総エネルギー消費量[千GJ] 6,965 水
水利用量[千m3] 2,291
葉機(オフ平台)による枚葉印刷と、オ フセット輪転機(オフ輪)による輪転印 刷に大別されます。この2つの方式の 特徴は乾燥方式の違いで、オフ輪は熱 風乾燥装置(ドライヤー)による蒸発乾 燥、オフ平台はインキの酸化重合反応 により、それぞれインキを紙に付着さ せます。印刷工程のINPUTはオフ輪 ドライヤーの熱エネルギー、OUTPUT はオフ輪脱臭装置の排ガスが環境負 荷となります。
加工の代表的な工程は、製本です。
印刷された用紙を本などに加工する際 に、断裁した紙くずが発生するので、
損紙によるOUTPUTが一番の環境負 荷となります。
付 録
グ ラ ビ ア 印 刷
入稿されたデータから印刷 用のシリンダーを作成します。
グラビア印刷では、画線部にイ ンクを付けて印刷を行うため、
入稿データをもとにシリンダー の画線部分を電子彫刻機に より凹ませます。そのためシリ ンダー表面に、彫刻をしやすい ようにあらかじめ銅メッキを施し、
彫刻後に版面を強くするため
色ごとに作成されたシリンダ ーをグラビア印刷機に装着し、
多色のインキを有機溶剤によ り希釈して、フィルムなどの基 材に印刷。乾燥・冷却工程に よりインキを基材に密着させ、
印刷物となります。
最近では、有機溶剤を使用 しない環境配慮型インキ・プロ セスの開発も進めており、水性
印刷されたフィルムや紙の 印刷物は、ほとんどの場合に、
別のフィルムとの貼り合わせ やエキストルーダー加工、表面 に凹凸をつけるエンボス加工、
最終形状にするスリッターや 抜き加工などの各種加工を行 います。
加工された印刷物は、フィル ム、紙器などの包装材、各種 印刷を行う文字や画像の原
稿をデジタル処理により画面 上で編集します(DTP:Desktop Publishing)。校正用出力機(プ リンター)により出力されたカラ ーカンプ(色見本)で確認(校 正)を行い、入稿データとして 製版へ。
編集 製版 印刷 各種仕上加工 納品
一般的には輪転機が多く、
プラスチックフィルムにも 印刷が可能であることが 特徴です。巻き出しリール から送られたフィルムや紙は、
各色ごとに印刷ユニットで 印刷・乾燥・冷却され、リー ルに巻き取られます
巻き出し 巻き取り
ドライヤー
冷却
■生活環境系の生産工程
生活環境系
生活環境系の
事業分野と環境影響
生産工程における環境影響
生活環境系は、パッケージ分野、産 業資材分野からなる、快適な生活に寄 与する製品開発をベースとした事業領 域であり、グラビア印刷が主な印刷方 式です。グラビア印刷の生産工程は、
製版、印刷、加工に大別されます。
製版工程で生産する印刷用の版は、
円筒状金属(鉄あるいはアルミ製でシ リンダーと呼ぶ)の表面に銅メッキとク ロムメッキ処理を行います。メッキ工 程からの排水は処理施設により無害化 されますが、メッキ液更新時の廃液、
生活環境系INPUT/OUTPUTデータ
廃棄物 大気
水域 土壌
二酸化炭素排出量[t-CO2] 268,377 オゾン層破壊物質排出量[ODP-t] 1.86 NOx排出量[t] 118 SOx排出量[t] 60 ダイオキシン類排出量[g-TEQ] 0.05 総排水量[千m3] 1,757 地下浸透量[千m3] 42 場内揮発量[千m3] 476 BOD排出量[t] 45 COD排出量[t] 45 窒素排出量[t] 17 リン排出量[t] 2 廃棄物排出量[t] 106,280 リサイクル量[t] 94,653 最終処分量[t] 11,627
INPUT
OUTPUT
エネルギー総エネルギー消費量[千GJ] 5,302 水
水利用量[千m3] 2,308
排水処理後の汚泥などのOUTPUTが 環境負荷となります。
グラビア印刷機による印刷は、多色 のインキを有機溶剤により希釈し行い ます。1色印刷するごとに熱風乾燥装置
(ドライヤー)で蒸発乾燥させ、インキを フィルムなどの基材に付着させ、多色 印刷を行います。INPUT は乾燥のた めの熱エネルギー、OUTPUTはドライ ヤーの排ガスが環境負荷となります。
加工工程には、印刷した基材への貼 り合わせ加工、抜き加工など各種の工 程があります。INPUT は樹脂溶融や 貼 り 合 わ せ 時 の 熱 エ ネ ル ギ ー 、 OUTPUTは抜きカスなどの廃プラスチ ックが環境負荷となります。
付 録
エ ッ チ ン グ
■エレクトロニクス系の生産工程
リサイクル工程
生物処理 活性炭塔 砂濾過機 RO膜※
エッチング液
循環利用 エッチング
製品
エッチング製品の使用例
露光
パターンを金属板に密着させて紫 外線やX線などにより露光
フォトレジストを両面塗布 感光性樹脂(フォトレジスト)を均一 に両面に塗布、乾燥
前処理
金属板表面の脱脂や異物除去、感光 材との接着性向上のための粗面化
剥膜
剥膜液により不要となった感光膜を 除去(レジスト剥離)
蛍光表示管用メッシュ エッチング
金属板表面の感光膜が除去された 部分を酸系の薬品により溶解
現像
現像液により露光されなかった感光 膜の部分を溶解
バクテリアにより排水の BODを分解処理
分解後の有機成分を活 性炭により吸着処理
残存する無機系の浮遊 物質を除去処理
溶出しているイオン成分 を除去処理する最終フィ ルター
洗浄後の水
半導体パッケージのリードフレーム
ブラウン管のシャドウマスク
エレクトロニクス系
エレクトロニクス系の 事業分野と環境影響
生産工程における環境影響
エレクトロニクス系は、半導体・ディ スプレイ用の部品提供が基本の事業領 域です。電子部品・デバイスの設計・製 造や、半導体製造時に使用されるフォ トマスク、リードフレームをはじめとする LSI(大規模集積回路)関連製品、ブラ ウン管用シャドウマスク、LCD(液晶デ ィスプレイ)用カラーフィルタ、各種電子 機器に用いるプリント配線板など、さま ざまな製品の生産を行っています。
エレクトロニクス系の生産事業所は、
非常にクリーンな環境での生産が求め
エレクトロニクス系INPUT/OUTPUTデータ
廃棄物 大気
水域 土壌
OUTPUT INPUT
エネルギー
総エネルギー消費量[千GJ] 4,864 水
水利用量[千m3] 9,219
二酸化炭素排出量[t-CO2] 201,401 オゾン層破壊物質排出量[ODP-t] - NOx排出量[t] 23 SOx排出量[t] 15 ダイオキシン類排出量[g-TEQ] 0.02 総排水量[千m3] 7,570 地下浸透量[千m3] 2 場内揮発量[千m3] 691 BOD排出量[t] 57 COD排出量[t] 94 窒素排出量[t] 115 リン排出量[t] 1 廃棄物排出量[t] 40,423 リサイクル量[t] 30,289 最終処分量[t] 10,134
られるため、温湿度を一定に保ったク リーンルームで生産され、この空調に 使用するエネルギーのINPUTが環境 負荷となります。
生産工程は多様なものとなりますが、
薬品による金属腐食を行うエッチング 工程の環境影響への配慮が重要となり ます。感光性樹脂を塗布した金属材に パターンを焼き付け(露光)後、腐食液 により不必要な部分を除去。金属メッ キなどの被膜加工により製品となりま す。この工程で繰り返される洗浄排水 は、処理施設により無害化され、最終的 に放流されます。この排水のOUTPUT が一番の環境負荷となります。
付 録
パーソナルサービス系
次世代商品系
インターネット上の
コンテンツ流通網である「Bitway」
一般家庭へのブロードバンド環境の 急速な進展に対応し、国内最大級のコ ンテンツ流通事業「Bitway(ビットウェ イ)」を強力に推進しています。
PC(パソコン)向けサービス、PDA
(携帯情報端末)向けサービスに加え て、携帯電話向け新サービスもスター トしました。またPC向けサービスでは、
ビジネスモデル特許を取得しました。
PDA向け「@irBitway(エアビットウェ イ)」は、世界最大のコンテンツ数を保 有する米国ハンダンゴ社と提携したこ とで日本国内最大の品揃えとなり、携 帯電話向け「HandyBitway(ハンディ ビットウェイ)」では第 3 世代携帯電話 へのサービスメニューの充実を図って います。
また、インターネット地図検索サービ ス「Mapion(マピオン)」の事業におい ては、NTTドコモのiモード公式サイト
である「地図i-マピオン」のサービスを 拡張し、新規有料会員の獲得に努めて います。
「総合研究所 実験センター」竣工
トッパンは、「TOPPAN VISION 21」
において定めた事業領域の「エレクト ロニクス系」、「次世代商品系」の研究
開発強化を図ります。クリーン環境に おける次世代・エレクトロニクス関連 の研究開発のスピードアップをめざし、
21 世紀に当社が取り組む事業を支え
る基盤を整備します。まず、大型プロ ジェクションスクリーンの実験装置、次 世代半導体部品の実験装置を導入し、
高精細化、高密度化に対応した研究開 発に取り組みます。
そのための研究開発の先陣的役割 を果たす設備として、総合研究所(埼 玉県北葛飾郡杉戸町)の隣地に「総合 研究所 実験センター」を2003年1月に 竣工しました。実験センターでの研究 テーマは、「TOPPAN VISION 21」関 連テーマを優先とし、実験期間と成果 の明確化を運用規定に盛り込み、開発 スピードをあげます。
また、実験センターの実験室は、ク ラス 10 万〜 1,000 までのクリーン環境 をフレキシブルに設定することにより、
事業化に最適な環境下での検証が可 能な最新鋭施設です。
「Bitway」をはじめとするトッパンのコンテンツビジネス