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VCI PRI WMI PSIVCIPRIWMIPSI

ドキュメント内 Taro-天海修士論文リポジトリ(021 (ページ 62-117)

VCI PRI WMI PSI VCI PRI WMI PSI VCI PRI WMI PSI

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VCI PRI WMI PSI

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VCI PRI WMI PSI VCI PRI WMI PSI VCI PRI WMI PSI

VCI PRI WMI PSI

VCI PRI WMI PSI

Table 22

ASD において下位検査レベルでディスクレパンシーが 15 %水準で有意であった者と 有意であった者のうち、どちらの下位検査が高かったかの割合(%)

数唱 - 語音整列 符号 - 記号探し 類似 - 絵の概念

数唱 > 語音整列 符号 > 記号探し 類似 > 絵の概念

数唱 < 語音整列 符号 < 記号探し 類似 < 絵の概念

数唱 - 算数 語音整列 - 算数

数唱 > 算数 語音整列 > 算数

数唱 < 算数 語音整列 < 算数

符号 - 絵の抹消 記号探し - 絵の抹消 符号 > 絵の抹消 記号探し > 絵の抹消 符号 < 絵の抹消 記号探し < 絵の抹消

67.6

38.2 29.4

11.8 47.1

47.1 23.5 20.6 17.6

44.1 20.6 23.5 26.5

44.1 17.6

29.4 23.5

20.6 17.6

52.9 23.5

(2)下位検査レベルのディスクレパンシー比較 日本版 WISC-Ⅳ知能検査実施・採点マニュアル

(2010)には、統計的に有意であるために必要な下 位検査評価点間の差が示されている。Table 22 は、

下位検査レベルでディスクレパンシーが 15 %水準 で有意であった者と、有意であった者のうち、どち らの下位検査が高かったかの割合を示したものであ る。なお、WISC-Ⅳ記録用紙には掲載されていない が、日本版 WISC-Ⅳ刊行委員会(2010a)で述べら れている興味深い他の4つのディスクレパンシー比 較(「数唱」対「算数」、「語音整列」対「算数」、「符 号」対「絵の抹消」、「記号探し」対「絵の抹消」)

も参考として算出した。

「数唱」と「語音整列」でディスクレパンシーが あった者は 34 名中 13 名の 38.2 %で、このうち「数 唱」>「語音整列」であった者は6名の 17.6 %、「数 唱」<「語音整列」であった者は7名の 20.6 %で あった。「符号」と「記号探し」でディスクレパン シーがあった者は 34 名中 10 名の 29.4 %で、この うち「符号」>「記号探し」であった者は4名の 11.8

%、「符号」<「記号探し」であった者は6名の 17.6

%であった。「類似」と「絵の概念」でディスクレ パンシーがあった者は 34 名中 23 名の 67.6 %で、

そのうち「類似」>「絵の概念」であった者は 16 名の 47.1 %、「類似」<「絵の概念」であった者は 7名の 20.6 %であった。

(3)下位検査

1)全検査の分散分析

Table 23、Fig.23 は、ASD における WISC-Ⅳの全 下位検査評価点平均と標準偏差である。「類似」、「積 木模様」が山、「絵の抹消:規則」、「符号」、「理解」、

「記号探し」が谷となっている。

全下位検査ついて一要因の分散分析(被験者内計 画 ) を 行 っ た 結 果 、 有 意 差 が 認 め ら れ

F

(7.6,250.7)=2.9,

p

<.01,

ES

:

f

=0.297,1-

β

=0.99)、

Sidak による多重比較の結果、「類似」と「理解」

p

<.05)、「積木模様」と「記号探し」(

p

<.05)に おいて有意差が認められた。

Table 23

ASD における WISC-Ⅳの全下位検査評価点平均と 標準偏差

Fig.23 ASD における WISC-Ⅳの全下位検査評価点平均と標準偏差

下位検査 平均 SD

類 似 11.5 3.8

単 語 10.0 3.8

理 解 8.9 3.9

知 識 10.6 3.4

語 の 推 理 10.0 3.8

積 木 模 様 11.5 3.4

積 木 時 間 無 11.4 3.1

絵 の 概 念 9.8 3.5

行 列 推 理 10.6 2.5

絵 の 完 成 9.4 3.3

数 唱 10.5 3.6

順 唱 10.4 3.6

逆 唱 10.2 3.0

語 音 整 列 10.0 3.8

算 数 9.7 4.0

符 号 8.8 2.8

記 号 探 し 9.1 2.7

絵 の 抹 消 9.3 3.2

絵 不 規 則 9.9 3.5

絵 規 則 8.6 2.8

15.3 13.8

12.8

14.0 13.8

14.9 14.6

13.3 13.1 12.7

14.0 13.9 13.2

13.8 13.7

11.6 11.9 12.4 13.4

11.5 11.4 10.0

8.9 10.6

10.0

11.5 11.4

9.8 10.6

9.4

10.5 10.4 10.2 10.0 9.7

8.8 9.1 9.3 9.9

8.6 7.7

6.2 5.0

7.2 6.2

8.1 8.3

6.2 8.1

6.1

6.9 6.8 7.3

6.2 5.7 6.0 6.4 6.1 6.3

5.8

4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

平均+SD 平 均 平均-SD

2)15 検査の分散分析

Fig.24 は、ASD における WISC-Ⅳの 15 下位検査 評価点平均と標準偏差である。15 下位検査ついて 一要因の分散分析(被験者内計画)を行った結果、

有 意 差 が 認 め ら れ (

F

(7.9,262.1)=2.8,

p

<.01,

ES:f=0.29,1-β=0.99)、Sidak による多重比較の結

果、「類似」と「理解」(p<.05)、「積木模様」と「理 解」(

p

<.05)、「積木模様」と「記号探し」(

p

<.05)

において有意差が認められた。

3)10 検査の分散分析

Fig.25 は、ASD における WISC-Ⅳの 10 下位検査 評価点平均と標準偏差である。10 下位検査ついて 一要因の分散分析(被験者内計画)を行った結果、

有 意 差 が 認 め ら れ (

F

(6.2,203.7)=3.8,

p

<.01,

ES:f=0.34,1-β=0.998)、Sidak による多重比較の結

果、「類似」と「理解」(p<.01)、「理解」と「積木 模様」(

p

<.05)、「積木模様」と「符号」(

p

<.05)、「積 木模様」と「記号探し」(

p

<.01)において有意差が 認められた。

Fig.24 ASD における WISC-Ⅳの 15 下位検査評価点平均と標準偏差

Fig.25 ASD における WISC-Ⅳの 10 下位検査評価点平均と標準偏差

15.3 13.8

12.8

14.0 13.8 14.9

13.3 13.1 12.7

14.0 13.8 13.7

11.6 11.9 12.4 11.5

10.0 8.9

10.6 10.0

11.5 9.8

10.6 9.4

10.5 10.0 9.7

8.8 9.1 9.3 7.7

6.2 5.0

7.2 6.2

8.1 6.2

8.1 6.1

6.9

6.2 5.7 6.0 6.4 6.1

4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

評 価 点

平均+SD 平 均 平均-SD

15.3

13.8

12.8

14.9

13.3 13.1

14.0 13.8

11.6 11.9 11.5

10.0 8.9

11.5 9.8

10.6 10.5

10.0

8.8 9.1 7.7

6.2

5.0

8.1

6.2

8.1

6.9

6.2 6.0 6.4

4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

評 価 点

平均+SD 平 均 平均-SD

Table 24

ASD における 15 %水準での下位検査の強弱の割合(%)

S NS W S NS W

類 似 22.2 72.2 5.6 37.5 62.5 0

単 語 5.6 88.9 5.6 6.3 81.3 12.5

理 解 5.6 77.8 16.7 12.5 56.3 31.3

積 木 模 様 22.2 72.2 5.6 6.3 93.8 0

絵 の 概 念 11.1 55.6 33.3 12.5 68.8 18.8

行 列 推 理 5.6 66.7 27.8 18.8 81.3 0

数 唱 12.5 62.5 25

語 音 整 列 12.5 81.3 6.3

符 号 6.3 75 18.8

記 号 探 し 0 81.3 18.8

VCIとPRIに有意差あり(18名) VCIとPRIに有意差なし(16名)

4)下位検査の強弱

日本版 WISC-Ⅳ知能検査実施・採点マニュアル

(2010)には、統計的に有意であるために必要な評 価点平均と下位検査評価点との差が示されている。

Table 24 は、ASD における 15 %水準での下位検査 の強弱の割合を示したものである。日本版 WISC-Ⅳ 刊行委員会(2010a)によれば、VCI と PRI に有意 差があった場合は、VCI 平均と PRI 平均からの各下 位検査評価点との差で強弱を検討することになって おり、このため WMI と PSI の評価点の強弱は算出さ れない。また、VCI と PRI に有意差がなかった場合 は、基本 10 検査平均からの各下位検査評価点との 差で強弱を検討することになっている。

VCI と PRI に有意差があった者 18 名では、「類似」

については4名の 22.2 %の者が強く、1名の 5.6

%の者が弱かった。「単語」については、1名の 5.6

%の者が強く、1名の 5.6 %の者が弱かった。「理 解」については、1名の 5.6 %の者が強く、3名の 16.7 %の者が弱かった。「積木模様」については、

4名の 22.2 %の者が強く、1名の 5.6 %の者が弱 かった。「絵の概念」については、2名の 11.1 %の 者が強く、6名の 33.3 %の者が弱かった。「行列推 理」については、1名の 5.6 %の者が強く、5名の 27.8 %の者が弱かった。

VCI と PRI に有意差がなかった者 16 名では、「類 似」については6名の 37.5 %の者が強く、弱かっ た者はいなかった。「単語」については、1名の 6.3

%の者が強く、2名の 12.5 %の者が弱かった。「理 解」については、2名の 12.5 %の者が強く、5名 の 31.3 %の者が弱かった。「積木模様」については、

1名の 6.3 %の者が強く、弱かった者はいなかった。

「絵の概念」については、2名の 12.5 %の者が強 く、3名の 18.8 %の者が弱かった。「行列推理」に ついては、3名の 18.8 %の者が強く、弱かった者 はいなかった。「数唱」については、2名の 12.5 % の者が強く、4名の 25 %の者が弱かった。「語音整 列」については、2名の 12.5 %の者が強く、1名 の 6.3 %の者が弱かった。「符号」については、1 名の 6.3 %の者が強く、3名の 18.8 %の者が弱か った。「記号探し」については、3名の 18.8 %の者 が弱く、強い者はいなかった。

Table 25

ASD においてプロセス分析でディスクレパンシーが 15 %水準で有意であった者と 有意であった者のうち、どちらの下位検査が高かったかの割合(%)

積木模様 - 積木模様

時間割増無 順唱 - 逆唱 絵の抹消

不規則配置 - 絵の抹消

規則配置

積木模様 > 積木模様

時間割増無 順唱 > 逆唱 絵の抹消

不規則配置 > 絵の抹消

規則配置

積木模様 < 積木模様

時間割増無 順唱 < 逆唱 絵の抹消

不規則配置 < 絵の抹消

規則配置

23.5 0

8.8 52.9 17.6

5.9 29.4 17.6

2.9

(4)プロセス分析

Table 25 は、プロセス分析(低得点の原因を明 らかにする)で、ディスクレパンシーが 15 %水準 で有意であった者の割合と、有意であった者のうち、

どちらの下位検査が高かったかの割合を示したもの である。

「積木模様」と「積木模様時間割増なし」でディ スクレパンシーがあった者は、3名の 8.8 %で、そ のうち「積木模様」>「積木模様時間割増なし」で あった者は2名の 5.9 %、「積木模様」<「積木模 様時間割増なし」であった者は1名の 2.9 %であっ た。

「順唱」と「逆唱」でディスクレパンシーがあっ た者は、18 名の 52.9 %で、そのうち「順唱」>「逆 唱」であった者は 10 名の 29.4 %、「順唱」<「逆 唱」であった者は8名の 23.5 %であった。

「絵の抹消:不規則」と「絵の抹消:規則」でデ ィスクレパンシーがあった者は、6名の 17.6 %で、

全員が「絵の抹消:不規則」>「絵の抹消:規則」

であり、「絵の抹消:不規則」<「絵の抹消:規則」

であった者はいなかった。

Table 26 ASD における PASS 標準得点と指標得点との相関(上段)及び1-

β(下段)

Table 27 標準化サンプルと ASD 間の

PASS と指標及び全検査と FSIQ における相関係数の差の有意性判定(

p

値)

WISC-Ⅳ

合成得点 プランニング 同時処理 注意 継次処理 全検査 平均 SD

.44** .42* .05 .56** .55**

.76 .72 .06 .95 .94 .10 .74** -.00 .48** .50**

.09 1.00 .05 .84 .87 .36* .41* .30 .69** .64**

.57 .69 .41 1.00 .99 .52** .01 .56** .21 .45**

.90 .05 .95 .22 .78 .49** .61** .25 .72** .76**

.86 .98 .30 1.00 1.00 DN-CAS

ワ ー キ ン ク ゙ メ モ リ ー 知 覚 推 理 言 語 理 解

*p<.05 **p<.01 下段は1-β SD

平均 全 検 査 IQ 処 理 速 度

15.6 101.5 14.3

109.2

16.4 97.7 13.2

98.2

19.7 100.5

14.0 102.2

DN-CAS総合尺度 WISC-Ⅳ

15.6 100.7

12.9 93.5

18.3 101.1

16.8 104.2

プランニング 同時処理 注意 継次処理 全検査

言 語 理 解 .63 .63 .29 .56 .97

知 覚 推 理 .16 .36 .06 .77 .36

ワ ー キ ン グ メ モ リ ー .93 .85 .44 .85 .81

処 理 速 度 .31 .19 .25 .31 .87

全 検 査 IQ .47 .44 .06 .33 .44

第3節 本邦の自閉症スペクトラム障害にお ける DN-CAS 認知評価システムと WISC-Ⅳ知能検 査との関連性

(1)PASS 標準得点と指標得点 1)相関分析

Table 26 は、DN-CAS におけるプランニング、同 時処理、注意、継次処理、全検査と、WISC-Ⅳにお ける VCI、PRI、WMI、PSI、FSIQ の Pearson の積率 相関係数及び 1-

β

を求めた結果である。同時処理と PRI、継次処理と FSIQ、全検査と FSIQ において強 い正の相関が、プランニングと VCI、プランニング と PSI、プランニングと FSIQ、同時処理と VCI、同 時処理と WMI、同時処理と FSIQ、注意と PSI、継次 処理と VCI、継次処理と PRI、継次処理と WMI、全

検査と VCI、全検査と PRI、全検査と WMI、全検査 と PSI において比較的強い正の相関が認められた

(Fig.26-1、Fig.26-2参照)。

2)標準化サンプルによるデータとの相関係数 の検定

日本版 WISC-Ⅳ刊行委員会(2010b)による WISC-Ⅳ と DN-CAS の相関(Table 2参照)と上記結果との 間で、2つの相関係数の差の有意性判定(肥田野・

瀬谷・大川,1961)を行った結果、全ての項目にお いて有意差はみられなかったが、注意と PRI、注意 と全検査 IQ に有意傾向が認められた(Table 27 参 照)。

ドキュメント内 Taro-天海修士論文リポジトリ(021 (ページ 62-117)

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