ここまでは、75日線を利用してトレードを行うことをお伝えしました。
ここからは、さらに確実に利益を得ていくために重要な指標である MACD(マックディー)というものを利用していきます。
■MACD とは?
MACDとは、Moving Average Convergence Divergence
の頭文字をとった呼び名で、日本語では「移動平均収束発散法」といいます。
MACDとはその銘柄の上昇もしくは下落の勢いを表し、
買い時、売り時を判断するのに役立てることができます。
このMACD、非常に重要です。
MACDを無視してトレードをした場合は、とんでもない目に遭うと言っても過 言ではありません。
プロもそうですし、私たち講師陣もMACDは毎日必ずチェックします。
それくらい非常に重要だということを覚えておいてください。
次のページからは図を使ってMACDの解説をしていきます。
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■ゴールデンクロスとデッドクロス
MACDは各チャートの下部に表示されています。
拡大図
図の赤い線がMACDになります。青い線をシグナルといいます。
MACD は長期の移動平均線、シグナルは短期の移動平均線と覚えてください。
このそれぞれの移動平均線の日数は覚える必要はないので、赤い線が MACD、
青い線がシグナルと覚えておけば大丈夫です。
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そして、MACDがシグナルを下から上に抜けることを
ゴールデンクロス
、MACDがシグナルを上から下に抜けることを
デッドクロス
といいます。MACDの使い方ですが、日経平均のMACDがデッドクロスした場合は、保持 している銘柄を全て一旦手仕舞いしてください。
いくら保持している銘柄が上昇中でも、日経平均がデッドクロスすると日経平 均は一旦下降トレンドに入り、個別銘柄もその大きな波にのまれて下降しやす くなります。
また、大暴落をするときは、株価が75日移動平均線の上にあってもデッドクロ ス中ということがほとんどです。
過去を振り返りますと、東日本大震災や、イギリスのEU離脱などの日も、日経 平均は大きく下げましたが、MACDはデッドクロス中でした。
このルールをしっかりと守っていれば、大暴落して大損をすることはまずあり ません。
また、参考までにお伝えしますと大暴落は 75 日線の上で起きることがほとん どです。
というのはそれだけ買いで勝負している人がいるからです。
しかし、75日線の上に株価のローソク足があるからといっても買ってはいけな いサインが出ているのです。
そのルールさえしっかりと守っていれば、どんな大暴落が来てもそれを避ける ことが出来ますし、ロスカットの設定もしっかりとしていれば、最低限の被害で 済ますことができます。ですので、MACDは毎日必ずチェックをしてください。
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また、日経平均だけでなく、保持している個別銘柄のMACDがデッドクロスし ても、一旦利益確定もしくはロスカットをしてください。
つまり、日経平均、個別銘柄のどちらかのMACDがデッドクロスしたら保持し ている銘柄は手仕舞いするということです。
「自分の持っている銘柄だけは例外で、放っておいても大丈夫だろう」というと ころに大きな落とし穴があります。
これで失敗をしている人を私は何人も見てきましたので、これだけは必ず守る ようにしてください。
また、MACDがゴールデンクロスをしたら「買い」ではありません。
MACD がゴールデンクロスしたら「他の条件が整っていれば、買ってもよい」
が正解です。ここでのゴールデンクロスとは、日経平均と個別銘柄の両方になり ます。
他の条件とは、例えば、
・75日線が上向き
・ローソク足が75日線の上にある
など、その時々の条件になります。
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■事例で見る MACD を使ったトレード
百聞は一見に如かず!
早速実際の事例をもとに学んでみましょう。
① エントリー
② 買いで保持・・・
ローソク足が 75 日線を下から上に抜けました ので、買いでエントリーします。
エントリー後、順調に株価が上がってい ますね。ただ、MACDがそろそろデッド クロスに向かっていきそうです。MACD がデッドクロスしたらいったん利益確定 しましょう!
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③ MACDデッドクロスでいったん利益確定!
④ 利益確定後の流れ
デッドクロスで利益確定後、株価は緩やかに下降しました。
その後、MACDが再度ゴールデンクロスへ向かいそうです。
再エントリーができるかもしれませんので、このまま経過を追います。
※間違ってもこの段階でエントリーしないようにしてください。
MACD がデッドクロスしました ので翌営業日に利益確定をしま す。
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⑤ MACDゴールデンクロスで再度エントリー
MACDが再度ゴールデンクロスをしました。
75日線は上を向いており、その上にローソク足は位置しています。
翌営業日に買いで再エントリーします。
⑥ 再エントリー後の流れ
エントリー後、株価は順調に上がっていきます。
MACDが再びデッドクロスしたら2回目の利益確定をしたいと思います。
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⑦ 2回目の利益確定
MACDがデッドクロスしましたので、2回目の利益確定をしました。
このようにMACDを活用することで、
75日線の上抜け&下抜け以外のタイミングでも、
トレードで利益を上げていくことができます。
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75日線を参考にせず、MACDだけでトレードしている個人投資家も中にはい らっしゃるようですが、私たちは基本的にMACDだけで判断しません。
先にお伝えしました通り、MACDと75日線を組み合わせて分析をしていきま す。
また注意していただきたいこととして、MACD でゴールデンクロス or デッド クロスを確認したらあまり間を置かずにエントリーをするようにしてください。
・ゴールデンクロスした数日後にエントリー、
・デッドクロスした数日後に手仕舞い、
これらはなるべく避けるようにしてください。
ゴールデンクロス翌日にエントリーし、デッドクロスした翌日に手仕舞いがベ ストです。
では、次のページからは、
75日線&MACDを使ったトレード戦略の練習問題に入ります。
様々な事例を使って理解を深めていきましょう。
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■問題を解いてみよう!(MACD トレード)
Q1 質問
下図のAでエントリーした場合、最も適当な手仕舞いポイントは どこになるでしょうか?
手仕舞いポイント 【 】
8001伊藤忠 という銘柄です。
2016年の10月から2017年の4月までを出したチャートになります。
正解は次のページです!
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Q1 回答
手仕舞いポイント 【 C 】
解説
MACD がゴールデンクロスしたタイミングでエントリーした場合のトレード になります。MACDがデッドクロスした時点で手仕舞いになりますので、手仕 舞いポイントはCになります。
B:MACDがまだゴールデンクロスのため保持になります。
D:タイミングとしてはデッドクロスなので悪くありませんが、すでに C でデ ッドクロスしているため、Cで手じまいしたほうが賢明です。
E:単純に75日線だけを用いたトレードであれば、手仕舞いポイントになりま すが、MACDを用いることで約4か月ほど早く手じまいできるうえ、利益もほ とんど変わりません。早く手じまいできるということはその分だけ別銘柄のエ ントリーをうかがうチャンスが増えるということになりますね。
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Q2 問題
下図の A~D の中でこれからエントリーする場合、エントリーポイント、手仕 舞いポイントはどこになるでしょうか?
エントリーポイント【 】 手仕舞いポイント 【 】
2914JT という銘柄です。
2017年の4月から8月までを出したチャートになります。
正解は次のページです!
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Q2 回答
エントリーポイント【 A 】 手仕舞いポイント 【 C 】
解説
75日線を上に抜けたポイントでエントリー、MACDがゴールデンクロスした タイミングで手仕舞いのトレードになります。75日線を上に抜けるタイミング Aでエントリー、MACDがデッドクロスしたCで手仕舞いになります。
B:このチャートで見れば最高値ですからここで手じまいできれば一番いいです が、残念ながらこの時点では判断できる材料がないため、難しいといえます。
D:単純に75日線でのトレードであれば、Dのタイミングで手仕舞いです。し かしながらCのデッドクロスのタイミングで手じまいできれば、より大きな利 益を獲得できることになります。
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Q3 問題
下図の A~D の中でこれからエントリーする場合、エントリーポイント、手仕 舞いポイントはどこになるでしょうか?
エントリーポイント【 】 手仕舞いポイント 【 】
7011三菱重工 という銘柄です。
2016年の10月から2017年の6月までを出したチャートになります。
正解は次のページです!
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Q3 解答
エントリーポイント【 A 】 手仕舞いポイント 【 B 】
解説
75日線を上に抜けたポイントでエントリー、MACDがゴールデンクロスした タイミングで手仕舞いのトレードになります。75日線を上に抜けるタイミング Aでエントリー、MACDがデッドクロスしたBで手仕舞いになります。
C:デッドクロスかつ75日線下抜けという手じまいの要素を強く含むポイント ですが、すでにBの時点でデッドクロスしているため、Bで利益確定したほうが 賢明です。
D:順調に株価を上げているため、買いたくなりがちですが、まだ75日移動平 均線の下に位置しているため、エントリーポイントとしては対象外です。
※もしここで欲望に負けて買ってしまった場合…
その後のチャートを見ればお分かりになると思います。