• 検索結果がありません。

8. 注意・制限事項

8.3. OS

8.3.1. OS のライセンス消費数について

■Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2

SANブートで利用するWindows Server 2008/ Windows Server 2008 R2ライセ ンス数については、実行されるインスタンス数(CPUブレード台数分)必要になりま す。

上記のような障害発生時に自動的にOS-Xを利用する構成の場合であっても、ライセ ンスはOSが実行されるサーバ台数分(予備機を含む)の計4つを消費します。

インスタンスの定義については、Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2 のソフトウェア使用許諾契約書を参照してください。

■Red Hat Enterprise Linux 5

Red Hat Enterprise Linuxのライセンス消費については、障害が発生した稼動機の サブスクリプションは予備機に引き継がれますので予備機を除いた稼動させるサーバ 分のみ、計3つ消費することになります。

8.3.2. OS のメモリダンプについて

■メモリダンプを採取する場合の対処(Windows/Linux共通)

ローカルブートと異なり、SANブートは、メモリダンプ書込み中に他のサーバへの切り 替えが行なわれると、メモリダンプが正常に保存されない時があります。

「7.2.2 OS静止点の確保」を実施し、メモリダンプ採取時のウェイト時間を確保するよ うにしてください。

予備備機

BBllaaddee DD

稼動動機

SAN

BBllaaddee AA BlBlaaddee BB BBllaaddee CC

・・・・・・・・

OSイメージはいくつ作成し ていても、稼動させるブレー ドサーバ台数分ライセンスを 消費(予備機含む)

稼動機+予備機 -> 4消費

OSOS--AA OSOS--BB OOSS--CC OSOS--XX iSiSttoorraaggee

予備備機

BBllaaddee DD

稼動動機

SAN

BBllaaddee AA BlBlaaddee BB BBllaaddee CC

・・・・・・・・

OSイメージはいくつ作成し ていても、稼動させるシステ ム分ライセンスを消費

(予備機は含まない)

稼動機分のみ3消費

O

OSS--AA OSOS--BB OOSS--CC OSOS--XX iSiSttoorragagee

- 136 -

<SigmaSystemCenterでWake on LANを利用している場合>

障害が発生したサーバをSigmaSystemCenterのプールに移動する際、

SigmaSystemCenter上で実行するローカルスクリプトでダンプ採取が 完了するまでの時間を待ち合わせるようにしてください。

ローカルスクリプトについては「SigmaSystemCenter 3.0 リファレンスガイド」

の「1.4. ローカルスクリプト」を参照してください。。

■Red Hat Enterprise Linux 5 の場合

StoragePathSavior for Linuxの導入によりFCパス切り替え後もメモリダンプを採取 することができます。

その場合は、ダンプ採取先を/dev/ddX(Xは任意)デバイスに設定してください。但し、

ダンプ採取中にFCパス障害が発生した場合は、ダンプの採取はできません。

■Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2でiStorage Dシリーズ/

Mシリーズを利用されている場合

ダンプ取得に使用するパス(以下、ダンプパス)はOSが起動したパスになります。パ ス障害などが原因でダンプパスがPnPで消失した場合、ダンプパスは代替パスへ切 り替わります。

各FCポートに複数のパスが存在する環境では、パス障害が発生した際にダンプ採 取できない場合があります。

ダンプ採取が確実に実施できるように、サーバ-ストレージ間のパスは2パスで構成 してください。

8.3.3. OS インストール時の冗長パス結線について

WindowsやLinuxのインストール時にブレードサーバ-とiStorage間のパスを冗長化 している場合、OSのインストールが失敗します。冗長化構成を解除してインストールを 行ってください。但しDeploymentManagerを用いたディスク複製インストール、または

VMware ESXをインストールする際には、冗長パス構成であっても問題ありません。

8.3.4. Linux OSLogical Volume Manager について

LVM(Logical Volume Manager) を使用したSANブート構成は、システム領域/データ領 域に関わらず推奨しておりません。お客様のSANブート環境に対しLVMを導入される場合

は、事前に十分な検証テストを行ってください。

z ダンプ採取にかかる時間は、サーバの構成や動作環境によって異なります。

実機で検証の上、十分な時間を確保するようにしてください。

z サーバを待機状態にする場合に実行されるローカルスクリプトに関しては、障害で あるか否かに関わらず「待機状態にする」(プールへの移動)時に実行されます。

z スクリプトはダンプ採取を行うサーバにのみ構成するか、サーバの死活状態を確認し 障害が発生している場合のみ待ち合わせを行うように構成してください。

- 137 -

8.3.5. Windows Server 2008 での LAN 設定について

B120a/B120a-d/B120b/B120b-d/B120b-Lwを使用する場合、必ずユーザーズガイド の「WOLのセットアップ」で指定されている設定を行ってください。

本設定が正しく行われていない場合、サーバシャットダウン後にリブートするという現象 が発生する可能性があります。

- 138 -

関連したドキュメント