第 3 章 初歩の RTLinux プログラミング 27
4.2 RTLinux対応ソフトウェアのインストール
4.2 RTLinux 対応ソフトウェアのインストール
それでは、GPG-2000(デジタル入出力I/Oモジュール Linux/RTLinux対応ドライバソフトウェア)を 例に、インストールの手順を説明します。
(1)ソフトウェアの入手
Linux/RTLinux対応ドライバソフトウェアの入手方法については、弊社カスタマーサポートセンタ までお問い合わせください。
(2)インストールFD(フロッピーディスク)の確認
インストールFDの準備ができたら、ドライブに挿入してマウントを行い、インストールFDの内容 を確認してください。
# mount –t vfat /dev0/fd0H1440 /mnt/floppy # ls /mnt/floppy
pg2000i.tgz gpg2000.ver readme.txt install
展開後のファイル構成が以下のようになっているか確認してください。
rgpg2000.(アーキテクチャ名).tgz RTLinux用アーカイブ ※1
common.tgz 共通モジュール用アーカイブ
readme.txt 最新情報記載ファイル
instal インストール用シェルスクリプト
install_ja.txt インストール補助ファイル
product.txt インストール補助ファイル
sh4.txt インストール補助ファイル※2
※1
Web版には含まれていません。
※2
IBM PC/AT互換機用には含まれていません。
(3)インストーラの起動
インストールFDからinstallを実行すると、インストール画面が表示されます。
画面の指示に従って、インストールを実行してください。
# sh install
**************************************************************
GPG-2000 DIO(PCI/C-PCI)Linux/RT
File Name : INSTALL Version : 1.0 Copyright 2003 Interface Corporation. All right reserved.
**************************************************************
インストールするドライバを選択してください。
Linuxドライバ(l) RTLinuxドライバ(r) 中止(q)
選択:t
Linux用のドライバのみをインストールする場合は「l」、RTLinux用のドライバのみは「r」を入力
してEnterキーを押します。
--- GPG-2000 DIO(PCI/C-PCI)Linux/RT
アプリケーションのインストール先の選択
---
このディレクトリにインストールするには[OK(y)]を選択 してください
別のディレクトリにインストールする場合は[変更(C)]を 選択してください
インストールディレクトリ=/usr/src/interface [OK(y)] [変更(c)] [戻る(b)] [中止(q)]
選択:y
次にインストールを行うディレクトリを決定します。
デフォルトでは「/usr/src/interface」となっていますが、インストール場所を変更したい場合は「c」、
そのままデフォルトにインストールする場合は「y」を入力してから、Enterキーを入力します。
--- GPG-2000 DIO(PCI/C-PCI)Linux/RT
セットアップタイプ
---
標準(t) カスタム(u)
[戻る(b)] [中止(q)]
選択:t
セットアップタイプの選択を行います。
「標準(t)」でインストールを行うと、全てのファイルをインストールします。
必要なファイルのみを選択してインストールする場合は、カスタムの「u」を入力してEnterキーを 押します。
--- GPG-2000 DIO(PCI/C-PCI)Linux/RT
コンポーネントの選択
---
Linux
+ ■ 開発環境(d) + ■ セットアップ(s)
■:設定 □:解除 [戻る(b)] [中止(q)]
選択:
カスタムを選択すると、インストールするコンポーネントを選択する画面が表示されます。ここ で、コンポーネントを選択して、さらに詳細なインストールファイルの選択へ進みます。
各コンポーネントはそれぞれ以下の様な特長を持ちます。
開発環境
開発用のファイルをまとめたコンポーネントです。ドライバのオブジェクト,ソースファイル,サンプルプ ログラムのソースファイル,API関数のライブラリ,ドキュメント等が含まれます。
セットアップ
開発用のファイルをまとめたコンポーネントです。ドライバのオブジェクト,API関数のライブラ リ,デバイス設定ユーティリティ等が含まれます。
--- GPG-2000 DIO(PCI/C-PCI)Linux/RT
開発環境コンポーネントの選択
---
Linux
+ 開発環境(d)
+ □ 1: ドキュメント + □ 2: インクルードヘッダ
+ ■ 3: ドライバソースオブジェクト + □ 4: ライブラリ
+ ■ 5: サンプルプログラム + ■ 6: 共通モジュール + ■ 7: 共通ユーティリティ
■:設定 □:解除 [OK(y) ] [戻る(b)] [中止(q)]
選択:
インストールを行うコンポーネントに対応する番号を入力すると、コンポーネント名の左にある チェックボックスの設定/解除が切り替わります。
全ての設定が完了したら、「b」を入力してコンポーネントの選択から戻ります。
--- GPG-2000 DIO(PCI/C-PCI)Linux/RT
---
ファイルをインストールしてよろしければ [OK]を選択してください。
[OK(y) ] [戻る(b)] [中止(q)]
選択:
ここで、ファイルをインストールして良いかを確認してきますので、問題なければ「y」を入力し てインストールを開始してください。
--- GPG-2000 DIO(PCI/ C-PCI)Linux/RT
ファイルのコピー
---
gpg2000/i386/rtl/drivers/ver2404/rcp2000.o 書庫内のファイル = 2002-2-14 16:25:14
/lib/modules/2.4.4-rtl/misc/rcp2000.o インストール先 = 2002-2-14 16:26:42 タイムスタンプが異なりますが上書きしますか?
[はい(y) ] [いいえ(n)] [全て上書き(a)]
選択:
もし、すでにインストールされているファイルが存在する場合には、タイムスタンプを表示して ファイルの上書きを確認しますので、書庫内のファイルのタイムスタンプが新しければ上書きす るようにしてください。
(後述するデバイス番号の設定ユーティリティは、全カテゴリで共通のプログラムを使用します。
他のGPGシリーズのソフトウェアがインストールされた状態でインストールを行うと、上記の様 な上書き確認を行いますのでタイムスタンプを確認して新しいバージョンのファイルを残すよう にしてください。)
ドライバ等のファイルのコピーが完了後、コンポーネントの選択で標準もしくはセットアップを 選択していた場合は、デバイス番号の設定ユーティリティが起動します。
デバイス番号設定プログラムが起動すると、現在コンピュータもしくはユニットに設置されてい る弊社PCIデバイスが表示されますので、各デバイスに対してユニークなデバイス番号を割り振 ります。デフォルトで割り振られる番号を使用する場合には、そのまま終了してください。
デバイス番号の設定が終了すると、GP-IB I/Oモジュール等の一部の型式では、I/Oモジュールの 初期値を設定する初期設定プログラムが起動します。(GPG-2000をご使用の場合は初期設定プロ グラムは起動しません。)
全ての設定が完了後、下記のような画面が表示されます。
--- GPG-2000 DIO(PCI/ C-PCI)Linux/RT
インストールファイルの完了
---
readme.txtを表示しますか?[y/n]y
最後にreadme.txtの表示を確認しますので、readme.txtを読む場合は「y」、読まない場合は「n」を 入力してください。
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GPG-2000 DIO(PCI/ C-PCI)Linux/RT 最新情報ドキュメント 株式会社インタフェース
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● お問い合わせ
● 改訂履歴
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| 1.00-01 | 新規作成 | +---+---+
[製品概要]
[対象I/Oモジュール]
[ファイル一覧]
--続ける--
「y」を選択すると、readme.txtの内容が表示されますので、Enterキーで画面をスクロールさせて 読み進んでください。(「q」を入力するとで終了します。)
以上でドライバソフトウェアのインストールは完了です。
(4)ドライバモジュールの組み込みに失敗した場合
インストールの途中でドライバモジュールの組み込みに失敗した場合には、「gpg-2000.oの組み込 みに失敗しました」というようなメッセージが表示されます。
ドライバのコンパイルを行った環境と組み込みを行う環境でカーネルのバージョンが異なる場合 には、ドライバのモジュール組み込み時にエラーが発生する場合があります。
弊社が標準で用意しているドライバモジュールの対応カーネルバージョンを下表に示します。
カーネルバージョン RTLinux対応ドライバ Linux対応ドライバ
2.2.18 ― ○
2.2.19 ○ ―
2.4.4 ○ ○
○:対応ドライバを標準で用意
※ RTLinux 3.1はカーネル2.2.19および2.4.4に対応しています。
※ 各ドライバソフトウェア製品と対応カーネルは、各製品のReadmeにてご確認 ください。
これら以外のカーネルバージョンのLinux, RTLinuxにドライバをインストールする場合には、一度 全てのファイルをインストール後に、ドライバモジュールの再コンパイルを行うことで、ご使用 の環境で使用可能なドライバモジュールを作成できます。
installスクリプトを実行時に、標準もしくは開発環境のコンポーネントを選択してインストールを行い ます。
インストールが完了したら、インストールを行ったディレクトリに移動して、ドライバモジュールの makeを実行してください。
# cd /usr/src/interface/gpg2000/i386/rtl/drivers/src # make
makeが完了後、/lib/modules/2.4.4-rtl/miscディレクトリに移動して、insmodコマンドを実行してモ ジュールの組み込みを行います。
# cd /lib/modules/2.4.4-rtl/misc # insmod rcp2000.o
インストール時、当該ディレクトリにパスが追加されているので、次のようにモジュールを組み 込むこともできます。
# insmod rcp2000 ← .oを付けずに、組み込む
モジュールの組み込みに成功したら、GPG-2000の場合、新たにデバイスノードを作成する必要が ありますので、デバイス番号設定ユーティリティ(dpg0101)を実行してデバイスノードの作成を行 ってください。
# dpg0101
**************************************************
Setup Utility
--- Version: 1.03-04
--- Copyright 2003 Interface Corporation.
All rights reserved.
**************************************************
Enter the model number of the product: GPG/GPH-2000
デバイス番号設定ユーティリティ(dpg0101)を起動すると上記の様な画面が表示されます。ここで、
設定を行いたいドライバソフトウェアの型式を入力して、デバイス番号の設定を行ってください。
(デバイス番号設定ユーティリティの詳細については、各ソフトウェアのHelpを参照してくださ い。)
以上で、手動によるデバイスドライバの組み込みは完了です。