比

α

より求める。

α = f B

f N

・・・・・・・・・・・・・・・・ (3)

ここで, f B

;コンクリートブロックの圧縮強度(N/mm

2

f N

;種別標準圧縮強度で表

2

による(N/mm

2

表 2 種別標準圧縮強度 f

N

建築年 コンクリートブロック種別 f

N

(N/mm

2

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