Rescue and Recovery ワークスペースで PC-Doctor ディスクを作成する手順は、次 のとおりです。
1. POST 中に ThinkVantage ボタンを押して、Rescue and Recovery ワークスペー スに入る。
2. Rescue and Recovery ワークスペースのロードが完了したら、「Diagnostic Diskette」をクリックする。
3. デジタル署名の認証には約 15 秒かかります。その後 ThinkPad は再起動して PC-DOS に入ります。
b. 通常、必要な操作はディスケット・ドライブのために Enter キーを押すこと だけです。その後、ディスケットのフォーマットと作成がシステムによって 行われます。
c. 各ディスケットは、消去され、PC-Doctor for DOS 起動イメージによってフ ォーマットされます。
5. すべてのディスケットが作成されると、ThinkPad はリブートします。 診断を開 始する場合は、ドライブからすべてのディスケットを取り出すか、作成された最 初のディスケットを挿入するよう指示されます。
テストを実行する手順は、次のとおりです。
注: 次の手順では、項目を選択するのに矢印キーだけでなくトラックポイント・ポ インターも使用できます。Enter を押す代わりに、左ボタンをクリックしてくだ さい。
1. ディスケット・ドライブに PC-Doctor ディスクを挿入し、ThinkPad の電源をオ ンにする。
ThinkPad の電源をオンにできない場合は、29ページの『電源システムの検査』
に進んで、給電部をチェックします。
エラー・コードが表示された場合は、47ページの『FRU 故障判別リスト』に進 みます。
最初の画面で、モデルを選択して Enter を押します。画面上の指示に従います。
2. PC-Doctor のメインパネルが表示される。
3. 矢印キーを使用して「Diagnostics (診断プログラム)」を選択し、Enter を押す。
プルダウン・メニューが表示されます。 (メニューの正確な形式は、モデルによ って異なります。)
注: PC-Doctor メニューは、正式なサポート・デバイス・リストを意味しませ
ん。サポートされないデバイス名が PC-Doctor メニューに表示されることが あります。
テスト・メニューのオプションは、次のとおりです。
Diagnostics (診断プログラム)
Interactive Tests (対話式テスト) v Run Normal Test (通常テストの実行)
v Run Quick Test (簡易テストの実行) v CPU/Coprocessor (CPU/コプロセッサ
ー)
v Systemboard (システム・ボード) v Video Adapter (ビデオ・アダプター) v Serial Ports (シリアル・ポート) v Parallel Ports (パラレル・ポート) v Fixed Disks (ハードディスク) v Diskette Drives (ディスケット・ドラ
イブ)
v Other Devices (その他の装置)
v ThinkPad Devices (ThinkPad デバイス) v Communication (通信)
v Wireless LAN (ワイヤレス LAN) v Memory Test - Full (メモリー・テス
ト - 完全版)
v Memory Test - Quick (メモリー・テ スト - 簡易版)
v Keyboard (キーボード) v Video (ビデオ)
v Internal Speaker (内蔵スピーカー) v Mouse (マウス)
v Diskette (ディスケット) v System Load (システム負荷)
v Optical Drive Test (光学式ドライブ・
テスト)
v Intel Wireless Radio (インテル ワイヤ レス無線)
注:
v 「Interactive Tests (対話式テスト)」の「Keyboard (キーボード)」テストでは、
Fn キーは少なくとも 2 秒間押したままにする必要があります。そうしなけれ ば、キーは検知されません。
v 「Video Adapter (ビデオ・アダプター)」テストは、ThinkPad の LCD ディスプ レイだけをサポートします。ご使用のコンピューターに外付けモニターを接続し ている場合は、PC-Doctor for DOS 実行前にそのモニターを切り離します。
v 「Digital Signature Chip (デジタル署名チップ)」をテストするには、セキュリ ティー・チップを 「Active (アクティブ)」に設定しておく必要があります。
v 「Serial Ports (シリアル・ポート)」または「Parallel Ports (パラレル・ポー ト)」をテストするには、ThinkPad を ThinkPad ウルトラベース X6 Tablet に接 続しておく必要があります。
4. 適当な機能テストを実行する。
5. 画面上の指示に従う。問題がある場合、PC-Doctor はそれを説明するメッセージ を表示します。
6. テストを終了するには、「Quit (終了)」→「Exit Diag (ダイアログの終了)」を 選択する。
テストを取り消す場合は、Esc を押します。