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Windows Server 2003 DCの降格

3 既存ドメインのバージョンアップ手順 (Windows 200 ドメイン)

3.2 移行手順

3.2.4 Windows Server 2003 DCの降格

① 既存DCの降格

 本手順は、2003DC-1、2003DC-2で行います。

既存DCの降格を行う場合、優先DNSサーバのアドレスに新規DCのIPアドレスを設定するよ うに変更してください。

既存DCを設定したままの状態では、DCの降格に失敗する場合があります。

1 ドメイン管理者権限でログオンします。

2 2003DC-1 で、「スタート」→「ファイル名 を指定して実行」を選択します。

「dcpromo」と入力します。「OK」をクリッ クします。

3 「Active Directory のインストール ウィ ザードの開始」が表示されます。「次へ」

をクリックします。

4 右のメッセージが表示されます。「OK」を クリックします。

5 「Active Directory の削除」が表示され ます。「このサーバーはドメインの最後の ドメイン コントローラです」のチェックが オフになっていることを確認します。「次 へ」をクリックします。

6 「Administrator のパスワード」が表示さ れます。パスワードを入力します。「次 へ」をクリックします。

7 「概要」が表示されます。「次へ」をクリッ クします。

8 ADのアンインストールが実行されます。

9 「Active Directory のインストール ウィ ザードの完了」が表示されます。「完了」

をクリックします。

10 右のメッセージが表示されます。「再起 動する」をクリックし、再起動します。

11 再起動後、2003DC-1をドメインメンバーから外し、ネットワーク上から撤去します。

12 手順1~手順11と同様の手順で、2003DC-2を降格します。

② IPアドレスの変更

 本手順は、2012R2DC-1、2012R2DC-2で行います。

DCサーバでは、ほとんどの場合DNSサーバの役割を兼務します。DC兼DNSサーバをドメインメン バサーバに降格した場合、ドメインメンバコンピュータのTCP/IP設定によっては参照するDNSが存在 しない状況になります。このような場合、ドメインメンバコンピュータはActive Directoryでの認証要求が 行えなくなります。

本手順では、移行前のDCで使用していたIPアドレスを、Windows Server 2012 R2 DCのIPアドレ スとすることで、これらの問題を解決します。以下のサーバでIPアドレスの変更を行います。

表 3 IPアドレスの変更 サーバ 変更前のIPアドレス 変更後のIPアドレス

2012R2DC-1 192.168.1.1 192.168.1.11(移行前のDCで使用していたIPア ドレス)

2012R2DC-2 192.168.1.2 192.168.1.12(移行前のDCで使用していたIPア ドレス)

DCの降格と IP アドレスの変更作業は、ドメインメンバコンピュータへの影響が少ない業務時間外に実 施することを推奨します。

DC降格後にIPアドレスを変更する方法は、表 4の方法が考えられます。

お客様の環境や要件に合わせて変更方法を選択してください。

POINT!

表 4 IPアドレスの変更方法 IPアドレス変更方法 説明

①新規DCのIPアドレスを変更 新規DCのIPアドレスを、移行前のDCで使用していた IP アドレスに変更します。ドメインメンバコンピュータの

TCP/IP 設定を変更する必要がないため、大規模な環境

に最適な方法です。

②ドメインメンバコンピュータの TCP/IP設定を変更

ドメインメンバコンピュータの TCP/IP の設定で、DNS サーバのIPアドレスを新規DCのアドレスに変更します。

全ドメインメンバコンピュータの設定変更が必要になりま す。

静的に DNS の IPアドレスを 設定している場合

ドメイン内の全ドメインメンバコンピュータのTCP/IP設定 を手動で変更する必要があります。

DHCPサーバでDNSサーバ

の IP アドレスを配布している 場合

DHCP サーバのネットワークオプションで、DNS サーバ のIPアドレス情報を変更します。ドメインメンバコンピュー タでは、DHCPサーバからDNSサーバの IPアドレス情 報を再取得する必要があります。