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LAN カード監視に関する注意事項

ドキュメント内 CLUSTERPRO X HA/SingleSaver R2.2 リリースメモ (ページ 50-54)

6. 注意/制限事項 ______________________________________________________________ 43

6.1.3 LAN カード監視に関する注意事項

(1) LANカード監視が起動している時に、ifconfigコマンド、SAMまたはSMH等の 設定で、監視対象であるLANカードの情報が変更されると、LANカード監視の 動作は保証できません。LANカードの情報を変更する可能性のあるアプリケーシ ョンは使用しないでください。

(2) LANカード監視は終了する前に、切り替わった待機LANカードから運用LANカ ードに戻します。この時、まだ運用LANカードが故障していれば、待機LANを 使用している他のアプリケーションは通信が中止される可能性があります。

(3) 切り替わった待機LANカードから運用LANカードに戻れない時に再セットアッ プする場合は、下記のように手動で待機 LAN カードの IP アドレス情報を運用 LANカードに設定してください。

・ネットワークインタフェースと IP アドレスが下表のとおり、ネットマスクは

255.255.255.0、ブロードキャストは192.1.1.255の場合を例とします。

ネットワーク インタフェース

IPアドレス

運用LANカード lan0

待機LANカード lan1 lan1 192.1.1.1

lan1:1 192.1.1.2

① 待機ネットワークインタフェースを停止します。

② 待機ネットワークインタフェースの IP アドレス、ネットマスク、ブロードキ ャストの情報を運用ネットワークインタフェースに設定します。

③ 待機ネットワークインタフェースの一次インタフェース名のストリームプラ ミングを削除します 。

# /usr/sbin/ifconfig lan1 down

# /usr/sbin/ifconfig lan1:1 down

# /usr/sbin/ifconfig lan0 inet 192.1.1.1 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.1.1.255

# /usr/sbin/ifconfig lan0:1 inet 192.1.1.2 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.1.1.255

# /usr/sbin/ifconfig lan1 unplumb

(4) 起動/停止スクリプトでLANカード監視を起動する際に、待機に設定するLAN カードのネットワークインタフェースの初期化に失敗した場合には、待機 LAN カードに切り替えができない場合があります。

(5) LANカードにIPアドレスを設定する時、運用LANカードと同じIPアドレスを 別のLANカードに指定しないでください。LANカード監視の切り替えに失敗す る可能性があります。

(6) LANカードの監視間隔時間は、既定値が2秒に設定されています。

この値を変更する場合、TCP の再送がタイムアウトする値(9 分=540 秒)を越 えないように設定してください。540秒を越えた値を設定すると、LANカード切 り替え時に、接続中のセッションが切断される可能性があります。

LANカードの監視間隔時間の設定方法については「HA/SingleSaver 利用の手引き

『4.1.3 カスタマイズ』」の章を参照してください。

(7) IEEE802.3のみカプセル化されたLANカードは監視できません。ネットワークイ

ンタフェースにはlanxとsnapxの2種類があります。(x:PPA番号 例:lan1、snap1)

Ethernet/IEEE 802.3 リンクの場合には、Ethernet のカプセル化を示すためにネッ

トワークインタフェースはlanxが使用され、IEEE 802.3 のカプセル化を示すため に snapxが使用されます。それ以外のリンク(FDDI、 トークン・リング)では、

lan カプセル化指示子だけが使用されます。これらは、netstat -in コマンドで確認 することができます。

(8) DHCPによって割り当てられたLANカードの切り替え/切戻しはサポートしませ ん。

(9) Auto Port Aggregation をご使用になる場合は、LANカード監視を停止してくださ

い。

(10) アプリケーションがTCPで通信する場合は、通信エラーが発生した場合に自 動的に再送処理を行います。

アプリケーションがUDPで通信する場合は、通信エラーが発生した場合に自 動的に再送処理を行いません。

UDP は信頼性の低いサービスのため、通信エラーが発生した場合に適切に回 復できるようにしておく必要があります。

UDP で通信する場合は、アプリケーションに再送処理を組み込むようにして ください。

(11) IPv4ではLANカード切り替え時にARP(ブロードキャスト)を複数回 送信します。

ARPの送信回数は、最小1回から最大20回までの範囲で設定することができ ます。デフォルトの送信回数は17回です。ARPの送信間隔は、最初の10回 を1秒間隔とし、残りの回は、2の累乗とします(累乗の指数は0,1,2,3・・・

と増加します)。

また、IPv6ではLANカード切り替え時にNDPを複数回送信します。NDPの 送信回数はARP送信回数+2であり、最小3回から最大22回までの範囲で送 信します。デフォルトの送信回数は19回になります。NDPの送信間隔は、最 初の12回を1秒間隔とし、残りの回は、2の累乗とします。

(12) LANカード監視終了時に待機LANカードで運用している場合には、

運用LANカードに切り替えます。この時、ARPは1回(NDPは3回)のみ 送信します。

(13) LANカード監視が起動中、運用LANカードから待機LANカードに 切り替えた場合に、設定ファイルチェックコマンドを実行すると 運用LANカードに対するエラーを検出する可能性があります。

エラーを検出した設定ファイルを確認していただき、正しい設定の場合には、

本エラーは無視してください。設定に誤りがある場合には、設定ファイルを修 正してください。

(14) 運用ネットワークインタフェースに複数のIPv6アドレスが設定されている 場合、LAN監視設定時、運用LANに設定できるネットワークインタフェース には「lanX:0」と「lanX:1」のみが表示されます。

すべてのIPv6アドレスを確認する場合は”/usr/bin/netstat -in”コマンドを実行し てください。

(15) LANカード設定ファイル”/opt/HA/SingleSaver/LAN/conf/lan_settings.conf”と

”/opt/HA/SingleSaver/LAN/conf/lan_ip6_settings.conf”で同一の運用LANカード に対する待機LANカードの設定が異なる場合、LANカードの切り替えは

” /opt/HA/SingleSaver/LAN/conf/lan_settings.conf”の設定に従います。

(16) LANカード監視セットアップ時、LANカード設定ファイル

” /opt/HA/SingleSaver/LAN/conf/lan_settings.conf”と

” /opt/HA/SingleSaver/LAN/conf/lan_ip6_settings.conf”が自動的に作成されます が、どちらかのファイル作成に失敗した場合、セットアップは異常終了します。

(17) LANカード監視起動時、LANカード設定ファイル

” /opt/HA/SingleSaver/LAN/conf/lan_settings.conf”,

” /opt/HA/SingleSaver/LAN/conf/lan_ip6_settings.conf”どちらかのファイル 読み込みに失敗した場合、LANカード監視は異常終了します。

(18) 下記のように論理インタフェース(lan0:1やlan1:2など)のみにIPv4アドレスや IPv6アドレスが設定されており、物理インタフェース(lan0やlan1など)にIPv4 アドレスやIPv6アドレスが設定されていないネットワークインタフェースを 運用LANカードに指定することはできません。

また、上記ネットワークインタフェースを待機LANカードに指定することは 可能ですが、待機LANカード切り替え後、論理インタフェースのアドレス情 報は、運用LANカードの論理インタフェースのアドレス情報に上書きされま す。

(例)

ネットワーク インタフェース

IPアドレス

運用LANカード lan0 lan0 192.168.1.1

lan0:1 192.168.2.1

lan0 fe80::215:60ff:fe04:ff7e lan0:1 2223::1234

待機LANカード lan1 lan1 0.0.0.0

lan1:1 192.168.3.1 lan1 ::

lan1:1 2224::1234

lan0を運用LANカード、lan1を待機LANカードに設定した際、lan0で障害が 発生した場合、LANカード切り替え後lan1:1のアドレス情報はlan0:1の アドレス情報に上書きされます。

(19) 運用ネットワークインタフェースと待機ネットワークインタフェースの組み 合わせにおいて、実ネットワークインタフェースと仮想ネットワークインタ フェースを混在させることはできません。

(設定不可能な例)

例1 例2 運用LANカード 実ネットワークイ

ン タ フ ェ ー ス

(lan0)

仮 想 ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ フ ェ ー ス

(lan5000)

待機LANカード 仮想ネットワーク イ ン タ フ ェ ー ス

(lan5000)

実 ネ ッ ト ワ ー ク イ ン タ フ ェ ー ス

(lan0)

(20) IPv6アドレスを監視している場合、運用LANの障害、復旧が短い間隔で発生 すると自動切り戻しに失敗する場合があります。

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