RHEL 6 KVM
DMP KVM SFHA 第 4 章 サーバー統合
単純な作業負荷に対するサーバー統合の実装 54
単純な作業負荷に対してサーバー統合を実装するには、次の手順を実行します。
1 仮想マシンに SFHA をインストールします。
p.31 の 「KVM ゲストへのストレージソリューションのインストールと設定」 を参照して ください。
2 アレイからホストにストレージをマップします。
p.42 の 「ゲストへのデバイスのマッピング」 を参照してください。
3 アレイからゲストにストレージをマップします。
4 ゲストに移動して、ディスクグループがインポート可能であることを確認します。
第 4 章 サーバー統合 55 単純な作業負荷に対するサーバー統合の実装
第 4 章 サーバー統合
単純な作業負荷に対するサーバー統合の実装 56
物理から仮想への移行
この章では以下の項目について説明しています。
■ 物理から仮想への移行
■ 物理から仮想への移行(P2V)を実装する方法
物理から仮想への移行
物理サーバーから仮想マシンへのデータの移行は困難な場合があります。物理環境か ら仮想環境への困難なデータ移行が Veritas Storage Foundation and High Availability Solutions 製品によって簡単で安全になります。
Veritas Storage Foundation and High Availability Solutions では、管理者が同じス トレージまたはテスト移行用のストレージのコピーを仮想環境に割り当て直すのみであり、
移動元から移動先にデータをコピーする必要はまったくありません。Storage Foundation
(SF)、Storage Foundation HA(SFHA)、または Storage Foundation Cluster File System HA(SFCFSHA)を使用したデータ移行は、中央の 1 つの場所、つまり Storage Foundation 管理ホストによって利用されるアレイからすべてのストレージを移行する方 法で実行できます。
物理から仮想への移行(P2V)では、物理サーバーから仮想化ゲストにデータを移行す る必要があります。LUN は、最初にホストへと物理的に接続された後、ホストからのゲスト へと KVM でマップされます。
ホストに SF、SFHA、または SFCFS がない場合は、ゲストへのマッピングがあるストレージ デバイスを識別する必要があります。ホストに SF、SFHA、または SFCFS を置くと、マップ 対象のストレージデバイスを迅速で確実に識別できます。ホストで DMP を実行している 場合は、DMP デバイスを直接マップできます。Veritas Storage Foundation and High
Availability Solutions 製品は、別の方法では面倒で時間のかかるプロセスに管理性と
操作性を追加します。
5
物理から仮想への移行( P2V )を実装する方法
物理サーバーから仮想化ゲストにデータを移行すると、LUN は、最初にホストへと物理 的に接続された後、ホストからのゲストへと KVM でマップされます。
この使用事例はサーバー統合の場合に非常に類似しており、手順はほとんど同じです。
物理から仮想への移行は、サーバー統合を実現するために使うプロセスです。
この使用例では、KVM ゲストの KVM ホストと Veritas Storage Foundation に Veritas Storage Foundation HA または Veritas Storage Foundation Cluster File System HA が必要です。セットアップ情報:
p.33 の 「ホストでのストレージソリューションのインストールと設定」 を参照してください。
p.31 の 「KVM ゲストへのストレージソリューションのインストールと設定」 を参照してくだ さい。
2 つのオプションがあります。
■ SFHA Solutions 製品が物理サーバーと仮想ホストの両方でインストールされている
場合、マッピングが必要な LUN の識別は簡単です。LUN を仮想ホストに接続した ら、ディスクグループ内でマッピングが必要なデバイスを識別するために「vxdisk -o alldgs list」を使うことができます。
■ Veritas Storage Foundation and High Availability Solutions (SFHA Solutions) 製品が仮想ホストでインストールされておらず、物理サーバーが Linux システムの場 合、マッピングが必要なデバイスは、物理サーバーのデバイス ID を使って識別でき ます。
ホストとゲストに Storage Foundation がある場合に物理から仮想への移行(P2V)を実 装するには、次の手順を実行します。
1 マッピングが必要なデバイスの Linux デバイス ID を見つけます。
# vxdg list diskgroup
2 ディスクグループの各ディスクに対して、次のコマンドを実行します。
# vxdmpadm getsubpaths dmpnodename=device
# ls -al /dev/disk/by-id/* | grep subpath
Storage Foundation がホストにインストールされていない場合は、物理サーバーを廃止
する前に、デバイスのシリアル番号を使用して、マップを必要とする LUN を識別します。
LUN は永続的な「by-path」デバイスリンクを使用しているゲストにマップできます。
Storage Foundation がホストにインストールされていない場合に物理から仮想への移 行(P2V)を実装するには、次の手順を実行します。
1 物理サーバーで、KVM ホストにマップする必要のある LUN を識別します。
第 5 章 物理から仮想への移行
物理から仮想への移行(P2V)を実装する方法 58
■ ディスクおよび関連付けられたディスクグループのリストを収集します。
# vxdisk -o alldgs list
DEVICE TYPE DISK GROUP STATUS
disk_1 auto:none - - online invalid
sda auto:none - - online invalid
3pardata0_2 auto:cdsdisk disk01 data_dg online 3pardata0_3 auto:cdsdisk disk02 data_dg online
■ ディスクとディスクシリアル番号のリストを収集します。
# vxdisk -p -x LUN_SERIAL_NO list DEVICE LUN_SERIAL_NO
disk_1 3JA9PB27
sda 0010B9FF111B5205
3pardata0_2 2AC00002065C 3pardata0_3 2AC00003065C
2 物理コンピュータのディスクグループをデポートします。
第 5 章 物理から仮想への移行 59 物理から仮想への移行(P2V)を実装する方法
3 仮想化ホストに LUN をマップします。
仮想化ホストで、シリアル番号を使用して、ディスクグループの一部を構成していた LUN を識別します。udev データベースを使用して、マップされる必要のあるホスト のデバイスを識別できます。
# udevadm info --export-db | grep -v part |
grep -i DEVLINKS=.*200173800013420d0.* | ¥ cut -d¥ -f 4
/dev/disk/by-path/pci-0000:0a:03.0-fc-0x20210002ac00065c:0x0020000 /dev/disk/by-path/pci-0000:0a:03.1-fc-0x21210002ac00065c:0x0020000
# udevadm info --export-db | grep -v part |
grep -i DEVLINKS=.*200173800013420d0.* | ¥ cut -d¥ -f 4
/dev/disk/by-path/pci-0000:0a:03.0-fc-0x20210002ac00065c:0x0040000 /dev/disk/by-path/pci-0000:0a:03.1-fc-0x21210002ac00065c:0x0040000
ゲストに LUN をマップします。 この例では複数のパスがあるため、4 つのすべての パスに対する一貫性のあるデバイスマッピングを確保するように、パス同期リンクを 使用できます。
# virsh attach-disk guest1 ¥
/dev/disk/by-path/pci-0000:0a:03.0-fc-0x20210002ac00065c:0x0020000 ¥ vdb
# virsh attach-disk guest1 ¥
/dev/disk/by-path/pci-0000:0a:03.1-fc-0x21210002ac00065c:0x0020000 ¥ vdc
# virsh attach-disk guest1 ¥
/dev/disk/by-path/pci-0000:0a:03.0-fc-0x20210002ac00065c:0x00040000 ¥ vdd
# virsh attach-disk guest1 ¥
/dev/disk/by-path/pci-0000:0a:03.1-fc-0x21210002ac00065c:0x00040000 ¥ vde
4 デバイスがゲストに正しくマップされることを確認します。設定変更は、ゲストを再定 義することによって永続的にすることができます。
# virsh dumpxml guest1 > /tmp/guest1.xml
# virsh define /tmp/guest1.xm
手順の例では、ストレージをマップするため、DMP デバイスを使用してディスクグループ data_dg は guest1 にマップされます。
第 5 章 物理から仮想への移行
物理から仮想への移行(P2V)を実装する方法 60
ゲストとホストに Storage Foundation がある場合に物理から仮想への移行(P2V)を実 装するには、次の手順を実行します。
1 仮想化ホストに LUN をマップします。
2 仮想化ホストで、マップを必要とするデバイスを識別します。たとえば、デバイスグ ループ data_dg のあるデバイスは guest1 にマップされます。
# vxdisk -o alldgs list |grep data_dg
3pardata0_1 auto:cdsdisk - (data_dg) online 3pardata0_2 auto:cdsdisk - (data_dg) online
3 ゲストにデバイスをマップします。
# virsh attach-disk guest1 /dev/vx/dmp/3pardata0_1 vdb Disk attached successfully
# virsh attach-disk guest1 /dev/vx/dmp/3pardata0_2 vdc Disk attached successfully
4 ゲストで、すべてのデバイスが正しくマップされることと、ディスクグループが利用可 能であることを確認します。
# vxdisk scandisks
# vxdisk -o alldgs list |grep data_dg
3pardata0_1 auto:cdsdisk - (data_dg) online 3pardata0_2 auto:cdsdisk - (data_dg) online
5 仮想化ホストでゲストを再定義して、マップを永続的にします。
# virsh dumpxml guest1 > /tmp/guest1.xml
# virsh define /tmp/guest1.xml
新しい仮想マシンを設定する場合に、Veritas Volume Manager ボリュームをブートデ バイスとして使うには、次の手順を実行します。
1 Red Hat 社が推奨する手順に従って、VM ゲストをインストールしてブートします。
ブートデバイスに管理対象ストレージまたは既存ストレージを選択するように求めら れた場合は、VxVM ストレージボリュームブロックデバイスへの絶対パスを使用しま す(たとえば、/dev/vx/dsk/boot_dg/bootdisk-vol)。
2 virsh-installユーティリティを使用する場合は、--disk パラメータとともに VxVM ボリュームブロックデバイスへの完全パスを入力します(たとえば、--disk
path=/dev/vx/dsk/boot_dg/bootdisk-vol)。
第 5 章 物理から仮想への移行 61 物理から仮想への移行(P2V)を実装する方法
第 5 章 物理から仮想への移行
物理から仮想への移行(P2V)を実装する方法 62
簡素化した管理
この章では以下の項目について説明しています。
■ 簡素化した管理
■ ゲスト仮想マシンのストレージのプロビジョニング
■ ブートイメージの管理
簡素化した管理
オペレーティングシステムのホスティング方法にかかわらず、一貫して使えるストレージ管 理ツールによって、管理にかかる時間が短縮され、環境の複雑さを緩和できます。Veritas Storage Foundation and High Availability Solutions は、非仮想環境と同じコマンド セット、ストレージの名前空間、環境を提供します。
この使用例では、KVM ホストに Veritas Storage Foundation HA または Veritas Storage Foundation Cluster File System HA が必要です。セットアップ情報:
p.33 の 「ホストでのストレージソリューションのインストールと設定」 を参照してください。
ゲスト仮想マシンのストレージのプロビジョニング
ボリュームは、VM ゲスト内でデータディスクまたはブートディスクとしてプロビジョニングで きます。
■ データディスク: アレイ間でデータをミラー化する利点があります。
■ ブートディスク: アレイ間で移行する機能が提供されます。
実行中のゲスト仮想マシンに対して VxVM ストレージボリュームをデータディスクとして追 加するには、次の方法で行います。
■ libvirt GUI の使用
■ virsh コマンドラインの使用