3 インストール環境と事前準備
5.2 Oracle Database 11.2.0.3 ソフトウェアのインストール
1. インストーラの準備
Oracle Database のアップグレード作業を開始する前に、以下を実施してください。
CRS
プロセス稼働の確認
全てのノード上で CRS プロセスが稼働している必要があります。 確認には Oracle Clusterware の所有ユ ーザーで次のコマンドを実行してください。
次に実行例を記載します。
> crsctl check crs
CRS-4638: Oracle 高可用性サービスがオンラインです CRS-4537: Cluster Ready Services がオンラインです
CRS-4529: Cluster Synchronization Services がオンラインです CRS-4533: イベント・マネージャがオンラインです
2. インストーラの起動
インストールするユーザー(ここでは Administrator ユーザー)でインストールメディアから setup.exe を実行し、
インストーラを起動します。
あるいは、次のコマンドを実行します。
> <DATABASE_INSTALL_IMAGE> \database\setup.exe
3. セキュリティ・アップデートの構成
セキュリティの問題について、電子メールで通知を受け取る設定を行うことができます。チェックをつけた場合、
MOS よりセキュリティに関する情報をお届けします。ここでは、「セキュリティ・アップグレードを My Oracle
Support 経由で受け取ります。」のチェックを外して、「次へ」をクリックします。
チェックを外した場合、次の警告メッセージが表示されます。内容を確認し、「はい」をクリックします。
4. Software Update のダウンロード
「ダウンロードに My Oracle Support 資格証明を使用」を選択した場合、ソフトウェアの更新(推奨パッチ等)
をインターネット接続(MOS 経由)でダウンロードして適用することができます。
「事前ダウンロード済のソフトウェア更新を使用」を選択した場合、事前にダウンロードしておいたソフトウェア更 新を適用することができます。
ここでは、更新のダウンロードや適用は行わないため、「ソフトウェア更新のスキップ」を選択して「次へ」をクリッ
クします。
5. インストール・オプションの選択
インストール・オプションを選択します。ここでは、データベースの作成は DBCA を利用するため、「データベー
ス・ソフトウェアのみインストール」を選択して「次へ」をクリックします。
6. Grid インストール・オプション
インストールするデータベースのタイプを選択します。ここでは、「Oracle Real Application Clusters データ
ベース・インストール」を選択し、インストールの必要があるすべてのノードを選択した後に、「次へ」をクリックしま
す。
7. 製品言語の選択
製品で使用する言語を選択します。ここでは、「日本語」と「英語」 が選択されていることを確認し、「次へ」を
クリックします。
8. データベース・エディションの選択
インストールする Oracle Database のエディションを選択します。ここでは、「Enterprise Edition」を選択して、
「次へ」をクリックします。
9. インストール場所の指定
11.2.0.3 のソフトウェアインストールするディレクトリを指定します。ここでは、out-of-place アップグレードを実
施するため、「ソフトウェア場所」として新たに作成した 11.2.0.3 の Oracle ホームのディレクトリを指定し、「次へ」
をクリックします。
10. 前提条件チェックの実行
インストール実行前に、OUI により前提条件のチェックが実行されます。全ての項目のチェックに成功すると、
自動的にサマリー画面に遷移します。失敗した項目がある場合は、適宜修正を行ってください。
11. サマリー
インストールする内容を確認後、「インストール」をクリックしてインストールを開始します。
12. 製品のインストール
インストールが実行されます。終了画面が表示されるまで待ちます。
13. 終了
注意の欄にリモート・ノードで
<Oracle Home>\bin\selecthome.batを実行する必要がある指示があります。
リモートノードに接続し、コマンド・プロンプトで次のコマンドを実行します。
> <Oracle Home> \bin\selecthome.bat
上記コマンドを実行し、閉じる」をクリックしてください。これで、 Oracle Database のインストールは完了です。
selecthome.bat の実行出力例を次に記載します。
D:\>D:\app\oracle\product\11.2.0.3\dbhome_1\BIN\selecthome.bat
D:\>regsvr32 /s D:\app\oracle\product\11.2.0.3\dbhome_1\BIN\OraOLEDB11.dll
D:\>regsvr32 /s D:\app\oracle\product\11.2.0.3\dbhome_1\Oraconfig\oraconfigps11.dll D:\>D:\app\oracle\product\11.2.0.3\dbhome_1\OraConfig\oraconfig.exe -RegServer
D:\>regsvr32 /s "D:\app\oracle\product\11.2.0.3\dbhome_1\MMC Snap-Ins\Primary Snap-In\orammc11 .dll"
D:\>regsvr32 /s "D:\app\oracle\product\11.2.0.3\dbhome_1\MMC Snap-Ins\Administration Assistant \orammcadm11.dll"
D:\>regsvr32 /s "D:\app\oracle\product\11.2.0.3\dbhome_1\MMC Snap-Ins\Administration Assistant \orammccfg11.dll"
D:\>regsvr32 /s "D:\app\oracle\product\11.2.0.3\dbhome_1\MMC Snap-Ins\Performance Monitor\oram
mcpmon11.dll"
D:\>unlodctr Oracle11
Oracle11 のカウンター名と説明を削除しています 言語 009 のテキストを更新しています
言語 011 のテキストを更新しています
D:\>lodctr D:\app\oracle\product\11.2.0.3\dbhome_1\dbs\opctrn11.ini D:\>
14. ARP プロトコル ドライバのインストール(Windows 2008 以上)
Oracle Grid Infrastructure のインストール中に、Oracle の ARP プロトコル ドライバ(oraarpdrv)は、デフォル トではインストールされないため、以下の手順にてインストールします。
oraarpdrv をインストールすることで、ノードダウン等により VIP がフェール・オーバーした場合に ARP テーブル
を更新するため、迅速にクライアントからフェール・オーバーした VIP へ接続できるようになります。
1. oraarp ドライバのインストール画面の表示
> %systemroot%\system32\netcfg.exe -l <GI_HOME> \bin\oraarpdrv.inf -c p -i orcl_ndisprot
2. oraarp ドライバのインストール
「 "Oracle America. Inc." からのソフトウェアを常に信頼する」にチェックを入れ、「インストール」ボタンを クリックし、インストールします。
3. oraarpdrv の起動
> net.exe start oraarpdrv
Oracle ARP Protocol Driver サービスは正常に開始されました。
4. gns リソースの停止(gns が設定されている場合)
> <GI_HOME> \bin\srvctl stop gns
5. scan リソース停止
> <GI_HOME> \bin\srvctl stop scan -f
6. nodeapps リソース停止
> <GI_HOME> \bin\srvctl stop nodeapps -n node01,node02 -f
7. nodeapps リソース起動
> <GI_HOME> \bin\srvctl start nodeapps -n node01,node02
8. scan リソース起動
> <GI_HOME> \bin\srvctl start scan 9. oraarpdrv の自動起動設定
> sc config oraarpdrv start= auto
[SC] ChangeServiceConfig SUCCESS
10. oraarpdrv 起動確認
oraarpdrv が RUNNING であることを確認する。
> sc query oraarpdrv
SERVICE_NAME: oraarpdrv
TYPE : 1 KERNEL_DRIVER
STATE : 4 RUNNING
← RUNNING であることを確認
(STOPPABLE, NOT_PAUSABLE, IGNORES_SHUTDOWN) WIN32_EXIT_CODE : 0 (0x0)
SERVICE_EXIT_CODE : 0 (0x0) CHECKPOINT : 0x0 WAIT_HINT : 0x0