3. 基本設計
3.5 I/O オブジェクト設計
< 3. 基本設計 >
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I/Oドライバにどのようなものがあるのかを「表3.5.1 I/Oドライバの種類」に示し ます。
表 3.5.1 I/Oドライバの種類
I/Oドライバ 説明
FA-M3 Ethernet接続 FA-M3 RS-232-C接続
コントローラにFA-M3を使用する場合に必要なI/Oドライバです。
ASTMACの標準I/Oドライバとして提供されています。
MELSEC Ethernet接続 MELSEC RS-232-C接続
コントローラにMELSECを使用する場合に必要なI/Oドライバです。
MELSEC接続パッケージのライセンスを登録することで提供されます。
YEWMAC YEWMACと接続する場合に必要なI/Oドライバです。
YEWMAC接続パッケージのライセンスを登録することで提供されます。
1Eフレームプロトコルでの通信をサポートしています。
SYSMAC
コントローラにSYSMACを使用する場合に必要なI/Oドライバです。
SYSMAC接続パッケージのライセンスを登録することで提供されます。
FinsGatewayがサポートする様々なオムロンFAネットワークに対応します。
STARDOM
Controller(*1) FCJ/FCNと接続する場合に必要なI/Oドライバです。ASTMACの標準I/Oドラ イバとして提供されています。
OPC OPCサーバ と接続するためのI/O ドライバです。
カスタムドライバ(*2)
ユーザがVB で独自に開発し,I/O ドライバとして提供することができます。
カスタムドライバ接続パッケージのライセンスを登録することで使用すること ができるようになります。秤量器や温調計などの計器や,他社PLC などを接 続する場合に有効です。
MELSEC EZSocket MELSEC とEZSocket を経由して接続する場合に使用します。
DARWIN DARWIN とEthernet により接続する場合に使用します。
DAQSTATION DAQSTATION とEthernet により接続する場合に使用します。
電力モニタ 電力モニタとRS- 232- C/RS- 485 コンバータを経由して接続する場合に使用し ます。
*1: R4よりサポートされています。
*2: 動作環境仕様,サポート機能など,一部変更あり
I/Oプラットフォームに差し込むためのI/Oドライバは,オブジェクトビルダを起動 し,I/Oオブジェクトのフォルダの中に登録します。接続するI/O機器のホスト名
(IPアドレス)やRS-232-C接続であれば通信ポート等のをI/Oドライバのプロパ ティとして設定することで,デバイスデータのアクセスが可能になります。
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● I/O オブジェクトを設計するにあたってのガイド
I/Oオブジェクトを設計するにあたって,システムを構築しようとするASTMACに どのようなI/O機器が繋がれているかをシステム構成図にて確認します。以下に LANに接続されているPLCを例にとって説明します。
図 3.5.2 ASTMACネットワーク構成例
制御LANに繋がれているPLCは,標準またはオプションでI/Oドライバが提供さ れているものであれば,I/OドライバをI/Oオブジェクトに登録します。また,
ASTMACでI/Oドライバが用意されていないPLCである場合,カスタムドライバ
を作成することも可能です(開発キットが必要)。また,作成したカスタムドライ バはI/Oオブジェクトに登録し,他のI/Oドライバと同等に取り扱うことができま す。カスタムドライバをI/Oオブジェクトとして登録する場合は,カスタムドライ バ接続パッケージのライセンスが必要です。
他には,アプリケーションフォームにてPLC通信用のプログラムを作成し,デバイ スデータをアクセスする方法もあります。
必要なI/Oオブジェクトの選択が完了した後,各装置にEthernetのIPアドレスを割 り振ります。IP アドレスはネットワークアドレスとホストアドレスに分けられます。
ネットワークアドレスは,同一LAN上のすべての装置で同じアドレスにし,各 LAN毎に異なる値を設定します。ホストアドレスは,同一LAN上で必ずユニーク となるよう,アドレスを割り振ります。この時,PLCはホストアドレスを 1 番から,
ASTMACは100番から割り振るようにしておくと,後でPLCなどが追加となった
場合などにアドレスが混乱することを防ぐことができます。
PLC 生産管理 ASTMAC
制御LAN
PLC 検査管理 ASTMAC
制御LAN HOST
情報LAN
図 3.5.3 ASTMACネットワーク構成例
上記のようにIPアドレスを決め,各々の装置に対しIPアドレスを設定します。IP アドレスの設定方法については各機器固有の設定手順に従い設定してください。
接続するI/O機器の種類,IPアドレスが決定すれば,I/Oオブジェクトの定義に移 ります。
● I/O オブジェクトの定義ガイド
I/Oオブジェクトはオブジェクトビルダで定義します。
I/Oオブジェクトのプロパティ設定は以下に示す内容を目安に行ってください。
① 「ドライバ共通」タブ- 監視時間,リトライ回数,装置タイプ
このタブのプロパティ値は,I/Oオブジェクトを追加したときに表示されるデ フォルト値のまま使用します。特に変更する必要はありません。
ただし,システム操業状態で I/O ドライバの通信異常が発生するようであれば,
監視時間,リトライ回数を変更し,通信異常が発生しないところで調整してく ださい。
装置タイプは接続するパッケージの取扱説明書を参照してください。例えば,
装置タイプは次の種類があります。
Passive: ASTMACからのコマンドに対し,レスポンスを送信する機能持った
装置です。
Active:非同期にデータを送信する機能を持った装置です。
Hybrid:PassiveとActiveの両方の機能を兼ね備えた装置です。
HOST
PLC 生産管理 ASTMAC
制御LAN
PLC 検査管理 ASTMAC
制御LAN 情報LAN
133.140.30.201 192.169.31.101
133.140.30.202 192.169.32.101
192.169.31.1 192.169.32.1
133.140.30.101
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② 「ドライバ固有情報」タブ- [ホスト名],[ターゲット情報],[ホスト情報]
上記設定項目はEthernet接続を選択した場合に表示されます。
ホスト名には,登録しているI/Oドライバが通信を行うI/O機器を特定するた め,該当するI/O機器のIPアドレスを指定します。
または,WindowsのシステムファイルであるHosts
(C:\Winnt\system32\drivers\etc\Hostsのこと)にホスト名とIPアドレスを定義 していれば,ホスト名を指定することもできます。
ターゲット情報は,コマンドレスポンス方式でデータのやり取りを行う通信 ポート番号とプロトコルを設定し,ホスト情報は,非同期でI/O機器からの データを受信する通信ポート番号とプロトコルを設定するものです。
I/OドライバがFA-M3-Ethernetの場合はこれらの情報を変更する必要はありま せんが,その他のI/Oドライバを使用する場合は,接続するI/O装置の内容に 合うように,設定を行います。
※ RS-232-Cの場合
「ドライバ固有情報」タブ- [通信速度],[デバイス名],[データ形式]
RS-232-Cで接続するI/Oドライバを選択した場合は,ドライバ固有情報のタブ
が上記の項目に変わります。ここには既にデフォルトの値が登録されています ので,変更する必要はありません。I/O機器の設定を表示された設定します。
デバイス名は「COM1」がデフォルトとなっていますが,必要に応じて変更しま す。
③ 「その他」タブ
I/O機器固有の情報を設定するためのページです。
本ページはI/O機器の取扱説明書に基づき最適な値を設定します。