<質問 – Lesson 2>
1. DNAはなぜアガロースゲル内を移動するのでしょうか?
2. この実験でDNAプロファイルを作製するのに用いられている2つの実験手法は何ですか? またそれぞれが果たす機 能はどのようなものですか?
3. アレルラダーとは何ですか? DNAプロファイリングではどのような役割を果たしますか?
4. 電気泳動の後でDNAを可視化するには何が必要ですか?
Lesson 2 実験手順
<使用する試薬・機器の一覧>
生徒用実験台 数量
3%アガロースゲル 1枚
Lesson 1で得たPCR産物 計5
犯行現場由来 DNA 1
容疑者AのDNA 1
容疑者BのDNA 1
容疑者CのDNA 1
容疑者DのDNA 1
1倍濃度のTAE電気泳動用バッファー 300~350 ml
*オレンジGローディングダイ(オレンジ色の液体) 60μl
*アレルラダー(オレンジ色の液体) 25μl
P-20マイクロピペット 1
P-20用ピペットチップ 1
ゲル電気泳動槽 1
(実験台2台で1台の泳動槽を共有することも可能です)
電源装置(多数の実験台で共有できます) 1
Fast Blast DNA染色液 1
ゲル染色用トレー 1
<実験手順>
1. 指示に従ってゲル電気泳動装置を組立てます。
2. Lesson 1で得たPCR産物5本を、キャップレスのチューブアダプターに入れ、チューブをチューブ立てまたはラックに
入れます。
3. 10μlに設定したマイクロピペットにピペットチップを付けて、オレンジGローディングダイ(「LD」と表示したチューブ)を各
PCR産物が入ったチューブに加えて充分に混合します。
重要!:ピペットチップはサンプルごとに交換してください。
4. 下記の表を参考にして、アレルラダー20μlおよび各サンプル20μlを表示の通りの順序でゲルに加えます。
レーン サンプル 容量 1 アレルラダー 20μl 2 犯行現場由来 20μl 3 容疑者A 20μl 4 容疑者B 20μl 5 容疑者C 20μl 6 容疑者D 20μl
注!:この 2 つのオレン ジ色の液体を間違えな いように。含まれている 内容物が異なります。
5. 電気泳動槽に蓋をします。電気コードをパワーサプライにつなぎます。陽極は陽極に(赤は赤に)、陰極は陰極に(黒 は黒に)つなぎます。
6. 100Vで約30分間電気泳動してください。通電して間もなく、色素がゲル内を陽極に向かって移動するのが見えます。
泳動初期と終了時の電流値を確認し、その値を控えておきます。
7. 電気泳動が終わった後、パワーサプライの電源を切ってから、蓋を泳動槽から外してください。注意深くゲルトレーとゲ ルをゲル箱から出して下さい。ゲルは滑べりやすいので注意しましょう。両手の親指でゲルを押し出し、注意深くプラス チックの染色トレーにスライドさせてください。
8. 約60mlのFast Blast DNA染色液をトレーに入れてください。染色トレイを食品保存用ラップで覆います。オーバーナイ
トステインの場合、1晩染色します。クイックステインの場合は2~3分置いて染色します。