4 既存ドメインのバージョンアップ手順 (Windows 2012/2012 R2 ドメイン)
4.2 移行手順
4.2.3 Windows Server 2012 DCの降格
5 「サーバーの役割の削除」が表示されま す。「Active Directory ドメイン サービ ス」のチェックを外します。
6 「Active Directory ドメイン サービスを必 要とする機能を削除しますか?」のダイ アログが表示されるので、「機能の削除」
をクリックします。
ダイアログを閉じたら、「サーバーの役割 の削除」に戻ります。「次へ」をクリックし ます。
7 「検証結果」が表示されます。「このドメイ ン コントローラーを降格する」をクリックし ます。
8 「資格情報」が表示されます。「次へ」をク リックします。
9 「警告」が表示されます。「削除の続行」
にチェックを入れます。
10 「次へ」をクリックします。
11 「新しい Administrator パスワード」が表 示されます。パスワードを入力します。
「次へ」をクリックします。
12 「オプションの確認」が表示されます。「降
格」をクリックします。DC 降格処理が開 始されます。
13 DC降格処理が完了すると自動で再起動
が行われます。
14 再起動後、2012DC-1をドメインメンバーから外し、ネットワーク上から撤去します。
② IPアドレスの変更
本手順は、2016DC-1、2016DC-2で行います。
DCサーバでは、ほとんどの場合DNSサーバの役割を兼務します。DC兼DNSサーバをドメインメン バサーバに降格した場合、ドメインメンバコンピュータのTCP/IP設定によっては参照するDNSが存在 しない状況になります。このような場合、ドメインメンバコンピュータはActive Directoryでの認証要求が 行えなくなります。
本手順では、移行前のDCで使用していたIPアドレスを、Windows Server 2016 DCのIPアドレスと することで、これらの問題を解決します。以下のサーバでIPアドレスの変更を行います。
表 7 IPアドレスの変更 サーバ 変更前のIPアドレス 変更後のIPアドレス
2016DC-1 192.168.1.1 192.168.1.21(移行前のDCで使用していたIPア ドレス)
2016DC-2 192.168.1.2 192.168.1.22(移行前のDCで使用していたIPア ドレス)
DCの降格とIP アドレスの変更作業は、ドメインメンバコンピュータへの影響が少ない業務時間外に実 施することを推奨します。
DC降格後にIPアドレスを変更する方法は、表 8の方法が考えられます。
お客様の環境や要件に合わせて変更方法を選択してください。
表 8 IPアドレスの変更方法
IPアドレス変更方法 説明
①新規DCのIPアドレスを変更 新規DCのIPアドレスを、移行前のDCで使用していた IP アドレスに変更します。ドメインメンバコンピュータの
TCP/IP 設定を変更する必要がないため、大規模な環境
に最適な方法です。
②ドメインメンバコンピュータの TCP/IP設定を変更
ドメインメンバコンピュータの TCP/IP の設定で、DNS サーバのIPアドレスを新規DCのアドレスに変更します。
全ドメインメンバコンピュータの設定変更が必要になりま す。
静的に DNS の IPアドレスを 設定している場合
ドメイン内の全ドメインメンバコンピュータのTCP/IP設定 を手動で変更する必要があります。
DHCPサーバでDNSサーバ
の IP アドレスを配布している 場合
DHCP サーバのネットワークオプションで、DNS サーバ のIPアドレス情報を変更します。ドメインメンバコンピュー タでは、DHCPサーバからDNSサーバの IPアドレス情 報を再取得する必要があります。