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PG TIPS が2014年の4月に放映したテレビCM。

 ブランドのマスコットである『choppers the monkey』が朝起きてお茶を飲んで、フルーティさに 驚く

(

だけ

)

CM

。これも商品に関する詳しい説明は行われない。

 同様の猿のマスコットを主役にした

(

商品と直接的には関係の無い

)

面白いストーリーの

CM

を複数

OA

Tetley[TEA FOLK] ティーフォーク(キャラの名前)

Tetley

2014

年の4月に放映したテレビ

CM

Tatleyが1973年から広告に活用してきたキャラクターである『Tea Folk』を起用し

幅広い世代に対してコミュニケーションを図る

 広告の内容は、地球を侵略しにきた宇宙人にTea Folkがお茶をふるまい危機を 回避するという、商品とは本質的には何も関係ないストーリー

古くから英国民に親しまれてきた 広告キャラクターTea Folk

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米国 英国

 国民の大半が毎日コーヒーを飲むのに対して 茶を飲用することは米国人の生活の一部に

なっているとは言えない。そのため、生活の一部に 茶飲用を取り入れてもらうために、広告は説得型の メッセージ(合理的)が多い。

 健康管理・疾病予防意識の高い米国市場に おいて、緑茶を飲用することはジョギング・ヨガを するのと同列の健康増進活動として評価される 可能性が大きい。

 各社とも、緑茶飲用を、健康増進、医療的な 治癒ソリューションの提供、スポーツなどと 関連つけながら訴求している。

 英国人にとってお茶を飲用することは国民的な

習慣であり、知識量も豊富なため、『なぜ飲むのか』

のような合理的説明はもはや不必要な段階。

 そんな中で顧客を自社商品に振り向かせるために、

各企業はユニークさ、インパクト、ストーリー性など を重視した広告を制作するようになってきた。

 お茶商品そのものではなく、それを飲用する人の ‘気持ち’にフォーカスした共感型の広告が多い。

[

有機茶

/ Global G.A.P.

に関して

]

有機食品を出自とするEDENは有機訴求を

積極的に行っているが、他ブランドではあまり触れられず。

 Global G.A.P.を広告で強調しているブランドは見当たらず

[

有機茶

/ Global G.A.P.

に関して

]

有機訴求、Global G.A.P.訴求にかかわらず

商品の機能性にフォーカスしたコミュニケーション自体が 少ない

E U G l o b a l G . A . P.

EU

のスーパーマーケットチェーンがサプライヤーに対して

Global G.A.P.

の取得要求を強めていることは確か だが、事業者ヒアリング結果を踏まえると、茶に関してのニーズは高くないことが想定される。

メンバー 企業

Global G.A.P.に関する基礎情報

• 35社(小売・食品サービス)がメンバー

 34社がEU企業、1社が日本企

業(イオン)

メンバーのスーパーマーケットチェーン の小売を合計すると、多くのEU各国に おいて60%以上のシェアを占める 認証数 • 123,1152012件(前年比12月時点 10%増)

茶に関する 認証機関

• BCS Öko-Garantie GmbH – Germany

• SGS Australia PTY LTD – Australia

• Control Union Certifications B.V. – Netherlands

• CQC - 中国 Quality Certification Centre – 中国 (Provisionally approved)

• SAI Global Certification Services Pty Ltd. – Australia (Provisionally

approved)

Global G.A.P.に関するニーズ

• EUのスーパーマーケットはサプライヤーに対して、Global G.A.P.の認証取得への要求を強めている

 BRC※1、IFS※2といった基準も同様に要求

ただし、EUにおける茶のインポーター(8000トン/年輸入)、

大手有機茶メーカー(2社)にヒアリングを行ったが、いず れもGlobal G.A.P.に関するニーズは高くないと回答

スーパーマーケットで販売する際に求められること はなく、フェアトレード、UTZ※3の方が重要との声

インポーターの担当者は、Global G.A.P.への認知 度が皆無に近い状態

茶に関しては、

EU

のスーパーマーケットで販売する 際に、Global G.A.P.の認証を要求される可能性は 低く、ニーズはさほど高くないことが示唆される

※1:British Retail Consortium(英国の小売団体が策定した、自社ブランド商品に関する安全基準)

※2:International Food Standard(ドイツとフランスの小売業者の自社ブランド商品に関する製造工程の安全基準)

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国内の「スタイリッシュな緑茶消費スタイル」の海外展開可能性に関してヒアリング調査を実施。

モデル店舗「HIGASHIYA(銀座)」

来店者の約90%は日本人女性

外国人の割合は1~2%程度

中国等アジア系よりは欧米人のニーズが高い

ヒアリング当日も欧米人の来店客あり

フランスのボン・マルシェ百貨店で茶のイベントを実施中

各種茶:870円~

季節の和菓子セット:1240円~

(茶+和菓子)

店内には茶室もあり、茶の講習 会も実施

シンガポールへの展開可能性(ヒアリングより)

緑茶専門店は一般的ではないが、

抹茶やお茶文化は人気があるの で、トライしてみる価値はある

欧米系住民が多いエリアでの需要 が特に見込めるのではないか

日本と同程度の価格帯が実現で きれば、価格的には問題がない

日本政府観光局(JNTO) シンガポール事務所

「抹茶」は非常に人気があるため、

高級感のあるデパート、ホテル等 に店舗を設け、健康イメージを訴 求していくことが有望

ただし、商品に関しては現地の嗜 好に合うものも用意しないと、消 費層が限定されてしまう

抹茶ラテのような甘い緑 茶・抹茶、カステラのよう な甘い和菓子等

弊社シンガポールオフィス社員

(日本への留学経験あり)

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