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RAIDシステムのコンフィグレーション

ドキュメント内 Express5800/110Geユーザーズガイド (ページ 106-111)

ここでは、本装置のオンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)を使用して、

内蔵のハードディスクドライブを RAIDシステムとして使用する方法について説明します。オ プションのRAIDコントローラ(N8103-116/117)によるRAIDシステムの使用方法について は、オプションに添付の説明書などを参照してください。

RAIDの概要

RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)とは

直訳すると低価格ディスクの冗長配列となり、ハードディスクドライブを複数まとめて扱う技 術のことを意味します。

つまり RAIDとは複数のハ ードディスクドラ イブを1つ のディスクアレイ (ディスクグループ ) として構成し、これらを効率よく運用することです。これにより単体の大容量ハードディスク ドライブより高いパフォーマンスを得ることができます。

オンボードのRAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)では、1つのディスクグルー プを複数の論理ドライブ(バーチャルディスク)に分けて設定することができます。

これらの論理ド ライブは、OSからそ れぞれ1つの ハードディスクドライブと して認識されま す。OSからのアクセス は、ディスクグループを構成している複数のハードディスクドライブ に対して並行して行われます。

また、使用するRAID レベルによっては、あるハードディスクドライブに障害が発生した場合 でも残っているデータやパリティからリビルド機能によりデータを復旧させることができ、高 い信頼性を提供することができます。

RAIDレベルについて

RAID機能を実現する記録方式には、複数の種類(レベル)が存在します。その中でオンボードの RAID コン ト ロー ラ(LSI Embedded MegaRAID) が サポ ー トす るRAID レ ベル は、「RAID 0」

「RAID 1」「RAID 10」です。ディスクグループを作成する上で必要となるハードディスクドラ イブの数量はRAIDレベルごとに異なりますので、下の表で確認してください。

RAIDについて

RAIDレベル 必要なハードディスクドライブ数

最小 最大

RAID0 1 4

RAID1 2 2

RAID10 4 4

各RAIDのレベル詳細は、「RAIDレベル」(208ページ)を参照してください。

ヒント

ディスクグループは複数のハードディスクドライブをグループ化したものを表します。設定可 能なディスクグループの数は、ハードディスクドライブの数と同じ数です。

次の図はオンボードの RAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)にハードディスクドラ イブ を2台接続し、2台で1つのディスクグループ(DG)を作成した構成例です。

バーチャルディスク(Virtual Disk)

バーチャルディスクは作成したディスクグループ内に、論理ドライブとして設定したものを表 し、OSからは物理ドライブとして認識されます。設定可能なバーチャルディスクの数は、ディ スクグループ当たり最大8個、コントローラ当たり最大8個になります。

次の図はオンボードの RAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID)にハードディスクドラ イブを2台接続し、2台で1つのディスクグループを作成し、ディスクグループにRAID1のバー チャルディスク(VD)を2つ設定した構成例です。

RAIDコントローラ

ハードディスク ドライブ1

(80GB)

ハードディスク ドライブ2

(80GB)

DG0 容量 160GB

RAIDコントローラ

ハードディスク ドライブ1

(80GB)

ハードディスク ドライブ2

(80GB)

DG0 容量 160GB

VD0 (RAID1)  容量 50GB

VD1 (RAID5)  容量 30GB VD0-1

50GB

VD0-2 50GB

VD1-1 30GB

VD1-2 30GB

ホットスペア(Hot Spare)

ホットスペアとは、冗長性のある RAIDレベルで作成したディスクグループを構成するハード ディスクドライブに障害が発生した場合に、代わりに使用できるように用意された予備のハー ドディ スクドライ ブ です。ハ ードディス クドライ ブ の障害 を検出す ると、障害を検 出した ハードディスクドライブ を切り離し(オフライン)、ホットスペアを使用してリビルドを実行し ます。

RAIDレベル

オンボ ードのRAID コントロ ーラ(LSI Embedded MegaRAID)が サポートし ている RAIDレベ ルについて詳細な説明をします。

オンボードの RAIDコントローラ(LSI Embedded MegaRAID) がサポートするRAIDレ ベルは、

「RAID 0」「RAID 1」「RAID 10」です。

RAIDレベルの特徴

各RAIDレベルの特徴は下表の通りです。

レベル 機 能 冗長性 特 長

RAID0 ストライピング なし データ読み書きが最も高速

容量が最大

容量 = ハードディスクドライブ1台の容量    x ハードディスクドライブ台数

RAID1 ミラーリング あり ハードディスクドライブが2台必要

容量 = ハードディスクドライブ1台の容量 RAID10 RAID1のストライピング あり ハードディスクドライブが4台以上必要

容量 = ハードディスクドライブ1台の容量    x (ハードディスクドライブ台数÷2)

データを各ハードディスクドライブへ分散して記録します。この方式を「ストライピング」と 呼びます。

図ではストライプ1(ハードディスクドライブ1)、ストライプ2(ハードディスクドライブ2)、ス トラ イプ3( ハードディスクド ライブ3)・・・というよ うにデータが記 録されます。すべての ハードディスクドライブに対して一括してアクセスできるため、最も優れたディスクアクセス 性能を提供することができます。

「RAID1」について

1つ のハードディスクドラ イブ に対しても う1つのハ ードディスクドライブ へ同じデータを 記録する方式です。この方式を「ミラーリング」と呼びます。

1台 のハードディスク ドライブ にデ ータを記録すると き同時に別のハード ディスクドライブ に同じデー タが記録されます。一方のハードディスクドライブ が故障したときに同じ内容が 記録されてい るもう一方のハードディスクドライブ を代わりとして使用することができるた め、システムをダウンすることなく運用できます。

RAID0 はデータの冗長性があ りません。ハードディスク ドライブが故障する とデータの復旧ができません。

重要

RAIDコントローラ

ストライプ1 ストライプ4

ストライプ2 ストライプ5

ストライプ3 ストライプ6 ハード

ディスク ドライブ1

ハード ディスク ドライブ2

ハード ディスク ドライブ3

RAIDコントローラ

ストライプ1 ストライプ2

ストライプ1 ストライプ2 ハード

ディスク ドライブ1

ハード ディスク ドライブ2

「RAID10」について

データを2つのハードディスクドライブ へ「ミラーリング」方式で分散し、さらにそれらのミ ラーを「スト ライピング」方 式で記録し ますので、RAID0 の高い ディスクア クセス性能 と、

RAID1 の高信頼性を同時に実現することができます。

RAIDコントローラ

ストライプ3 ストライプ1

RAID1

RAID0 ストライプ5

ストライプ3 ストライプ1

ストライプ5

ストライプ4 ストライプ2

ストライプ6

ストライプ4 ストライプ2

ストライプ6 ハード

ディスク ドライブ1

ハード ディスク ドライブ2

ハード ディスク ドライブ3

ハード ディスク ドライブ4

RAID1

本 装置 のオン ボー ドの RAIDコン トロ ーラ (LSI Embedded MegaRAID)を使 用し て、内蔵の ハードディスクドライブをRAIDシステムとして使用する方法について説明します。

ハードディスクドライブの取り付け

装置に構築したい RAIDレベルの最小必要台数以上のハードディスクドライブを取り付けてく ださい。取り付け手順については、「ハードディスクドライブの取り付け」(211ページ)を参 照してください。

RAIDシステムの有効化

取り付けたハード ディスクドライブは、単一のハードディスクドライブか、RAIDシステムの ハードディスクドライブのいずれかで使用することができます。

RAIDシステム として使用するためには、マザーボードのジャンパスイッチ設定を変更してく ださい。

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