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ネオアンチゲンとは

がん特異的な抗原となるネオアンチゲンは、アミノ酸を変える遺伝子変異を持つDNAから 作られるタンパク質が分解してできるもので、分解してできたペプチドはMHC分子とくっつく ことで、がん細胞の表面に運ばれ、免疫細胞の攻撃目標となる。

ネオアンチゲン

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がん特異的抗原性

(がんの目印としての強さ)

adapted from Hacohen et al., Cancer Immunol Res. 2013

免疫寛容性の 欠如

( 免 疫 の 攻 撃 力 )

病原体

自己 抗原

オンコアンチゲン

ネオアンチゲン

ネオアンチゲンの抗原性と免疫寛容

分子標的薬の対象となる遺伝子変異 あり:10 – 30 %

遺伝子解析

遺伝子解析による分子標的薬の選択

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Kwak et al. N Engl J Med. 2010

ALK (Anaplastic Lymphoma Kinase) 阻害剤

クリゾチニブ(ザーコリ®

ALK遺伝子変異陽性非小細胞肺がん患者の例

患者 ID

腫瘍縮小効果(%)

腫瘍の大きさが変化しない状態

腫瘍の大きさの和が30%以上減少した状態 腫瘍が完全に消失した状態

治療前 治療後

あり:10 – 30 % なし:70 – 90 %

ネオアンチゲン/オンコアン チゲンワクチン療法

TCR遺伝⼦導⼊T細胞療法

個別化がん免疫療法

遺伝子解析による分子標的薬の選択

分子標的薬の対象となる遺伝子変異 遺伝子解析

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RNAシーケンス解析 全エクソーム解析

正常細胞 がん細胞

がん細胞のみで起きている 遺伝子変異を特定する

各遺伝子のがん細胞での 発現量を調べる

ネオアンチゲン予測

がんで発現している変異遺伝子を選択する

ネオアンチゲンペプチド

シーケンス解析

A*02:01 YLWEGNLEGT VMVALSCLL FLYTHQRMA LLAPPGALPL SMIGVLTQNA

… …

A*24:02 AYFVTYVFFI PYARLGWAMTL KFLAAAHNF SYMGGMNRRPI SWGLPCTELF

… …

HLA分子に結合する 遺伝子変異を含む

ペプチド予測

ネオアンチゲン解析

全エクソーム

RNA

シーケンス

CPM

データ解析

・遺伝子変異の特定

・遺伝子発現量の確認

HLAタイプの特定

ネオアンチゲン予測

DCワクチン投与

免疫反応解析

腫瘍組織

および 正常細胞

ワクチン投与前後 末梢血単核球

ネオアンチゲンDCワクチンの流れ

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ペプチドワクチン・DCワクチン療法のメカニズム

樹状細胞=DC

がん抗原ペプチドを提示させた 樹状細胞を投与する (DCワクチン)

DC

がん抗原ペプチド

がんの目印となるがん抗原ペプチドを 投与する (ペプチドワクチン)

活性化したCTL(リンパ球の一種)が、

がん細胞表面のペプチド(がんの目印)を 見つけてがんを殺傷する

T細胞受容体=TCR 細胞傷害性T細胞

(リンパ球の一種)

オンコアンチゲン:がん特異的抗原

ネオアンチゲンペプチドワクチン

6人の悪性黒色腫患者

15〜20 種のネオアンチゲンペプチドを投与 4/6人の患者は2.5年間 無再発

2/6人の患者は抗PD-1治療後に再発腫瘍が消失

Ott et al., Nature. 2017

ネオアンチゲンmRNAワクチン

13人の悪性黒色腫患者

10 種のネオアンチゲンをコードするRNAを投与 9/13人の患者が12〜23カ月間 無再発

Sahin et al., Nature. 2017

ネオアンチゲンワクチン接種は強力ながん細胞特異的免疫反応を誘発する

ネオアンチゲン関連臨床試験登録:81 件(NIH臨床試験データベースより、2018年10月現在)

ネオアンチゲンによる治療例

Harvard University Neon Therapeutics

Johannes Gutenberg University BioNTech Corp.

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血液から分離した末梢血単核球を用いて,ペプチドに反応するCTLを検出する方法

ペプチド添加

day0 day1 IL2

day1416 day36

IL2

ペプチド添加

IL2 IL2

day7 day8 day913

CD4陽性細胞の除去

ペプチド刺激による 前培養

ELISPOT解析

テトラマー解析

ratioR/S  1.00 0.50 0.25 0.13

ワクチン 投与前

ワクチン投与 1コース後

2コース後

3コース後

4コース後

ペプチドMHC トラマー

CD8

0.12% 2.62% 38.67% 73.73% 74.67%

免疫反応解析

ペプチドに結合するCTLの検出と分取 ぺプチド特異的IFN‐γ産生細胞の検出

TCR解析

次世代シーケンサー

T細胞クローンの種類と頻度 組織や末梢血中のリンパ球

TCR遺伝子配列の取得

特定のリンパ球が 増加している

リンパ球が 増加していない

TCR遺伝子を導入した T細胞を作製

免疫モニタリング・患者選択

疾患に関与するリンパ球の特定

投与

TCR遺伝子導入 T細胞療法

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腫瘍に浸潤した T細胞

がん細胞

がん組織

ネオアンチゲン ペプチド-MHC ペプチド

テトラマー

シーケンス解析 ネオアンチゲン予測

MHC

ネオアンチゲン ペプチド

TCR

末梢血

培養 T細胞 ネオアンチゲン

ペプチド

免疫反応解析

TCR解析

TCR

遺伝子導入

T

細胞療法

がんワクチン

ネオアンチゲン個別化免疫療法の取り組み

刺激

ネオアンチゲン特異的 T細胞

DCワクチンコンソーシアムとの提携

DCワクチンコンソーシアム:大阪、福岡、東京を拠点とする3医療法人

OTSがライセンスを保有するオンコアンチゲンペプチドについて

DCワクチン療法への非独占的実施権を供与

CPMでの大規模遺伝子解析によるネオアンチゲン予測についての 研究開発を共同で推進

ネオアンチゲン療法での 抗原が発現され、T細胞がクローン化されているか 効果測定を行う。(ELISPOT解析およびテトラマー解析の実施)

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リキッドバイオプシー

セルフリーDNA (cell free DNA; cfDNA)

リキッドバイオプシーの応用

がんの遺伝子変異情報に基づいた薬の選択

がん治療効果のモニタリングおよび再発の早期発見

がんスクリーニングと早期診断

時間

採血

治療(手術)

… … … 再発

セルフリーDNA 遺伝子変異

セルフリーDNA 遺伝子変異 健常人

がんの確認(画像診断)

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リキッドバイオプシー事業の進展

検査受託サービス

研究開発 研究開発

適切な治療と希望を 全てのがん患者さんへ

全エクソーム RNAシーケンス

ネオアンチゲン解析

リキッドバイオプシー

TCR/BCRレパトア解析

免疫反応解析

ネオアンチゲンワクチン療法

TCR遺伝子導入T細胞療法

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適切な人に適切なタイミングで適切な治療を

がん患者さんの

遺伝子解析

分子標的療法の 選択および開発

• 生存率の向上

• 高精度にがんを狙う

• 副作用の緩和

がんプレシジョン医療とは

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