第6章 メッセージ一覧
A.1 NIC 切替え方式による構成
NIC 切替え方式による構成の場合、主に以下のような構成にします。
この構成において以後説明を行います。
A.1.1 NAS 装置の設定
NAS 装置でネットワークの冗長化を行う場合、複数のインタフェースから single で仮想インタフェース を作成する必要があります。single で仮想インタフェースを作成する場合、NAS 装置上で以下のコマ ンドを実行する必要があります。
vif create single 仮想インタフェース名 インタフェース1,インタフェース2,…
仮想インタフェース名は通常 vif0,vif1,vif2… という名称を指定します。
vif create single vif0 e0,e1
上記のコマンドで仮想インタフェースが作成されますが、NAS 装置を再起動した場合、仮想インタフェ ースが失われます。再起動の際に自動的に仮想インタフェースが作成されるよう、以下の手順で設定を 行います。
1. NAS 装置の管理ノードにて NAS 装置の /vol/vol0 をマウントします。
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PRIMECLUSTER Wizard for NAS 導入運用手引書
2. 上記でマウントしたマウントポイント /etc にある rc ファイルにおいて実インタフェースを設定して いる ifconfig の行の前に仮想インタフェースを作成する vif create single のコマンドを記載しま す。また、実インタフェースを設定している ifconfig を “#” で注釈にし、仮想インタフェースを設定 する ifconfig を追加します。
vif create single vif0 e0,e1
#ifconfig e0 192.168.0.1 mediatype auto
#ifconfig e1 192.168.0.2 mediatype auto ifconfig vif0 192.168.0.1 mediatype auto
A.1.2 GLS (NIC切替え) の設定
GLS で NIC 切替えの設定を、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」 の 「6.2 GLSの初期設定」
に従って行います。
なお、スケーラブル運用の場合は、論理IPアドレスを使用する必要が無いため、1.で実行するコマンド を以下のように変更します
# /opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetconfig create -n sha0 -m e -i 物理IPアドレス -t デバイス1,デバ イス2
# /opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetconfig create -n sha0 -m -e -i 192.168.0.2 -t eth0,eth1
A.1.3 Gls Wizard による設定
RMS Configuration Wizard の NETAPP turnkey wizard から Gls Wizard による設定を行います。
1. NETAPP turnkey wizard から Gls:Global-Link-Services を選択します。
2. Gls wizard が表示されますので、AdditionalTakeoverIpaddress を選択します。
3. TakeoverIpaddress の選択メニューが表示されますので、“A.1.2 GLS (NIC切替え) の設定” で 設定した IPアドレスを選択します。
4. SAVE+RETURN を選択します。
5. SAVE+RETURN を選択します。
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PRIMECLUSTER Wizard for NAS 導入運用手引書
付録 B NAS クラスタ自動 takeover 機能のチューニン グ方法
PRIMECLUSTER Wizard for NAS では、ping コマンドにより NAS 装置へアクセス可能かどうか監
視しています。そして、ping の応答がない (アクセス不能) 場合に自動 takeover 処理を行います。
以下では、NAS クラスタ自動 takeover 実行開始時間、および環境設定 Wizard で設定可能な
ping コマンドに対するパラメタのチューニング方法について説明します。
自動 takeover 実行開始時間のチューニング
自動 takeover 処理の実行開始時間は、クラスタノード – HUB 間監視とクラスタノード – NAS 装置 間監視を考慮する必要があります。
1. クラスタノード – HUB 間では GLS リソースが監視を行っています。GLS 監視により、NIC 切替 が完了するまでは自動 takeover が実行しないように設定しなければいけません。
つまり、
GLS 監視開始時間 (a) + NIC 切替時間 (b) < 自動 takeover 実行開始時間 (X) を満たす必要があります。
よって、次式のようになります。
(a) + (b) = 10 (秒)+ 約30 or 約60(秒) < X(秒)
※NIC切替の所要時間
HUB-HUB監視なしの場合 約30秒
HUB-HUB監視ありの場合 約60秒
GLS 監視については、「PRIMECLUSTER Global Link Services 導入運用手引書 (伝送路二重 化機能編)」 を参照してください。
2. クラスタノード – NAS 装置間を監視している RemoteFileSystems (RFS) リソースは、障害を検 知すると300秒 (推奨値) 経過後にリソース異常となります。
よって、Wizard for NAS の自動 takeover 実行開始までの時間と takeover に要する時間の和 が、300秒以内である必要があります。
つまり、次式のようになります。
自動 takeover の実行開始時間 (X) ≦
RemoteFileSystems リソースタイムアウト時間 (300秒) − takeover に要する時間
1. と 2. より、以下の条件式 (1) が考えられます。(X = 自動 takeover 実行開始時間)
約40秒 or 約70秒 < X < 300(秒) − takeoverに要する時間 ・・・・・・(1)
次に、自動 takeover 処理の実行開始までの流れを以下の図に示します。
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