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図14構 築 すべ きネ ッ トワ ー クモデ ルの概観
」
す る ポ ー トや 障 害 状 況 、制 御 情 報 等 を個 別 に 管 理 しな け れ ば な らな い 。 こ の 制 約 は 、 実 際 の 物(空 調 器 の 部 品 等)を 扱 う シ ス テ ム で あ れ ば 問 題 に な らな い 。
しか し、本 研 究 の対 象 で あ る ネ ッ トワ ー ク の 性 格 か ら、 こ の 制 約 に従 う こ とは 非 常 に 困 難 で あ る 。 な ぜ な ら同 じパ ラ メ タ で あ っ て も 、 そ の 内 容 に よ っ て プ ロ ト コル の対 処 が 異 な る場 合 が 存 在 す る か ら で あ る 。
例 え ば 、 ゲ ー ト ウ ェ イ を介 して パ ケ ッ トを 送 信 す る 場 合 を考 え る 。 送 信 パ ケ ッ トに は 送 信 先 のIPア ド レス が 入 っ て い る 。 ゲ ー トウ ェ イ が パ ケ ッ トを 受 け と る と 、送 信 先I Pア ド レス を確 認 して 自分 宛 の パ ケ ッ トで あ れ ば 受 信 し、 そ うで な け れ ば 、 適 当 な ネ ッ
トワ ー ク に 送 り出 す の で あ る。
ま た も しそ の 内 容 毎 に パ ラ メ タ を別 の も の と し て管 理 した とす る と 、1つ の パ ラ メ タ が ア ド レス の 数 だ け存 在 す る と い う事 態 が 生 じて く る 。
こ の よ うな 問 題 に対 応 す る た め に 、 パ ラ メ タの 内 容 を考 慮 し 、伝 播 す る こ とが 可 能 と な る よ う に 、 プ ログ ラ ム の 改 修 を行 な う。
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5.2プ ロ ト コ ル の 世 界 とハ ー ド の 世 界 の 切 り わ け
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今 後 研 究 を進 め る 上 で 必 要 な 作 業 と して は 、 ハ ー ド ウ ェ ア モ デ ル(ネ ッ トワ ー ク機 器 構 成)と 論 理 的 な とプ ロ ト コル ス タ ッ ク を切 り離 す こ とが 可 能 か ど うか 、客 観 的(理 論
的)な 判 断 基 準 を提 示 す る こ と で あ る 。
深 い 知 識 に基 づ くESと い う枠 組 で ネ ッ トワ ー ク を考 え る 時 、 ま ず 、各 々 の 知 識 世 界 に対 応 す る もの と して 、DWに は ハ ー ド ウ ェ ア を 、PWに は ソ フ ト ウ ェ ア を対 応 付 け る こ と を考 え た 。
しか し、モ デ ル 化 と実 装(特 に プ ロ トコ ル 世界 を 中 心 と した実 装)を 行 な う中 で 、ハ ー ド ウ ェ ア とプ ロ ト コル ス タ ッ ク は 、相 互 に依 存 して い る が 、1対1に 対 応 して い る わ け で は な く、 ま た 、 そ れ ぞ れ を拘 束 して い る 世 界 は別 の もの で は な い か と考 え る に 至 っ た 。 つ ま り、 ハ ー ド ウ ェ ア に も接 続 関 係 と そ の 背 後 に あ る プ ロ トコ ル に依 存 しな い 原 理原 則 が あ り、 ま た ソ フ ト ウ ェ ア に もプ ロ ト コル の 接 続 関 係 とハ ー ド ウ ェ ア に依 存 しな い 原 理 原 則 が 存 在 す る 。
そ こ で 、 そ の 各 々 の 世 界 を独 立 した領 域 と見 な し 、知 識 を記 述 す る の が 良 い の で は な い か と考 え る 。
しか し、 こ の両 世 界 に 共 通 して 、 あ る い は 束 縛 しあ っ て い る部 分 も明 ら か に存 在 して お り、 ま た プ ロ トコ ル の 探 索 か ら実 際 の ハ ー ド ウ ェ ア の 同 定 を行 な う こ と を 考 え る と 、 知 識 の 記 述 方 法 を ど ち ら か の 世界 に 固 定 的 な も の と しな い よ うに顧 慮 す る 必 要 が あ る 。
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6お わ り に
ネ ッ ト ワー クの 専 門家 か ら事 例 を 収 集 し、 モ デ ル 化 、 そ して プ ロ トタ イ プ の 実 装 と行 な っ て きた 。 こ こ ま で き て よ うや く、 ネ ッ ト ワ ー ク故 障 診 断ESと して の 良 否 や 可 能 性 を検 討 で き る よ う に な っ た 。
ヘ テ ロ な ネ ッ トワ ー ク は プ ロ トコ ル や ハ ー ドの 組 み 合 わ せ に よ っ て構築 さ れ て い る シ ス テ ム で あ る た め に 、 そ の 規 模 や 性 質 は 千 差 万 別 で あ る と い え る 。 そ の た め に 、実 装 を 伴 わ な い モ デ ル 化 、 あ る い は モ デ ル や 概 念 を欠 い た 実 装 で あ っ て は 、 こ の ヘ テ ロ な ネ ッ
トワ ー ク を対 象 と したESを 構 築 す る こ と は 不 可 能 で あ っ た 。
現 段 階 の モ デ ル や プ ロ ト タ イ プ は 、 ま だ ネ ッ ト ワ ー ク の ご く一 部 を 取 り挙 げ て 表 現 し た に留 ま っ て お り、 す べ て の 問 題 に つ い て 検 討 した わ け で は な い 。 しか し 、本 研 究 で 明
ら か に な っ た 主 要 な こ とが ら を挙 げ て み る と 、
1.ネ ッ トワ ー ク の 故 障 診 断 が 、 プ ロ トコ ル ス タ ッ ク の 探 索 問 題 と して 認 識 で き 、 モ デ ル を利 用 す る こ とが 可 能 で あ る こ と
2.ハ ー ド ウ ェ ア とソ フ ト ウ ェ ア に 関 す る 深 い 知 識(モ デ ル)を 用 い て ネ ッ トワ ー ク の 故 障 診 断 を行 な う こ とが 可 能 で あ る こ と
3.深 い 知 識 を用 い て 行 な う故 障 診 断 は 、非 常 に詳 細 な 故 障 原 因 の 候 補 を提 示 す る こ とが 可 能 で あ る こ と
4.仮 想 レ イ ア が 提 供 す るサ ー ビス と 、 物 理 的 なパ ラ メ タの 実 際 の や り と りが 把 握 で きれ ば 、深 い 知 識 の 構 築 は 非 常 に 容 易 で あ る こ と
こ れ らの 可 能 性 は 、 こ れ ま で"勘"や"ノ ウ ハ ウ"と い っ た個 人 的 で他 者 と の 共 有 が灘 しい知 識 で 行 な わ れ て い た ネ ッ トワ ー ク故 障 診 断 に 、客 観 性 と汎 用 性 を 与 え る こ とが 可 能 で あ る と い う こ と を示 唆 して い る 。
こ の 点 で 、 本 研 究 は ネ ッ ト ワ ー クESの 枠 組 と して の ひ とつ の 切 口 を提 示 し得 た と考 え る 。
参考文献
「
[1]deKleer,J.,Williams,B.C.:DiagnosingMultipleFaults,ArtificialIntelligence, Vo1.32,No.1,pp.97‑130(1987)
[2]R.Reiter:ATheoryofDiagnosisfromFirstPrinciples,ArtificialIntelligence, Vo1.32,No.1,pp.57‑96(1987)
[3]長 田 、 篠 田 、 山 口 、 落 水:'ヘ テ ロ な ネ ッ ト ワ ー ク の 故 障 診 断 に 関 わ る 知 識 の 獲 得 と モ デ ル 化',日 本 ソ フ ト ウ ェ ア 科 学 会 第10回 大 会 論 文 集,pp265‑268(1993).
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19(1989).
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