8. VHF + 機能
8.6. MSK144
2100km(1300マイル)以下の離れた地点間でVHF帯を使った流星散乱通信はいつでも行うことができ
ます。QSOは、朝より夜のほうが長い時間かかります。周波数が高ければそれだけ長くかかります。
最長距離に近づけば近づくほど、長くかかります。それでも、100Wにシングル八木アンテナでもQSO することができます。次のスクリーンショットは、W5ADDとK1JTの間で行われた50MHzを使った
QSO例です。2人の間は1800km(1100マイル)離れています。Fast Graphの赤い丸で囲まれた部分が
その信号です。
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他のWSJT-Xモードとは異なり、MSK144デコーダはリアルタイムで動作します。デコードされたメッ
セージは、信号を受信してから、ほぼ瞬時に表示されます。
MSK144を使うときは
• ModeメニューからMSK144を選択。
• DecodeメニューからFastを選択。
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• オーディオ受信周波数をRx 1500Hzにセット。
• 周波数許容範囲を F Tol 100 にセット。
• T/R Sequence Durationを15秒にセット。
• パソコンの能力とデコード深さを合わせるため、Monitorをクリック。ステータスバーに表示 されるパーセンテージを観察。
• この例では、17%ですが、MSK144リアルタイムデコーダに使われる時間余裕を示しています。
100%に比べて、十分小さい値であれば、デコード深さをFastからNormal、あるいはFastから Deepへ変更できます。またF Tolを100から200Hzへ上げてみましょう。
最近のマルチコアCPUであればDeepとF Tol 200の処理でも容易にこなすことができます。古い パソコンでは、FastかNormalを使ってください。その場合、Deepに比べ、若干デコードロスがあり ます。
• 15秒で送受を切り替えるために、メッセージをすばやく選択する必要があります。Auto Seqを オンにすると、パソコンが受信したメッセージを見て、自動的に次のステップで何を行うか判 断します。
• 144MHzとそれ以上の周波数帯においては、Tx3、Tx4、Tx5にショートフォーマットのメッセー
ジが有効です。ショートメッセージは20ミリ秒です。通常メッセージは72ミリ秒です。メッ セージの内容は、コールサインではなく、2つのコールサインのハッシュ値(12ビット)、プ ラス4ビットの信号レポート、Acknowledgement(RRR)、またはSign-off(73)になります。
特定の相手だけがショートメッセージを解読できます。メッセージは<>で囲まれて表示され ます。
CQ K1ABC FN42
K1ABC W9XYZ EN37 W9XYZ K1ABC +02
<K1ABC W9XYZ> R+03
<W9XYZ K1ABC> RRR
<K1ABC W9XYZ> 73
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50MHzや70MHzでショートメッセージを使うメリットはありません。これらのバンドでは、標準
メッセージが伝搬するに十分な散乱時間があります。標準メッセージを使えば、誰でも、聞こえてい れば、QSO内容をワッチできます。