MR-J3BUS□M MR-J3BUS□M‐A
3. Q17nCPUN(-T)とQ17nDSCPUの相違点 1 Q17nCPUN(-T) と Q17nDSCPU の相違点
4.3 MELSOFT GX Works2によるシーケンサプロジェクト流用手順 MELSOFT GX Works2 による PC タイプ変更機能を使用します。
2 .Q17nCPUN(-T)からQ17nDSCPUへの置換え提案
4.3 MELSOFT GX Works2によるシーケンサプロジェクト流用手順
2 . Q17nCPUN(-T) から Q17nDSCPU への置換え提案
4.4
メカ機構プログラムからアドバンスト同期への移行について置換え先の
Q17nDSCPU
では、同期プログラムがメカ機構あるいはアドバンスト同期が選択できます。機能強化を行っているアドバンスト同期への移行を推奨します。
5.
置換えのポイントと注意点5.1
モーションCPU構成の相違点5.1.1
システム構成について以下の図に
Q17nCPUN(-T)
の基本システムとQ17nDSCPU
の基本システムの相違点を示します。・Q17nCPUN(-T)では、サーボシステムネットワークとしてSSCNETに対応しておりましたが、
Q17nDSCPUではSSCNETⅢ、およびSSCNETⅢ/H対応となっております。それに伴い、接続できる
サーボアンプが変更になります。・Q173PX(手動パルサ入力ユニット)はQ173DPX、
Q172LX
(サーボ外部信号入力ユニット)はQ172DLX、また、Q172EX(-S1,-S2,-S3)(同期エンコーダ入力ユニット)はQ172DEXにそれぞれ置き換えられ ます。
・基本ベースユニットがQシリーズマルチCPU間高速通信対応ベースとなります。従って、
CPUスロッ
ト、およびスロット0~2には、モーションユニット(Q172DLX,Q172DEX,Q173DPX等)は配置 できません。・Q17nDSCPUでは、パソコンとの接続はSSCNET経由での接続はできません。Ethernet/直接接続、
USB,RS-232,Ethernet/シーケンサ経由による接続のどちらかにて接続してください。
・Q17nDSCPUは、緊急停止入力ケーブル(Q170DEMICBL□M)とDC24V電源が必要となります。
・Q17nCPUN(-T)の基本ベースユニットの最小スロット数が3スロット(Q33B)に対し、Q17nDSCPU の基本ベースユニットの最小スロットは5スロット(Q35DB)のため、配置、およびサイズに注意 してください。
2 .Q17nCPUN(-T)からQ17nDSCPUへの置換え提案
5.1.2
共有デバイスについてQ17nDSCPUの
デバイスメモリについては、CPU間の高速通信(+自動リフレッシュ)を実現しています。下表に、主な変更点を示します。
Q17nCPUN Q17nDSCPU
期 期(トランジェント )
0.88ms
(サイクリック )自動リフレッシュ
4
可能32
可能1号
あたりのリフレッシュワード8kワード 14kワード
ヅバイスメムリの共有には、設定(マルチCPU共有デバイスへの り当て/自動リフレッシュ設定)が 必要となります。また、Q17nDSCPUのみ、高速通信バスを 載しているため、シーケンサCPU で「マ ルチCPU間高速通信エリア設定」をする必要があります。
は「QCPUユー ーズマニュアル(マルチCPUシステム
)」および「Q173D(S)CPU/Q172D(S)CPU
プログラ ングマニュアル(共通 )を参照してください。マルチCPU間高速通信エリア
シーケンサCPU モーションCPU デバイス
メモリ (D,M等)
シーケンサ 制御 プロセッサ
共有メモリ
マルチCPU間 高速通信エリア
1号機 2号機
デバイス メモリ (D,M等) 共有メモリ
1号機 2号機 1号機
2号機
1号機 Qバス 2号機
*1
モーション 制御 プロセッサ
【特長】
・デバイスメモリは各CPUユニット毎に搭載
・各CPUが共有メモリを相互参照してデータを共有化する。
(自動リフレッシュはスキャンタイム、メイン周期毎)
シーケンサCPU モーションCPU
デバイス メモリ (D,M等) 共有メモリ
デバイス メモリ (D,M等) 共有メモリ
自動リフレッシュ (スキャンタイム毎)
自動リフレッシュ (メイン周期毎) Qバス*1
(トランジェント転送)
1号機 2号機
1号機 2号機
シーケンサ 制御 プロセッサ
モーション 制御 プロセッサ
QnHCPU + Q17nCPUN(-T)
QnUD(E)(H)(V)CPU + Q17nDSCPU
2 . Q17nCPUN(-T) から Q17nDSCPU への置換え提案
5.2
プロジェクト流用後の自動リフレッシュの設定についてモーションCPUでは、プロジェクト流用により自動リフレッシュ設定はそのまま流用され、シーケン サCPUではプロジェクト流用後に自動リフレッシュ設定を直接入力して修 する必要があります。
以下に自動リフレッシュ設定方法を示します。
5.2.1 MELSOFT MT Works2での自動リフレッシュ設定
①MELSOFT MT Works2でプロジェクト流用/CPU・OSタイプを変更して自動リフレッシュ設定を確認します。