この項ではOS(Windows Server 2008 R2)上でvNIC同士をチーミングし、BNT 10ポート 10G イーサネットスイッチモジ ュールでTrunk Failoverの設定を行うことにより、高可用性のネットワーク環境を構築する方法を記載します。
・ NICチーミングに関して
NIC チーミングとは、複数の物理 NIC を束ねて一つの NIC として扱うことにより、負荷分散・速度・信頼性の向上を実現 する技術です。
Active-Standby 構成の例
正常時は Active に設定されている NIC A 経路で通信を行います。NIC B は Standby に設定されています。
NIC A が Link Down を検知すると、NIC B が Active になり、NIC B 経路で通信を継続します。
・ Trunk Failoverに関して
Trunk Failover とは、イーサネットスイッチモジュールの上位ネットワークに対して冗長性を実装する機能です。イーサネ ットスイッチモジュールの外部ポートの Link Down を検知して、イーサネットスイッチモジュールの内部ポートを Disable にすることで、NIC Teaming の Failover を発生させます。NIC チーミングとともに構成することで、上位ネットワークの障 害にも対応が可能です。
4.1. NIC チーミングと Trunk Failover の環境構築
vNIC で NIC チーミングを設定するには、Emulex 社の OneCommand NIC Teaming and VLAN Manager を使用します。
この製品は別項で紹介したドライバの導入時にインストールしたソフトウェアに付属するツールです。このツールを使用 してチーミング設定を行う手順に関しては下記リンク先のガイドを参照してください。
System x ネットワーク チーミングガイド(Windows 版)
※Emulex 製 Ethernet アダプター編
http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-02E46CF
vNIC で NIC チーミングを設定する場合は、Team メンバーに追加する vNIC デバイスに注意してください。
下表を参照しながら、VFA の物理的な 10G ポートである Port 0 と 1 で分かれている vNIC ポート(PCIe Function ID)で NIC Temaing を組むと、可用性が高い環境が構築できます。
ここでは例として、vNIC ポート 1 同士(PCIe Function ID 0 と PCIe Function ID 1 で NIC チーミングと Trunk Failover を 設定する手順を記載します。
4.2. Trunk Failover の設定
Trunk Failoverの設定はBNT 10ポート 10G イーサネットスイッチモジュール側で行います。Virtual Fabric Mode(vNIC1)
でvNICを実現させるにはvNIC Groupの設定が必要になります。vNIC Groupではメンバーポート、アップリンクポート、メ ンバーのみで使用するVLAN等を設定しますが、Trunk Failoverの設定もここで行います。また検証環境の構築に関し て、前項のvNIC Group1の環境を元に設定を行います。
4.2.1. コマンドラインインターフェース(isCLI)での設定
1. TelnetでBladeCenter HシャーシのBay7に搭載しているBNT 10ポート 10G イーサネットスイッチモジュールへアク セスしてください。
2. 3.1を参照してvNICポート、vNIC Group1の設定を行ってください。
3. vNIC GroupでTrunk Failoverの設定を行います。下記コマンドを投入してください。
※ INT9.1はvNIC Group1のメンバーになりますので、ここではvNIC Group1の設定を行います。
4. Trunk Failoverの設定を行います。下記コマンドを投入してください。
5. 1~4の手順をBladeCenter HシャーシのBay9に搭載しているBNT 10ポート 10G イーサネットスイッチモジュール でも同様に行ってください。
※ 設定の保存が必要な場合は、[copy running-config startup-config]コマンドで投入してください。
以上でisCLIでのTrunk Failoverの設定が終了です。
4.2.2. コマンドラインインターフェース(nosCLI)での設定
1. TelnetでBladeCenter HシャーシのBay7に搭載しているBNT 10ポート 10G イーサネットスイッチモジュールへア クセスしてください。
2. 3.2を参照してvNICポート、vNIC Group1の設定を行ってください。
3. vNIC GroupでTrunk Failoverの設定を行います。下記コマンドを投入してください。
※ INT9.1はvNIC Group1のメンバーになりますので、ここではvNIC Group1の設定を行います。
4. Trunk Failoverの設定を行います。下記コマンドを投入してください。
Router(config)# vnic vnicgroup 1
Router(vnic-group-config)# failover
>> vNIC INT9.1# /cfg/virt/vnic/vnicgrp/
Enter vNIC Group (1-32): 1
>> vNIC Group 1# failover
Current vNIC group uplink failover: disabled
6. 1~4の手順をBladeCenter HシャーシのBay9に搭載しているBNT 10ポート 10G イーサネットスイッチモジュール でも同様に行ってください。
※ 設定の保存が必要な場合は、[save]コマンドで投入してください。
以上でnosCLIでのTrunk Failoverの設定が終了です。
4.2.3. グラフィカルユーザーインターフェース(Browser-based Interface)での設定 1. ブラウザからBladeCenter HシャーシのBay7に搭載しているBNT 10ポート 10G イーサネットスイッチモジュール
のBrowser-based Interfaceにログインしてください。
2. 3.3を参照してvNICポート、vNIC Group1の設定を行ってください。
3. vNIC Group1の設定を行います。下記の操作を行ってください。
a. 左メニューから[VNIC Groups]をクリックしてください。
b. [vNIC Groups Configuration]が表示されます。vNIC Groupの[1]をクリックしてください。
2. Trunk Failoverの設定を行います。下記の操作を行ってください。
a. [vNIC Group 1 Configuration]が表示されます。
b. [Uplink Failover State]を[Enable]に設定してください。
c. [Submit]をクリックしてください。
d. 上部メニューの[Apply]をクリックして設定を反映させてください。
3. 1~4の手順をBladeCenter HシャーシのBay9に搭載しているBNT 10ポート 10G イーサネットスイッチモジュール でも同様に行ってください。
※ 設定の保存が必要な場合は、上部メニューの[save]をクリックしてください。
以上でBrowser-based InterfaceでのTrunk Failoverの設定が終了です。
4.3. NIC チーミングの設定
Virtual Fabric Mode(vNIC1)でTeamingを設定するには、Emulex社のOneCommand NIC Teaming and VLAN Managerを 使用します。このツールを使用してNICチーミングを設定する手順に関しては下記リンク先のガイドを参照してください。
System x ネットワーク チーミングガイド(Windows版)
※Emulex製Ethernetアダプター編
http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-02E46CF BladeCenter HS23 ネットワーク・チーミング 設定手順 – BladeCenter
http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-01CF368