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第 3 章 運用を開始する前に

3.2 リソース管理機能の設定

なお、Windowsマシンからのファイル転送時に文字コードや改行コード等含めファイルの内容が書

き換わらないよう、ご注意ください。

{

"heat": {

"checkCompleteInterval": 0 },

"ssc": { "api": {

"endpoint": "https://192.168.0.2:26105", "api_version": "2016-10-10",

"access_key": AccessKeyId

"secret_access_key": SecretAccessKey },

...()...

3.2.2 管理ネットワークの設定

管理ネットワークとは、

SigmaSystemCenter

上で作成される論理ネットワークの中で、アド レスプール設定に「管理用

IP

アドレス」にチェックを入れた論理ネットワークを示します。

詳細は『SigmaSystemCenterマニュアル』を参照してください。

本項ではテンプレートプロビジョニングで作成されるサーバが自動的に接続される管理 ネットワークの設定をします。本項の設定はスタック管理サーバで行います。

3-3 管理ネットワークの設定

設定項目 設定内容 説明

ssc.network.management.typeの値 existing 対象とする管理ネットワークの指定方

existing の 場 合 は 、

ssc.network.management.scope の値で指 定されたスコープ内からサーバが接続 するネットワークを自動で選択しま す。

ssc.network.management.scopeの値 all 対象とする管理ネットワークのスコー

※all の場合は、private とpublic の両方 のスコープが対象になります。

設定例

管理ネットワークの設定例を以下に示します。

ssc_plugin.conf

{

"heat": {

"checkCompleteInterval": 0 },

"ssc": {

...()...

"network": {

"management": {

"type": "existing",

"scope": "all"

},

ヒント

本項に記載していない設定項目については、「付録A. SSC リソースプラグイン設定ファイル(49 ページ)」を参照してください。

3.2.3 ネットワークの設定方法

• ユーザが vDCA SE トポロジテンプレートオーケストレータオプションを使用してネッ トワークの作成を行えるようにするために、以下の設定が必要です。ユーザにネット ワーク作成を行わせない場合には設定不要です。

3-4 ネットワーク設定

設定項目 設定内容

ssc.network.user.portGroup.switch ポートグループの作成先となる仮想スイッチの

名前

• 作成するネットワークに対して

VLAN ID

を割り当てる場合には、以下の設定が必要で す。

3-5 VLAN ID の設定パラメータ

設定項目 設定内容 説明

ssc.network.user.portGroup.vlanEnable d

true VLAN ID を使用する場合はtrue

します。

使用しない場合はfalseとします。

trueを指定した場合は、vlanPools の設定に従い順番にVLAN IDを払 い出します。

falseを指定した場合は、vlanPools の設定は無視されます。

ssc.network.user.portGroup.vlanPools.s tart

開始 VLAN ID 割り当てる VLAN ID の範囲の開始 値を指定します。 2~4094 が設定可 能で、既定値は 2 です。

ssc.network.user.portGroup.vlanPools.e nd

終了 VLAN ID 割り当てる VLAN ID の範囲の終了

値を指定します。 2~4094 が設定可 能で、既定値は 4094 です。

ssc.network.user.portGroup.vlanPools.e xclude

除 外 VLAN IDの リ ス

使用不可能とするVLAN IDを指定

します。 24094 が設定可能です。

設定例

仮想スイッチの設定と、

VLAN ID

の設定例を以下に示します。

{

"heat": {

"checkCompleteInterval": 0 },

"ssc": {

...()...

"network": { "user": {

"portGroup": {

"baseName": "vlan_", "switch": switch001,

"switchType": "virtualswitch", "vlanEnabled": true,

"vlanPools": { "start": 2, "end": 4094,

"exclude": [1000 , 1001]

} } } },

ヒント

本項に記載していない設定項目については、「付録A. SSC リソースプラグイン設定ファイル

(49ページ)」を参照してください。

- 仮想スイッチの作成はサポートしていません。

- 分散仮想スイッチの使用はサポートしていません。

- 物理スイッチの設定はサポートしていません。

* VMサーバに対するポートグループの作成および論理ネットワークの作成のみ行 います。

* VMサーバ間で通信を行うためには、あらかじめ物理スイッチの設定を行ってくだ さい。

- ポートグループはすべてVMサーバ上の同一の仮想スイッチ上に作成されます。

- ネットワーク作成後に、リソースプールの構成を変更する、またはテナントへのリソー スプール割り当てを変更することによりサーバの作成先となる VM サーバの候補が変動 した場合は、SigmaSystemCenter上でそれらの VM サーバに対してポートグループの追 加・削除、および論理ネットワークへのポートグループの追加・削除を実施してくださ い。

ユーザにネットワーク作成を行わせない場合は、

/etc/heat/environment.d/default.yaml ファ

イルの最下行に以下を追記することによりネットワーク作成を行えない設定にするこ とができます。

"NEC::SSC::Net": ""

• リ ソ ー ス 管 理 機 能 の 設 定 完 了 後 、 以 下 の コ マ ン ド を 実 行 し て 、

OpenStack

Orchestration(heat-api)および OpenStack Orchestration(heat-engine)を再起動します。

$ systemctl restart openstack-heat-api.service openstack-heat-engine.se rvice