エンドユーザ
(
村井研究室)
IP アドレスの割り当て
● 管理組織から組織/ISPにざっくり割り当て
– 日本国内はJPNIC
– ISPがさらにその顧客に割り当て
133.27.0.0~ 133.27.255.255 を使ってください
慶応大学
企業 ISP
JPNIC
ドメインの管理組織
●
TLD
の登録はICANN
が管理●
gTLD(Generic Top Level Domain)
–
.com .net .org
等–
Verisign
等が管理●
ccTLD(Country Code Top Level Domain)
–
.jp .to .uk
等– 地域ドメインレジストリが管理
● JPRS(JaPan Registry Service)
Registry と Registrar
● 従来は管理業務と受け付け窓口は同じ組 織がやっていた
● 要求が増加し、分ける必要が出てきた
–
Registry
● ドメインの管理業務を行う組織
● 1つのドメインに関して原則的に1つ
–
Registrar
● 受け付け窓口の仕事をする組織
● 1つのドメインに関して1つ以上存在
●
Registrar
は受けられたリクエストを所定の 形式に直してRegistry
に提出ドメイン管理組織の関係
TLDを管理
.com .org の 管理を委託
Registrar
Registrar Registrar
ドメインの登録を 依頼
User ドメインの登録を依頼
JP の
管理を委譲
Registrar
Registrar Registrar
ドメインの登録を 依頼
User
ドメインの登録を依頼
ドメインの取得
● 取得申請は
Registrar
に出す–
.jp
のRegistrar
● NTT-COM
● Yahoo! Domains
● いろいろ….
–
.com .net .org
のRegistrar
● お名前 .com
● www.joker.com
● 世界中いろいろ…..
余談:気になるお値段は?
●
Yahoo:
–
.com 4200
円– 汎用
6300
円●
Joker.com:
–
.com 12
ユーロ(1200
円)● その他の登録業者も似たり寄ったり
– 人件費だけの勝負
申請に必要な情報
● 申請者の個人情報
– 名前、住所、電話番号
– 連絡先メールアドレス
● 使用するネームサーバの
IP
アドレス● 支払方法
Whois データベース
● ドメイン名・
IP
アドレスの管理者情報データベー ス– 管理者氏名・管理組織・住所・電話番号・メールアド レス
etc
– 申請に使った情報が登録される
Whois を使ってみよう!
● アドレスの情報を調べてみる
–
133.27.4.127
● ドメインの情報を調べてみる
–
keio.jp
ルートネームサーバ
●
TLD
の情報を管理するサーバ● 理論上、すべての問い合わせは最初に ルートネームサーバに来る
● 名前解決を行うためには、ローカルネーム サーバからルートへの接続性が必要
ルートネームサーバの分散
● 地理的、ネットワーク的に分散している
● どれか1つが落ちたとしても他に回る
●
2000
年問題などの致命的な問題(の可能 性)があった場合も対処可能ルートネームサーバの一覧
● 全部で
13
個のルートネームサーバname org city type url
a NSI Dulles, VA, US com http://www.verisign.com/
b ISI Marira De l Ray, CA, US edu http://www.isi.edu c PSI Ne t He rndon, VA, US com http:// www.psi.net d UMD College Park, MD, US edu http://www.umd.edu
e NASA MSFC, AL, US usg http://www.nasa.gov
f ISC REDWOOD CITY, CA, US com http:// www.isc .org g DISA Ch antilly, VA, US usg http://nic.mil
h ARL Ade lphi, MD, US usg http://www.arl.mil
i NORDUnet Stockh olm, SE int http://www.nordu.net/
j Verisigin Dulles, VA, US com http://www.verisign.com/
k RIPE Amste rdam NL int h ttp://www.ripe.net
l EPB Marina de l Re y, CA, US gov http://www.epb.gov.pk
m WIDE Tokyo JP int h ttp://www.wide.ad.jp
ルートネームサーバ
ルートネームサーバの運用基準 RFC2780(Root Name Server Operational Requirements) 抜粋
● ネームサーバはBINDを使用する
● UDPチェックサムを使う
● 専用ホストであること(他のサービスをしていない)
● 相互に時刻同期を行う
● もっとも“良い”インターフェースのアドレスを広告する
● 安全な場所(出入りが厳重に管理されている場所)に配置する
● 安全なネットワーク上に配置する
● 平均CPU時間は最大値の3分の1以下でなければいけない
● 障害報告のメールに24時間以内に応答する
● 問い合わせが障害を引き起こすものでない限り、あらゆるホストからの問い合わせを 受け付ける
● 再起的な問い合わせは行わない
● アナウンスは変更を行う12時間前に行う
ルートネームサーバへの攻撃
–
2002/10/24
の事件● 米国のVeriSign (2台)、米国防省、米陸軍研究 所、スウェーデンのAutonomica、英国のReseaux IP Europeens、日本のWIDEプロジェクトが管理す る7台のに向けてDDoS攻撃が発生した
● 管理者の適切な対処で1時間で収束
● 残りのサーバが応答し、問題にはならなかった
● インターネットの弱点が明るみに出ると同時に、
自律分散システムの堅牢性を示す事件
DNS オペレーション上の問題
● 委譲における問題
● ゾーン設定における問題
委譲における問題:
Lame Delegation
● 親では委譲しているつもりなのに・・・・
– 子ドメインのサーバが落ちていた!
– サーバはあるけどそのゾーンが無かった!
– スレーブとの同期が取れていなかった!
– 設定がおかしかった!
● なんらかの理由で親との調停がうまく行ってない →
lame delegation
Lame Delegation が なぜ問題?
● 上位に迷惑をかけます!
Example.com は サーバXだよ
知りません。
お間違えでは?
何回も繰り返す
大量の無駄なトラフィックが 発生してしまう!
上位サーバ
さ サーバX
リゾルバ
Outbound NS の問題
● ゾーンの外の
NS
● グルーを使わずに委譲
keioの ネームサーバ
リゾルバ sfc.keio.ac.jpの
ネームサーバどこ?
ns0.example.orgだよ
え?
example.org ってどこ?
ゾーン外 NS の参照
・
jp
ac
keio 1. root zone
(root server)
2. jp zone (ns.nic.ad.jp)
3. ac.jp zone (ns.nic.ad.jp) 4. keio.ac.jp zone (ns0.example.org)
リゾルバ
.jp
ac.jp
keio.ac.jp
sfc.keio.ac.jp
ネームサーバ
・
.org
example.org org
5. root zone
6.org zone
example 7.example zone
ns0.example.zone
SFC 8. sfc zone
sfc.keio.ac.jpのネームサーバは ns0.example.org
連続したゾーン外 NS の参照
example.org のネームサーバは ns0.test.org
test.orgのネームサーバは ns0.another.org
ケーススタディ:名前の移行
● ある名前のアドレスを変更する場合は?
www.sfc.wide.ad.jp
のアドレスをa.a.a.a
からb.b.b.b
にしたい!いきなり変えた場合
● キャッシュしたデータと違うという状況が・・・
keioの ネームサーバ
リゾルバ www.sfc.keio.ac.jpの
アドレスは?
a.a.a.a だよ
keioの ネームサーバ
www.sfc.keio.ac.jp は 今からb.b.b.bだ!
リゾルバ www.sfc.keio.ac.jp は
a.a.a.a
やるべきこと: TTL の減少
● 移行をする場合、キャッシュの有効期限
(TTL)が長いと困る
● 前もって
TTL
を減らす必要がある移行
レコードを変更し、
TTLを元に戻す
例:TTLが2日の場合
1日前 2日前
TTLを1日に
減らす TTLを1時間に
減らす
セキュリティ上の問題
● DNSのセキュリティとは?
– レコード・問い合わせの安全性
問い合わせが詐称されると?
● 今流行のフィッシング詐欺
–
www.mizuhobank.com
を問い合わせ– 本当は
a.a.a.a
(本物) なのに、b.b.b.b
(偽者) と帰っ てきたら・・・– 瓜二つのサイトがでてくる
● 口座番号・暗証番号を入れさせて・・・
詐称のメカニズム
名前の問い合わせ
本物より早く返答 トラフィックを
本物のネームサーバ 傍受
偽者のネームサーバ
偽者のwebサーバ 通信を誘導
対処方法
● DNSSEC
– 名前に暗号化署名をつけて保護
– 詳しい説明は省きます
● RFC2553 “Domain Name Security Extensions”
● 運用はとても難しい
● 「
DNS
の情報はあまり信用できない」という意識 を持つ– アプリケーション層での暗号化技術の利用
● SSL
事例紹介:自分のドメインを 持ってみよう!
● 個人用ドメイン
gt4.org
を取ってみました!ドメイン・ Registrar の選定
●
.org
ドメインを利用– メジャーで、値段も手ごろ
– 非商用
●
Registrar
はJoker.com
を利用– 安いから・・・・
–
Registry
で探すこともできる● VeriSign の “Find a Registrar”
空いているドメインを探す
● 3文字・4文字程度はほとんど取られている
●
Registrar
のweb
ページで検索ドメイン登録申請を出す
● ドメインを登録してもらう
– ゾーンをキープする
– 必要事項を記入し、登録
● ネームサーバの登録はまだしない
– 設定してないうちに登録すると
Lame
になるネームサーバの構築
● サーバホストの準備
– 固定ホストが必要
● DHCPでアドレスが変わっては困る
● ネームサーバソフトウェアの立ち上げ
– よく使われる実装
: BIND
● Internet Systems Consortium
● ゾーンの設定
スレーブを探す
●
.com .org
はルールで“2台以上の”ネームサー バが必要●
Registrar
がスレーブを引き受けてくれる場合もあ る– 有料だったり、サービスだったり
– ものすごく負荷が高い可能性もある
ネームサーバの登録
●
Registrar
のweb
インターフェースで設定した ネームサーバを登録最後に:待つ
●
Registar
に登録した瞬間にRegistry
に登録され るわけではない–
Registrar
がリクエストをまとめてRegistry
に登録– タイムラグがある
● キャッシュで古い情報が残っている場合もある
● しばらくすると登録が完了し、使えるようになる