• 検索結果がありません。

概要

製品にログインすると、「Port Access」タブの「Connections」メニューの画面が初期表示されま す。

Web ブラウザインターフェース

GUI インターフェース

ページは大きく数箇所にわかれており、ユーザーがアクセスできるポートがすべて左側のポート 一覧に表示されます。また、サイドバーの下には、ポートの表示方法を切り替えるボタンがありま す。

メインパネルの上部にあるタブをクリックすると、そのポートに関連した情報や設定オプションのメ ニューに移動します。中央のメインパネルには、各ポートの詳細一覧およびポートアクセスの方法 を表示します。

ポート選択バー

すべてのスイッチとポート(カスケード接続されたKVMスイッチおよびそのスイッチ上のポートを含 む)は、画面左側のサイドバーにツリー形式で一覧表示されます。

ポート選択ツリー

◆ 各ポートのポートIDはポートアイコンの隣にあるカッコの中に表示されます。ポートにそれぞれ 固有の名前をつけると簡単に識別することができます。(p.126「ポートネームの設定」参照)

◆ オンラインの KVM スイッチやポートには、モニターが薄緑色になったアイコンが表示されます。

モニターが灰色のアイコンはそのデバイスがオフラインであることを表しています。

◆ ポートにアクセスする場合は、対象となるポートのアイコンをダブルクリックしてください。ポート の操作方法に関する詳細は第11章で説明します。

ポートビュー

Webブラウザを使ってアクセスした場合、ポートの数だけポートビューワーを起動することができま

すが、参照できるポートの数は、現在使用しているKVMスイッチが対応しているバス数に応じて変 わります。例えば、使用しているKVMスイッチが最大4バスに対応している場合、5番目のビューワ ーには最初のビューワーがアクセスしているポートが、6番目のビューワーには2番目のビューワー がアクセスしているポートがそれぞれ表示されます。

GUIアプリケーションツールを使用した場合は、一度に1ポートしかアクセスすることができません。

2つのポートに同時にアクセスする場合は、ツールを別々に起動する必要があります。

ポートユーティリティー

アプリケーション版の「Port Access」タブには、デバイスツリーを操作する便利な方法があります。

サイドバーでアイテムを右クリックすると、サブメニューリストがポップアップ表示されます。リストのア イテムは、現在ログインしているユーザーのタイプや、選択されているデバイスの種類(KVM スイッ チまたはポート)によっても変わります。下図はこのリストで表示されるメニューの一覧です。

設定項目の詳細は下表のとおりです。

アイテム ユーザータイプ 説明

Expand/Collapse Administrator User

◆ デバイスのポートがネストしている(表示されてい ない)場合、メニューリストには「Expand」が表示さ れます。ツリーを開いてポートを表示する場合は

「Expand」をクリックしてください。

◆ デバイスのポートが表示されている場合、メニュ ーリストには「Collapse」が表示されます。ポート を非表示にする場合は「Collapse」をクリックして ください。

注意:

1. この項目はKVMスイッチ、またはその先に子機 の KVM スイッチが接続しているポートの場合に のみ表示されます。

2. これはツリービューのアイコンの隣にある「+」また は「-」を操作した場合と同じ機能を提供します。

Rename Administrator

User

デバイスの識別を容易にするために、KVMスイッチ、

ポートはそれぞれ名前を設定することができます。こ の機能は、特に大規模なサーバーシステムを管理す る際に便利です。ポートネームの設定に関する詳細

はp.126をご参照ください。

Properties Administrator KVMスイッチやポートのプロパティを設定します。

◆ KVM スイッチの場合、このメニューを選択すると

「Device Management」タブを表示します。設定 の詳細に関してはp.166をご参照ください。

◆ ポートの場合、そのポートの設定ダイアログが表

アイテム ユーザータイプ 説明

Export Configuration

Administrator KVM スイッチのアイコンを右クリックしたときのみこの

メニューが表示されます。KVMスイッチの設定を外部 ファイル(SysConfig.cfg)にエクスポートします。ファイ ルを保存する場合は、このメニューをクリックし、ファイ ルの保存フォルダーをダイアログから選択して「Save」

ボタンをクリックしてください。

Import Configuration

Administrator KVM スイッチのアイコンを右クリックしたときのみこの

メニューが表示されます。過去に保存した設定ファイ ルをインポートすることができます。このメニューをクリ ックし、インポートする設定ファイルを選択し、インポ ートする項目を選択してから「Import」ボタンをクリック してください。

ポートプロパティ

ポップアップメニューから「Properties」を選択すると、以下のような選択ポートの設定を行うダイア ログが表示されます。

注意: 複数のポートに対し同時に設定を行いたい場合は、「Device Management」タブの

「Customization」メニューにある「Adapter Attributes」機能を使うと作業が簡単に行え ます。詳細に関してはp.189「Customizationメニュー」をご参照ください。

各設定項目の詳細に関しては下表をご参照ください。

項目 説明

Port OS ポートに接続されているコンピューターで使用されている OS を設定しま

す。設定できる項目は、Win、Mac、Sun、Other(その他)です。デフォルト ではWinに設定されています。

OS Language ポートに接続されているコンピューターで使用されている OS言語を設定

します。設定できる項目は、リストから選択してください。デフォルトでは

English USに設定されています。

Cable Length コンピューターモジュールとポートの接続に使用されているカテゴリ 5e

LAN ケーブルの長さを設定します。設定できる項目は、ショート(10m 未 満)、ミディアム(10~25m)、ロング(25m 以上)です。デフォルトではショート に設定されています。

注意:ケーブルの長さはビデオの画質に影響を与える可能性がありま す。一般的に、短いケーブルの方が高い画質を提供することができま す。この項目は、ケーブルの長さに応じて信号を補正するためのもので す。お使いの環境に最適な状態になるように、この項目を調節してくださ い。

Access Mode 複数ユーザーでログインした場合のポートのアクセス方法について定義

します。設定できるアクセス方法は以下のとおりです。

Exclusive (除外):ポートに最初に切り替えたユーザーは、そのポートに対 して排他的にアクセスすることができます。他のユーザーはこのポートを 参照することができません。また、このモードに設定されている場合、タイ ムアウト機能は適用されません。

Occupy (専有):ポートに最初に切り替えたユーザーは、そのポートに対 して排他的にアクセスすることができますが、他のユーザーはそのポート を参照することができます。ポートを操作しているユーザーからの入力が ないまま、「Timeout」の項目に設定された時間が経過すると、次にマウス

項目 説明

Access Mode (続き)

Share (共有):複数のユーザーで同時にポートを共有することができま

す。ユーザーからの入力はキューに格納され、古いものから順に実行さ れます。Occupy、Share の各モードでは、ユーザーはメッセージボード機 能を使って共有ポートのキーボード/マウス、またはキーボード/モニター

/マウスの操作を行うことが可能です。(p.99参照)

Timeout ユーザーが、アクセスモードが「Occupy」に設定されているポートを使用

できる時間の閾値を設定します。(同表の「Access Mode」参照) ここで設 定された一定の時間、ユーザーからそのポートに対する入力がない場合 は、そのユーザーの操作がタイムアウトとなり、ポートが開放されます。そ のユーザーがタイムアウトした後で最初にキーボードやマウスを使ったユ ーザーがそのポートを専有することができます。

この項目には 0~255 秒の整数値を入力してください。デフォルトでは 3 秒に設定されています。0を設定すると、入力がない場合は即座にポート が開放されます。

各項目の設定が終わったら、「Save」ボタンをクリックして内容を保存し、ダイアログを終了してくだ さい。

ポートネームの設定

デバイスの識別を容易にするために、KVM スイッチ、ポートにはそれぞれ名前を設定することが できます。この機能は、特に大規模なサーバーシステムを管理する際に便利です。ポートネームの 新規作成、編集、削除は以下の手順で行ってください。

1. 名前を編集したいポートを一度クリックし、しばらくしてからもう一度そのポートをクリックするか、

名前を編集したいポートを選択して[F2]キーを押してください。

1~2秒経過すると、ポートネームが入力できるテキストボックスが表示されます。

2. 新しいポートネームを入力、または既存のポートネームを変更または削除してください。ポート ネームには最大 20 バイトまで入力できます。英語(US)キーボードで提供されている文字であ れば、どのような組み合わせの文字列でも設定することができます。

注意: 1. この操作はいわゆるダブルクリックとは異なり、シングルクリックを 2 回に わけて行います。ポートをダブルクリックすると、そのポートに表示を切り 替えます。

2. アプリケーション版のWindowsクライアント、Javaクライアントでは、名前を 編集したいポートを右クリックし、ポップアップメニューから「Rename」を選 択してください。

関連したドキュメント