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WebSEAL 統計の使用法

ドキュメント内 am41_pdg.ps (ページ 81-91)

IBM Tivoli Access Manager WebSEAL は、一連の組み込みソフトウェア・モジュー ルを提供します。これらのモジュールが使用可能になると、特定のサーバー・アク ティビティーをモニターし、それらのアクティビティーに関する情報を収集するこ とができます。任意の時点で、該当のモジュールが使用可能になった後に収集され た統計情報を表示することができます。さらに、この統計情報をログ・ファイルに 送ることもできます。

統計情報を表示すると、そのモジュールが使用可能になって以後の情報の「スナッ プショット」を表示することができます。 WebSEAL 統計によって収集された情報 は、記録されるアクティビティーの相対ビューとなります。統計がある期間にわた り一定の間隔をおいて収集されるとサーバー・アクティビティーの相対関係のグラ フィカル・ビューを生成することができます。

pdadmin stats コマンドの構文

pdadmin stats コマンドを使用して、統計コンポーネントを管理します。この節で

は、 pdadmin stats コマンドに関する有効な操作について説明します。

基本 pdadmin stats コマンド

pdadmin> server task webseald-<instance> stats <command>

pdadmin stats コマンドを使用して、以下のタスクを実行することができます。

28. pdadmin stats コマンド

stats on コンポーネントごとに、統計を動的に使用可能にします

stats off 統計を使用不可にします (コンポーネントごとに、またはすべてのコンポ

ーネントを同時に)

stats show 使用可能なコンポーネントをリストします

stats get 現在の統計値を表示します (コンポーネントごとに、またはすべてのコン

ポーネントを同時に)

stats reset 統計値をリセットします (コンポーネントごとに、またはすべてのコンポ

ーネントを同時に)

stats list すべての使用可能な統計コンポーネントをリストします

統計を動的に使用可能にする

pdadmin stats on コマンドを使用して動的に、または webseald.conf 構成ファイ ルの構成パラメーターを使用して静的に、統計レポート作成を可能にすることがで きます。

pdadmin stats on コマンドを使用して、統計収集を可能にし、コンポーネントに

関する統計レポートの頻度、カウント、および宛先を設定します。

stats on <component> [<interval> [<count>]] [<logagent>]

29. pdadmin stats コマンドの引き数

引き数 説明

component 統計コンポーネントの名前。必須。このコンポーネントに関する統計

が、 WebSEAL メモリーに収集されます。このコマンドにオプションの

引き数を指定して、このコンポーネントに関する統計をログ・ファイル に記録することもできます。

interval 情報のレポート間の時間間隔。この引き数はオプショナルであり、結果

として統計はログ・ファイルに送られます。このオプションを指定する と、デフォルトで、統計は WebSEAL サーバーの標準出力に送られま す。この標準出力が WebSEAL ログ・ファイルです。logagent 引き数を 使用して、別の出力ロケーションを指定することもできます。interval が指定されない場合は、統計がログ・ファイルに送られることはありま せん。ただし、統計コンポーネントは引き続き使用可能になります。

pdadmin stats get を使用して、任意の時点でレポートを動的に取得す

ることができます。

count ログ・ファイルに送られるレポートの数。この引き数はオプショナルで

あり、 interval 引き数も一緒に指定する必要があります。 count 引き数

を指定せずに interval 引き数を指定した場合は、レポート作成の期間が 不確定なものになります。カウント値に達した後で、ログ・ファイルへ のレポート作成は停止します。ただし、統計コンポーネントは引き続き 使用可能になります。pdadmin stats get を使用して、任意の時点でレ ポートを動的に取得することができます。

logagent 必要に応じて、指定されたコンポーネントに関して収集された統計情報

の宛先を指定します。構成に関する詳細については、 IBM Tivoli Access

Manager Base 管理者ガイド の「イベント・ロギングの使用法」の章を

参照してください。

注: デフォルトで、pdweb.threads、 pdweb.doccache、および pdweb.jmt のコ ンポーネントは常に使用可能になり、使用不可にすることはできません。

74 ページの『イベント・ロギングを使用して静的に統計を使用可能にする』も参照 してください。

1:

この例では、pdweb.http コンポーネントを使用可能にします。interval オプション が指定されていないため、 pdadmin stats get を使用して動的にのみこのコンポ ーネントに関する統計情報を取得することができます。

pdadmin> server task webseald-<instance> stats on pdweb.http 例 2:

この例では、pdweb.http コンポーネントを使用可能にします。interval 引き数が指 定されているため、この情報は (デフォルトで) 標準 WebSEAL ログ¥ファイルに送 られます。 interval および count 引き数により、 20 秒ごとに統計レポートを表す 100 個の項目がログ¥ファイルに累積されます。

pdadmin> server task webseald-<instance> stats on pdweb.http 20 100 例 3:

この例では、pdweb.http コンポーネントを使用可能にします。logagent 引き数 は、イベント・ロギング構成を使用して統計情報の宛先ファイルを指定します。

interval 引き数 (count 値は指定していません) により、このコンポーネントに関す

る統計情報が 20 秒ごとに際限なくログ・ファイルに送られます。ログ・ファイル の大きさは、rollover_size パラメーター によって制御されます。イベント・ロギ ング構成に関する詳細については、 IBM Tivoli Access Manager Base 管理者ガイド の「イベント・ロギングの使用法」の章を参照してください。

pdadmin> server task webseald-<instance> stats on pdweb.http 20 file path=/tmp/jmt-stats.log,rollover_size=-1,flush_interval=20

4:

この例では、統計を動的に管理する場合の制限を示します。最初のコマンドによ り、pdweb.http コンポーネントを使用可能にし、統計情報を A.log ファイルに送 ります。2 番目のコマンドにより、別のログ・ファイル B.log の活動化を試みま す。ただし、このアクションは実際には、A.log を非活動化し、 B.log を活動化す ることになります。

pdadmin> server task webseald-<instance> stats on pdweb.http 20 file path=/tmp/A.log pdadmin> server task webseald-<instance> stats on pdweb.http 20 file path=/tmp/B.log

統計を使用不可にする

統計収集を使用不可にします。コンポーネントごとに、またはすべてのコンポーネ ントを同時に使用不可にすることができます。

stats off [<component>]

例:

pdadmin> server task webseald-<instance> stats off pdweb.sescache

注: デフォルトで、pdweb.threads、 pdweb.doccache、および pdweb.jmt のコ ンポーネントは常に使用可能になり、使用不可にすることはできません。

使用可能な統計コンポーネントの表示

使用可能なすべての統計コンポーネント、または使用可能な特定のコンポーネント をリストします。指定されたコンポーネントが使用可能でない場合は、出力は表示 されません。

stats show [<component>]

1:

pdadmin> server task webseald-<instance> stats show pdweb.authn

pdweb.doccache pdweb.jmt pdweb.sescache pdweb.threads 例 2:

pdadmin> server task webseald-<instance> stats show pdweb.authn pdweb.authn

現在の統計値を動的に取得する

収集された統計の現行値を 1 つのコンポーネントまたは使用可能なすべてのコンポ ーネントごとに表示します。

stats get [<component>]

例:

pdadmin> server task webseald-<instance> stats get pdweb.threads active:4

total:50

統計値のリセット

使用可能な 1 つのコンポーネントで収集された値、または使用可能なすべてのコン ポーネントで収集された値を一度にリセットします。

stats reset [<component>]

例:

pdadmin> server task webseald-<instance>> stats reset pdweb.threads

使用可能なすべての統計コンポーネントをリストする

統計の収集および報告に使用できるすべてのコンポーネントをリストします。

stats list 例:

pdadmin> server task webseald-<instance> stats list pd.ras.stats.monitor

pd.log.EventPool.queue pd.log.file.clf pd.log.file.ref pd.log.file.agent pdweb.authn pdweb.authz pdweb.http pdweb.https pdweb.threads pdweb.jmt pdweb.sescache pdweb.doccache pdweb.jct.1

統計コンポーネントおよびアクティビティー・タイプ

この節では、Tivoli Access Manager WebSEAL で使用できる統計コンポーネントに ついて説明します。

pdweb.authn コンポーネント

pdweb.authn 統計コンポーネントは、 WebSEAL 許可に関連する情報を収集しま

す。次の表は、使用可能な情報のタイプを示したものです。

30. pdweb.authn 情報タイプ

タイプ 説明

pass 成功した認証の総数

30. pdweb.authn 情報タイプ (続き)

タイプ 説明

fail 失敗した認証の総数

pwd exp 有効期限が切れたパスワードを使用して行われた認証試行の総数

max 1 回の認証処理に要した最大時間 avg 1 回の認証処理に要した平均時間

total すべての認証処理に要した合計時間

例:

pdadmin> server task webseald-<instance> stats get pdweb.authn pass : 2

fail : 1 pwd exp : 0 max : 0.178 avg : 0.029 total : 0.382

pdweb.authz コンポーネント

pdweb.authz 統計コンポーネントは、 WebSEAL 許可に関連する情報を収集しま

す。次の表は、使用可能な情報のタイプを示したものです。

31. pdweb.authz 情報タイプ

タイプ 説明

pass 成功した許可要求の総数 (正常にアクセスされたリソースの数) fail 失敗した許可要求の総数

例:

pdadmin> server task webseald-<instance> stats get pdweb.authz pass : 2

fail : 1

pdweb.http コンポーネント

pdweb.http 統計コンポーネントは、 WebSEAL HTTP 通信に関連する情報を収集 します。次の表は、使用可能な情報のタイプを示したものです。

32. pdweb.http 情報タイプ

タイプ 説明

reqs 受信した HTTP 要求の総数

max-worker HTTP 要求を処理するために 1 つの作業スレッドに要した最大時間

total-worker HTTP 要求を処理するすべての作業スレッドに要した合計時間

max-webseal 1 回の HTTP 要求の処理に要した最大時間 (要求ヘッダーの読み取り後に

作業スレッド内で測定された時間から、接続セットアップのオーバーヘッ ド時間を差し引いた時間)

total-webseal すべての HTTP 要求の処理に要した合計時間 (要求ヘッダーの読み取り後

に作業スレッド内で測定された時間から、接続セットアップのオーバーヘ ッド時間を差し引いた時間)

ドキュメント内 am41_pdg.ps (ページ 81-91)

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