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1.放射線照射利用施設(1㎜diation

:Fadhties)

 線源棟放射線照射利用施設は,量子線材料科学研究室 を主に,遺伝子環境科学研究室および環境計測科学研究 室,放射線生命科学研究室の協力のもとに維持管理を行 っている。

1.1コバルト60ガンマ線照射施設(60Co Gamma・Ray

Irradiatbn Fad山1㎞s)

1)学内利用の状況

 各照射室の利用時間は,第1照射室0時間,

第2照射室483時間1r分,第3照射室6時間 07分,第4照射室22時間00分,照射プール 1340時間27分であった.第2照射室と照射プ

ールの利用が多い傾向に変化はない.

 研究課題は次のとおサである.

 蛋白質・多糖類のγ線照射によるハイドロゲ ル形成,人工組織の形成,合成高分子のγ線架 橋によるハイドロゲル形成,単結晶試料の格子 欠陥の導入,前駆体繊維不融化,繊維性タンパ ク質の水共存下における放射線照射による架 橋,放射線を利用した温度感受性エラスチンモ デルペプチドのナノ粒子化とDDSとしての応用,

γ線照射によるラジカルイオンの発生,カメラ

の耐放射線試験,放射線照射によりナノ微粒子 の作成,放射線架橋ハイドロゲルの調製と機能

化,ゼオライトの照射効果,DAEの照射効果,

微粒子の照射効果,ブタ心膜の放射線加工,微 粒子懸濁水の放射線分解,動物用飼料の滅菌,

黒コショウの放射線殺菌の基礎研究,青果物種 子の殺菌,DNA水溶液のγ線照射,線量計プロ ーブの校正,酵母の放射線感受性,金微粒子生 成過程の動的観察,貴金属微粒子の作成,ラジ オクロミックフィルムの校正,動物用床敷の滅 菌,ムコン酸エステルの重合,香辛料の殺菌の 基礎研究,香辛料の照射検知の基礎研究,微生 物の殺菌,高分子架橋ゲルの調製,チタン酸バ

リウム粉末の照射効果,食品抽出液の放射線照

射検知,アモルファスメソポーラスシリ下上に 担持した貴金属の還元,クロレラの殺菌,高分 子試料の架橋,殺菌及びスナゴケの成長促進の

有無検討,ポリペプチドの放射線架橋,高分子 材料の化学修飾,実験器具の殺菌,大腸菌の殺

菌,ジャガイモの照射検知等.

2)学外からの利用状況

 各照射室の利用時間は,第1照射室292時間

47分,第2照射室80時間07分,第3照射室 31時間59分,第4照射野25時間00分,照射 プール12時間27分であった.

 利用課題は次のとおりである.

 真珠の着色,ASICの耐放射線特性試験,香辛 料付着鉱物のTL法による検査,テトロン糸の 品質改善,CIC, BF3,電離箱のγ線特性試 験,リモート1/0の耐放射線試験,スパイス類

照射の基礎研究,ITVカメラの破壊限度の測定,

線量計プローブの校正,光学部品の耐放射線性 評価,半導体の放射線耐性試験,電子部品等の

トータルドーズ耐性確認,ラジオクロミックフ

ィルム・ポリエステル線量計の校正,プロモホ ルム色素の混合溶液のγ線照射による溶液・ラ ベルの化学変化,TLD蛍光材料の校正,水中サ ーベイメーター・放射線測定器の校正,チタン 酸バリウムの放射線照射による物質変化の調

査,棲の品質改善,光ファイバの耐放射線試験,

透過性セラミックスの着色評価など.

1.2高エネルギー電子線照射施設(H喀hEnergy

E㎞⑩nhadja加n Fadli直証es)

 年間の運転時間は412時間で昨年よりも約50囎加し た.利用内容をみると,1018elcm2を越えるような重照照 も行っているが,電源系の老朽化により,パルスラジオ リシス,微弱ビームのような軽度の照射に重点が移りつ つあることが分かる.

 ライナックでは,これまで慢性的な真空系のトラブル が続き,修理に多大な時間を浪費してきた.この40年間 ライナックの真空系は,部分的な補修を繰り返してきた ため,超高真空の金属シール部と低真空のゴムシール部 が混在し, しかも規格の異なったフランジ類が不規則に 存在するという混乱した状態にあった.このため,2006 年から真空系を改善する作業に入った.2003年3月に石 川島播磨重工業株式会社よりの寄附を受けた電子線ライ ナックの一部を利用し,フランジを単一の規格に統一す るとともに,イオンポンプ,ターボポンプ等を一新し,

老朽化していたバルブ,ステアリングマグネット,Qマ グネット等も更新した.また,真空系以外でもRF系,

入射系の修理,更新も行った.そのため,r今年度の修理 時間は約162時間と,例年にない長時間の値になってい

る.ただし,装置以前の問題として線源棟全体の電源の 故障が多くみられた.改善する必要がある.

 主な研究題目は,微弱電子ビームの測定法の研究,FeCu の電子線照射による照射偏析の研究,超微弱ウランの分 析,放射線による水素の発生,環=境物質の分解,衛星部 品の照射,放射線によるナノ微粒子の合成,パルスラジ オリシス分析などであった.

2.2.2核磁気共鳴装置(Vi曲n Gemini 200MHz NMR

装置).

  工学部の利用.

2.2.3走査型電子顕微鏡(Scamhng Elec㎞n

  Mi㎝⊃soope)

2.2.4エックス線分析装置(XRay Dt隆acUon

Apparahls)・

 使用目的は,多糖類膜の結晶構造解析であった.

1.3低エネルギー電子線照射施設(Low Ene㎎y Ele血on 丘radjahon Facihtie8)

 学内の照射は2件,14時間45分であった.また共同研 究の宇宙航空研究開発機構(JAXA)による照射時間は99 時間10分であった.装置の正常な運転を維持するための 点検,ビーム調整は19件,182時間15分であった.

 平成18年2月に不具合が見つかったトランスおよび周 辺部品を交換し,6月に利用を再開した.また真空排気系 の油拡散ポンプをターボ分子ポンプに変更し,排気に要 する時間が短縮された.

2.機器測定(Measu■ement with Advanoed Inst㎜ents)

2.1放射線計測(Radiatbn Mea8urement)

 環境計測科学研究室と,一部量子線材料科学研究室が 担当している放射線計測は次のとおりである.マルチチ ャンネル波高分析器による測定,GMカウンターによる測 定,低バックグランド放射能測定器による測定,事業所 等において行う放射線の測定については,主に企業から の測定依頼があった.その主な利用目的は,企業等で扱 っている鉱石またはその粉末およびこれらを利用した製 品の安全性と法的手続確認のためのデータ取得であった.

 放射線生命科学研究室が担当し,滋賀県甲賀町の社団 法人日本アイソトープ協会甲賀研究所と株式会社コーガ アイソトープで,事業所における特定地点の放射線の線 量率の測定を年2回目っている.放射線の漏曳が無いこ とを測定により確認し,産学官連携機構長名の証明書を 発行している.地元住民と事業者とが取り交わした協定 では,公的機関の証明に基づいて,事業活動が行われる

こととしている.

2且5粉末X線回折装置RINT・1500(XRay Dt笛acUon

ApParatus fbr Powder Sample)

 工学研究科,産学官連携機構,生命環境科学研究科,

理学系研究科の計11研究室の利用があり,利用件数は 165件であった.

3.放射化学実験施設(Traoer La㎞ratories)

 放射化学実験施設の維持管理は,関連各部署の協力を 得て,遺伝子環境科学研究室が中心となり行った.

 平成18年4月から同19年3月までの1年間に,先端 科学イノベーションセンター各研究室の他,工学部1研 究室,理学部1研究室,総合教育研究機構1研究室によ

る施設の継続的な利用があった.またこれらの他に,学 外からの継続的な施設の利用も1件あった.

 この1年間に購入され当施設が受け入れた非密封放射 性同位元素は,14Cが3.7 MBq,別Naが62.9 MBq,鎗P が129.5MBqであった.

4.実験動物施設(An血証Labora伽y)

4.1実験動物施設の維持・管理

 実験動物施設の管理は当研究室が幽幽し,全学共同利 用施設として運営している.平成18年4月から平成19 年3月までの期間では,当研究室の他に理学部2画面室,

工学部1研究室,および生命環境科学部1研究室から利

用があった,

4.2実験動物棟エックス線照射施設の維持・管理  エックス線照射施設の管理は,当研究室が担当して機 構内,学内,及び学外の照射依頼に応える体制にある.

平成18年4月から平成19年3月までのエックス線照謝舳 装置の使用実績は以下の表に示す通りであった.

2.2その他測定機器(0比er Ins㎞ments)

 次の測定機器を量子線材料科学研究室が維持管理を行 っている.

2.2.1TSQ 70 Ms!Ms質量分析計 産学官連携機構,工学部の利用,

4  5  6  7  8  9

照身寸回数     15  19  32  15  10   9

時間(分)   136 117 178 53 35 26

10 11 12  1 2  3 合計

91416241810191

44  47  62  69  62  30   859

5.見学者(Visitors)

 線源棟コバルト照射施設を中心に,例年通り学内外ま た国外からの見学者があった.

6.報告会(Resear6h Meeting)

 平成17年度産学官連携機構放射線照射施設共同利用報 告会を,平成18年6月28日(水)に産学官連携機構別 館講堂で開催した.

<プログラム>

9:40−9:50開会の挨拶 センター長溝畑朗 9:50−11:00一般講演

過飽和合金における溶質原子の電子線照射促進偏析  (草平)*中川将

ガンマ線照射による金ナノ微粒子の生成一線量,界面活 性剤依存性一

 (院工)*前田修大

B2型金属間化合物FeA1中の非平衡欠陥の挙動  (院工)*修史説,室田勝幸,岩瀬彰宏  (京大炉)QiuXu,義家敏正

 超音波照射法で作成したAuPdナノ微粒子の陽電子消 滅法による電子状態評価

 (院工)*堀前説,高谷弘枝,岩瀬彰宏  (ONSA)大嶋隆一郎

si−H基含有ポリマーブレンドからのSiC系繊椎製造にお  ける放射線内融化の影響と効果

 (院工)*北憲一郎,成澤雅紀,間祥忌   (福島工業高専)伊藤正義

ll:00−12:00 一般講演

放射線照射による微粒子共存系での液体の分解反応   (産学官)高柳健太郎,*小嶋崇夫,谷口良一,

 岡喬,奥田修一

  (阪大院工)清野智史,山本孝夫

電子線ライナックの超微弱電子ビームの開発   (産学官)*谷口良一,田中幸夫,小嶋崇夫,

 奥田修一

微弱電子線を照射した線量計材料の熱蛍光二次元計測   (産学官)*田中幸夫,谷口良一,奥田修一,

 小嶋崇夫,岡喬

電子ビームによるコヒーレントTH乞放射光源の利用   (産学官)*奥田修一,芝山学,谷口良一,小嶋崇夫

 (京大炉)高橋俊晴  (Kangwon UhiM)S. Nam 12:00−13:00施設見学と昼食

13:00−13:50現状・活動報告

大阪府立大学の法人化に伴って対応した放射線管理上の 諸問題

 (産学官)奥田修一,八木孝司,*松田八束,

 汐見信行,児玉靖司,谷口良一,三等,森利明,

 伊藤憲男,川西優喜,白石一乗,小嶋崇夫,

 阿賀田政吉,小鳴宏和,溝畑朗  (院生命)和田野晃,丁丁

ライナックおよびコッククロフト・ウォルトン電子加速 器の現状

 (産学官)*谷口良一,ノ」嶋崇夫,四丁,奥田修一 大阪府立大学21世紀科学研究所「量子ビーム誘起反応科 学研究所」の発足と概要

 (産学官)*奥田修一

13:50−14:35 特別講演

 放射線適応応答一マウス個体の放射線抵抗性獲得一  (奈良医大)米澤司郎

14:35−14:50休憩

14:50−15:50 一般講演

培養液中の自然放射能の吸収線量への寄与一極低線量放 射線に対する生物応答研究に関連して一

 (産学官)*松田八束,川西優喜,奥山勝幸,

 白石一乗,八木孝司,谷口良一,汐見信行  (奈良医大)米澤司郎

マウス放射線適応応答は2つの機構によりもたらされる   (産学官)*白石一乗,児玉靖司

  (奈良医大)米澤司郎

ヒト細胞における4アミノビフェニルの損傷乗り越え DNA合成を介した突然変異誘発

  (産学官)*澤井知子,八木孝司,川西優喜   (国立がんセンター)高村岳樹

32o標識ヌクレオチドを用いた,3一ニトロベンズアントロ ンーDNA付加体生成と突然変異の解析

  (産学官)*西田裕,川西優喜,八木孝司   (国立がんセンター)高村岳樹,若林敬二

15:50−16:35一二二i演

ヌクレオチド酸化損傷塩基の除去にかかわる酵素の探索   (産学官)*森利明,大谷謙二

  (山口大農)滝本晃一

Relationship between Hiεher℃Kler S加。雄e of DNA Mol㏄ules and DNA Damage by Ionizing Radja虹on

  (産学官)*森利明

  (名文理大短大食物栄養)馬丁信之,吉川祐子 大腸菌変異株を用いたB型肝炎ウイルスHBX(H㎜㎝

H㈱cBVirus X gene)タンパクの研究   (産学官)森利明,*大谷謙二,八木孝司

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