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QSPI を使用したブートローダの生成例

ドキュメント内 Arria 10 SoCブート・ユーザーガイド (ページ 30-35)

1. SoC EDSエンベデッド・コマンドシェルを起動します

$ ~/altera/15.0/embedded/embedded_command_shell.sh

2. SoC EDSエンベデッド・コマンドシェルからBSPエディタ・ツールを起動します

$ bsp-editor

3. File > New HPS BPSを選択し、画面上で新規にHPS BSP を作成した後、以下をコンフィギュ レーションします

a. Preloader settingsディレクトリでハードウェアHPSハンドオフ・フォルダを指定します

b. Specify the boot loader sources folder in the BSP target directoryテキスト・ボックスでブート ローダ・ソース・フォルダを指定します

c. BSP Settings File nameテキスト・ボックスでブートローダ・コンフィギュレーションおよ

び設定ファイルを指定します

30 QSPIブート・デバイスを使用したブートローダの生成 2015.10.30UG-1171

図23: 新規のBSPエディタ画面の選択

UG-1171

2015.10.30 QSPIを使用したブートローダの生成例 31

図24: 新規のBSP設定のコンフィギュレーション

4. 各項目の設定完了後、OKをクリックし、mainメニュー・タブでソースboot_device(QSPI)

を指定します

注意: .rbfファイルは、SD/MMCからブートする場合にのみ適用されます。QSPIコンフィギ ュレーションでは、これらのテキスト・ボックスに変更を加える必要はありませんが、

その代わりに変換スクリプトを介してシングル.rbfファイルを作成する必要がありま す。

32 QSPIを使用したブートローダの生成例 2015.10.30UG-1171

図25: BSPエディタ画面でQSPIデバイスからブートを選択する

5. Generateを選択すると、BSPターゲット・ディレクトリとして指定したフォルダ内にブート

ローダおよびU-Bootソース・ファイルが作成されます

6. U-Bootブートローダ・ソース・フォルダを移動し、イメージをビルドします

$ cd ~/a10_soc_devkit_ghrd/software/arria10_uboot_bsp

$ make

以下のアイテムが~/a10_soc_devkit_ghrd/software/arria10_uboot_bsp/フォルダ内に生成されま す。

表5: ブートローダ実行可能イメージ

ファイル 説明

u-boot_w_dtb.bin デバイス・ツリー・バイナリを持つU-boot実行可能ファ

イル

uboot_w_dtb-mkpimage.bin mkpimageヘッダを持つU-boot実行可能ファイル

注意: 第2ステージ・ブートローダ・ソースとしてUEFIの使用を選択する場合は、この段階 で「付録 B:UEFIブートローダのビルド」を参照してください。

UG-1171

2015.10.30 QSPIを使用したブートローダの生成例 33

7. QSPIからブートする場合、FPGAコア・ファブリック・コンフィギュレーションとI/Oリン グ設定の両方を含むシングル.rbfファイルが必要です。これは、別の.rbfファイルが必要な

SD/MMCブートとは異なる要件です。エンベデッド・コマンドシェルで以下を入力すること

で変換を実行することができます。

$ ~/altera/15.0/embedded/embedded_command_shell.sh

$ cd ~/a10_soc_devkit_ghrd/

$ quartus_cpf -c -o bitstream_compression=on output_files/ghrd_10as066n2.sof output_files/ghrd_10as066n2.rbf

このコマンドにより、FPGAファブリックとI/Oリング・コンフィギュレーションが組み合わ されたファイルがghrd_10as066n2.rbfという名称で~/a10_soc_devkit_ghrd/output_files/フォル ダに作成されます。

8. U-BootソフトウェアがFPGAイメージ・ファイルのロードが可能となる前に、長さやCRCと

いったイメージの情報が必要です。このような情報は、エンベデッド・コマンドシェルより mkimageツールを実行することでU-bootツールへ渡されます。

$ ~/altera/15.0/embedded/embedded_command_shell.sh

$ cd ~/a10_soc_devkit_ghrd/

$ mkimage -A arm -T firmware -C none -O u-boot -a 0 -e 0 -n "A10 GHRD RBF" -d output_files/ghrd_10as066n2.rbf output_files/ghrd_10as066n2.rbf.bin

このコマンドにより、U-BootヘッダにラップされたFPGAファブリックとI/Oリング・コン フィギュレーションが組み合わされたファイルが作成されます。生成されるファイルの名称 はghrd_10as066n2.rbf.binファイルで、~/a10_soc_devkit_ghrd/output_files/ghrd_

10as066n2.rbf.binフォルダ内に位置します。

9. HPS Flash Programmerは、U-Bootとデバイス・ツリーのイメージ、および.rbfファイルをQSPI ブート・カードへ書き込むために使用します。HPS Flash Programmerへの入力ファイルには 常に.bin拡張子が必要です。ファイルにこの拡張子がない場合、ファイル名を変更する必要 があります。U-Bootとデバイス・ツリーのイメージをQSPIへ書き込むには、以下のコマン ドを入力します。

$ ~/altera/15.0/embedded/embedded_command_shell.sh

$ quartus_hps -c 1 -o PV ~/a10_soc_devkit_ghrd/software/arria10_uboot_bsp/

uboot_w_dtb-mkpimage.bin

このコマンドの完了には2分ほど要します。

10.QSPI.rbfファイルを書き込むには、以下のコマンドを入力します。

$ ~/altera/15.0/embedded/embedded_command_shell.sh

$ quartus_hps -c 1 -o PV -a 0x720000 ~/a10_soc_devkit_ghrd/output_files/

ghrd_10as066n2.rbf.bin

このコマンドの満了には45分ほど要します。アルテラは、現段階ではHPS Flash Programmer を使用したプログラミングを推奨していますが、今後のアップデートでは、これらのステッ プを高速化を図るにはU-Bootコンソールの使用を推奨します。

11.ボードに電力を供給します。QSPIからブートし、U-Bootコンソールで停止します。

関連情報

• 19ページのQuad SPIフラッシュ・メモリ

に関する詳細情報はこの項を参照してください。

34 QSPIを使用したブートローダの生成例 2015.10.30UG-1171

Altera SoC Embedded Design Suite User Guide

必要なソフトウェア開発タスクについての詳細情報です。

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