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MAC 認証使用時の通信障害

ドキュメント内 IP8800/A260トラブルシューティングガイド (ページ 64-68)

注※

2. switchport mac vlan および no switchport mac auto-vlan 設定有の場合

3.8.3  MAC 認証使用時の通信障害

注※1

コンフィグレーションコマンドの設定が下記に該当するか確認してください。

1. switchport mac vlan および no switchport mac auto-vlan 設定無の場合

vlan mac-based で RADIUS サーバの VLAN ID が設定されていること

switchport mac dot1q vlan と一致していないこと

【ダイナミックVLANモード】

RADIUSサーバのRADIUS属性のTunnel-Private-Group-ID属性に 設定されたVLAN IDと,認証対象ポートのVLAN ID1が一致する ように設定してください。

RADIUSサーバにVLAN名称で登録している場合は,該当VLANの コンフィグレーションコマンドname2と一致しているか確認して ください。

上記に該当しない場合は項番4へ。

4 運用コマンドshow mac-authentication statisticsでRADIUSサーバとの通信 状態を確認してください。

表示項目"[RADIUS frames]"の"TxTotal"の値が"0"の場合は,下記 のコンフィグレーションが正しく設定されているか確認してください。

aaa authentication mac-authentication default

mac-authentication radius-server hostまたはradius-server host

固定VLANモードまたはダイナミックVLANモードの場合は項番5 へ。

上記に該当しない場合は項番6へ。

5 認証専用IPv4アクセスリストの設定を 確認してください。

認証前状態の端末から本装置外に特定のパケット通信を行う場合,認 証専用IPv4アクセスリストが設定されていることを確認してくださ い。

また,認証対象ポートに通常のアクセスリストと認証専用IPv4アク セスリストの両方を設定した場合,認証専用IPv4アクセスリストに 設定したフィルタ条件が通常のアクセスリストにも設定されているこ とを確認してください。

認証専用IPv4アクセスリストのフィルタ条件の宛先IPアドレスに,

anyが設定されていないことを確認してください。

上記に該当しない場合は項番6へ。

6 運用コマンドshow mac-authentication statisticsでMAC認証の統計情報が表 示されるかを確認してください。

MAC認証の統計情報が表示されない場合は項番7へ。

上記に該当しない場合は項番8へ。

7 コンフィグレーションコマンド mac-authentication

system-auth-controlが設定されている かを確認してください。

コンフィグレーションコマンドmac-authentication

system-auth-controlが設定されていない場合は,設定してください。

上記に該当しない場合は項番8へ。

8 運用コマンドshow mac-authentication

loggingを実行し,動作に問題がないか

を確認してください。

動作ログ種別LOGINで,下記の動作ログが表示されている合は認証に 失敗しています。

「Login failed : xxxxxxxxxxx」

動作ログ内容を確認して,RADIUSサーバ,内蔵MAC認証DB,コ ンフィグレーションなどの設定内容を見直してください。

動作ログ内容は,運用コマンドレファレンスを参照してください。

認証端末が接続されているポートの認証情報が表示されない場合は,

コンフィグレーションコマンドmac-authentication portで認証対象 ポートが正しく設定されているか確認してください。

端末が接続されている認証対象ポートがリンクダウンまたはシャット ダウンしていないことを確認してください。

上記以外の場合は,MAC認証のコンフィグレーションを確認してく ださい。

項 番

確認内容・コマンド 対応

2. switchport mac vlan および no switchport mac auto-vlan 設定有の場合

switchport mac vlan と一致していること

注※2

コンフィグレーションコマンドnameで設定するVLAN名称を,RADIUS認証の認証後VLANとして使用する ときは下記に注意してください。

VLAN名称が,複数のVLANで重複しないように設定してください。VLAN名称が重複していると,重複して いるうちで最も小さいVLAN IDがRADIUS認証の認証後VLANとして割り当てられます。

VLAN名称の先頭に数字を指定しないでください。先頭の数字をVLAN IDとして認識し,認証に失敗する場合 があります。

MAC 認証に関係するコンフィグレーションは次の点を確認してください。

表 3-19 MAC 認証のコンフィグレーションの確認

項 番

確認内容・コマンド 対応

1 MAC認証のコンフィグレーション 次のコンフィグレーションコマンドが正しく設定されていることを確認 してください。

【MAC認証共通】

aaa authentication mac-authentication default group radius

mac-authentication access-group

mac-authentication auto-logout

mac-authentication id-format

mac-authentication interface

mac-authentication max-timer

mac-authentication password

mac-authentication system-auth-control

【固定VLANモード】

mac-authentication port

mac-authentication vlan-check

authentication arp-relay

authentication ip access-group

【ダイナミックVLANモード】

mac-authentication port

authentication arp-relay

authentication ip access-group 2 VLANインタフェースの設定 【固定VLANモード】

対象VLANインタフェースにIPアドレスが正しく設定されていること を確認してください。

【ダイナミックVLANモード】

次の各VLANインタフェースにIPアドレスが正しく設定されているこ とを確認してください。

認証前VLAN

認証後VLAN

3 フィルタ設定 フィルタによって特定のパケットが廃棄されているか,またはQoS制御 のシェーパによってパケットが廃棄されている可能性があります。コン フィグレーションのフィルタおよびQoS制御の設定条件が正しいか,シ ステム構築でのシェーパのシステム運用が適切であるかを確認してくだ さい。手順については「3.16.1 フィルタ・QoS設定情報の確認」を参 照してください。

4 認証専用IPv4アクセスリストの設定 認証前状態の端末から本装置外に通信するために必要なフィルタ条件が,

コンフィグレーションコマンドauthentication ip access-groupおよび ip access-list extendedで正しく設定されていることを確認してくださ い。

5 ARPパケット中継の設定 認証前状態の端末から本装置外の機器宛にARPパケットを通信させる ためのコンフィグレーションコマンドauthentication arp-relayが正し く設定されていることを確認してください。

項 番

確認内容・コマンド 対応

ドキュメント内 IP8800/A260トラブルシューティングガイド (ページ 64-68)