第 5 章 樹木点群および 3D 樹木モデルの精度検証
5.3 TLS-QSM 法にて構築される 3D 樹木モデルの精度検証
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98 5.3.1 精度検証の手法
精度検証の手法として、TreeQSMによって構築された3D樹木モデル(円筒状モデル)か ら、3次元座標のみを抽出する。その後、3D樹木モデルから抽出された 3次元座標点を構 築の基となった樹木点群と照合し、検索質問点(クエリ点)100)115)として、最も距離が近い 点群を検出する(Knn:最近傍隣接点探索)ことで、樹木点群から構築される3D樹木モデ ルとの距離を明らかにした(図44)。なお、クエリ点からの最近傍探索値は5とした。
図44 構築される3D樹木モデルの精度検証の手法
99 5.3.2 樹木全体での精度検証の結果
樹木全体に対しての精度検証の結果を図 45に示す。結果、平均距離 0.018mおよび標準
偏差0.016mの範囲に3D樹木モデルが構築されることが明らかとなった。
樹木点群と円筒モデルの位置差座標の表示
● 樹木点群
● 円筒モデルの位置座標
円筒モデルの位置座標をクエリとして検出 された樹木点群の最近傍点群
● 検出された最近傍点群
最近傍探索値:5 最大距離:0.441 m 平均距離:0.018 m 標準偏差:0.016 m
図45 樹木全体を対象とした3D樹木モデル構築の精度検証
100 5.3.3 枝部に対しての精度検証の結果
枝部に対しての精度検証を図46に示す。結果、平均距離0.012mおよび標準偏差0.006m の範囲に、枝モデルが生成されることが明らかとなった。
樹木点群と円筒モデルの位置差座標の表示
● 樹木点群 ● 円筒モデルの位置座標
円筒モデルの位置座標をクエリとして検出された樹木点群の最近傍点群
● 検出された最近傍点群
最近傍探索値:5 最大距離:0.041 m 平均距離:0.012 m 標準偏差:0.006 m
図46 枝部分を対象とした3D樹木モデル構築の精度検証
101 5.3.4 樹高12-17m地点での精度検証の結果
樹高12-17m付近での3D樹木モデル構築の有効性を検証するため、対象樹木から樹高約
12m以上の部分の樹木点群と3D樹木モデルの抽出をおこない精度検証をおこなった。図47
の結果から、平均距離0.018mおよび標準偏差0.011mの範囲に3D樹木モデルが構築される ことが明らかとなった。
樹木点群と円筒モデルの位置差座標の表示
● 樹木点群 ● 円筒モデルの位置座標
円筒モデルの位置座標をクエリとして検出された樹木点群の最近傍点群
● 検出された最近傍点群
最近傍探索値:5 最大距離:0.206 m 平均距離:0.018 m 標準偏差:0.011 m
図47 樹高15m付近を対象とした3D樹木モデル構築の精度検証
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