システムは、次の表に示すように、各機能で CCSID サポートを提供しています。
機能 サポートの説明
CL コマンド 一部の制御言語 (CL) コマンドには、CCSID の変換をサ ポートする内部機能が付いています。 CCSID の変換をサ ポートする CL コマンドについては、『CL に関する参照 情報』のトピックを参照してください。
コピー コピー機能には、コード化文字セット ID (CCSID) のサ ポートが組み込まれています。「ファイル・コピー」
(CPYF) および「Query ファイルからのコピー」
(CPYFRMQRYF) コマンドでは、CCSID がサポートされ
ています。CPYF コマンドを使用して物理ファイルを変更 する方法については、『物理ファイルの CCSID の変更』
を参照してください。「ソース・ファイルのコピー」
(CPYSRCF) コマンドでは、 CCSID 変換がサポートされ
ています。
データベース管理 データベース管理サポートは、システム上のデータベー ス・ファイルについて、デフォルトのコード化文字セット ID (CCSID) 値を提供します。
機能 サポートの説明
DDM 分散データ管理 (DDM) には、コード化文字セット ID
(CCSID) のサポートが組み込まれています。DDM は、
CCSID のタグを同種の環境に渡します。DDM は、ファ
イルを送るときに、CCSID パラメーターを渡します。
DDM を使用すると、リモート・システムでファイルを作 成するときにも CCSID を指定できます。 DDM は、次 の条件がそろうと、ソース・システムのジョブの CCSID にデータを変換します。
v IBM i オペレーティング・システムが、ソース・シス
テムとターゲット・システムの両方で実行されてい る。
v ソース・システムおよびターゲット・システムがバー ジョン 2 リリース 1.1 以降のオペレーティング・シス テム・レベルである。
プログラム記述ファイルを次のように作成すると、CCSID
は必ず 65535 になります。
v OS/400® バージョン 2 リリース 1.1 から OS/400 バー ジョン 2 リリース 3 までのリリース・レベルを実行 中のターゲット・システムで作成する。
v IBM i オペレーティング・システムを実行していない
ソース・システムから作成する。
v OS/400 バージョン 2 リリース 1.1 以前のリリース・
レベルのシステムであるソース・システムから作成す る。
ソース・システムで「リモート・コマンド投入」
(SBMRMTCMD) コマンドを使用し、「物理ファイル変
更」(CHGPF) コマンドと CCSID パラメーターを指定す ることで、ファイル CCSID (外部で記述したファイルの み) を変更できます。
DDS データ記述仕様 (DDS) には、コード化文字セット ID
(CCSID) のサポートが組み込まれています。DDS は、物
理ファイルのすべての文字フィールドについて、5 つのレ ベルおよびフィールド・レベルの CCSID キーワードをサ ポートします。 さらに、物理ファイルのすべての DBCS フィールドについても、5 つのレベルおよびフィールド・
レベルのキーワードをサポートします。
機能 サポートの説明
分散リレーショナル・データベース 分散リレーショナル・データベースには、コード化文字セ
ット ID (CCSID) のサポートが組み込まれています。分
散リレーショナル・データベースは、接続処理のときに、
アプリケーション・リクエスター (AR) の CCSID をアプ リケーション・サーバー (AS) ジョブに渡し、その逆も行 います。さらに、分散リレーショナル・データベースは、
ジョブの CCSID に従って、エラー情報とテキスト記述フ
ィールドを変換します。
分散リレーショナル・データベースは、CCSID 情報を使 用して、アプリケーション・リクエスター・ジョブとアプ リケーション・サーバー・ジョブの間のデータ交換構築方 法について決定を行います。さらに CCSID 情報を使用し て、アプリケーション・リクエスター・ジョブとアプリケ ーション・サーバー・ジョブの間のデータ交換を記述しま す (形式の記述など)。
IDDU 対話式データ定義ユーティリティー (IDDU) には、コー ド化文字セット ID (CCSID) のサポートが組み込まれて います。対話式データ定義ユーティリティーは、文字フィ ールドや DBCS フィールドに対する CCSID の指定をサ ポートします。
「Query ファイル・オープン」(OPNQRYF) IBM i Query には、コード化文字セット ID (CCSID) の サポートが組み込まれています。「Query ファイル・オー プン」(OPNQRYF) コマンドを使用して、MAPFLD パラ メーターに CCSID を指定できます。MAPFLD パラメー ターは、ほかのフィールドにマップされた照会フィール ド、およびほかのフィールドから引き出された照会フィー ルドの定義を指定します。
IBM i Query は、CHAR、OPEN、EITHER、および
UCS-2 グラフィック・フィールドの演算子について、結
合、レコード選択、グループ別、最小値、最大値の機能 で、CCSID の変換をサポートします。フィールドの
CCSID 値が異なる場合は、常に CCSID が変換されま
す。照会が開かれると、『データベース管理』トピックの 説明にあるように、データベース・ファイルから読み取っ たデータ、およびデータベース・ファイルに書き込んだデ ータは、データベース管理サポートにより変換されます。
IBM i Query は、CCSID 65535 が割り当てられているフ ィールドが 1 つでも存在すると、 CCSID 変換をサポー トしません。
機能 サポートの説明
QUERY 管理 Query 管理機能には、コード化文字セット ID (CCSID)
のサポートが組み込まれています。 Query 管理機能は、
Query プログラムと書式に CCSID を割り当てます。
Query 管理機能は、次の処理を実行します。
v Query をジョブの CCSID に変換します。
v ジョブの CCSID を使用してデータをディスプレイ装置
に表示します。
v 作成されるファイルに CCSID を割り当てます。
SNA SNA 配布サービス (SNADS) には、コード化文字セット
ID (CCSID) のサポートが組み込まれています。 SNADS
は、ユーザー ID、システム名、または宛先待ち行列名ご
とに CCSID をサポートします。ただし、SNDNETF など
のほかの SNADS サービスでは、CCSID の変換は行いま
せん。
実行管理機能 実行管理機能サポートは、3 つの異なるレベルで、コード 化文字セット ID (CCSID) 値を割り当てたり、変更する 機能があります。詳しくは、『実行管理機能』のトピック を参照してください。
ワークステーション ワークステーション管理機能は、表示装置ファイル、印刷 装置ファイル、およびパネル・グループに対するサポート を提供します。詳しくは、『ワークステーション機能管 理』を参照してください。
メッセージ管理 システムのメッセージ・サポートには、コード化文字セッ
ト ID (CCSID) のサポートが組み込まれています。 IBM
i では、メッセージおよびメッセージ・カタログを処理す るために、CCSID のサポートを使用します。
v メッセージにタグ付けされている CCSID と、送信先の ユーザーの CCSID が異なっていても、メッセージを送 信できます。
v コマンドおよびアプリケーション・プログラミング・
インターフェースを使用して、メッセージの処理に
CCSID のサポートを使用できます。
関連概念:
物理ファイルの CCSID の変更 関連資料:
制御言語 (CL)
「ファイル・コピー」(CPYF) コマンド
「Query ファイルからのコピー」(CPYFRMQRYF) コマンド
「ソース・ファイルのコピー」(CPYSRCF) コマンド
「リモート・コマンド投入」(SBMRMTCMD) コマンド
「物理ファイル変更」(CHGPF) コマンド
「QUERY ファイル・オープン」(OPNQRYF) コマンド
データベース管理:
データベース管理サポートは、システム上のデータベース・ファイルについて、デフォルトのコード化文字 セット ID (CCSID) 値を提供します。すべてのデータベース・ファイルに CCSID が割り当てられます。
ファイルを作成すると、DDS、SQL、または IDDU を通して CCSID が明示的に割り当てられるか、また は暗黙的にジョブのデフォルト CCSID (DFTCCSID) が割り当てられます。
CCSID をサポートするデータベース・ファイル
IBM のシステム・ファイルおよびライセンス・プログラムのデータベース・ファイルは、各国語バージョ ンごとに、選択された CCSID を付けて作成されます。カスタマー・ファイルだけは、ファイルを作成する
ジョブの CCSID が自動的に割り当てられます。「ファイル記述表示」(DSPFD) コマンドを使用すると、
ファイルの CCSID を表示できます。
プログラム記述ファイルには、CCSID 65535 が割り当てられます。CRTPF または CRTSRCPF のコマンド
で CCSID が明示的に指定されない場合は、データベース・ソース・ファイルは、ファイル作成時にジョブ
のデフォルト CCSID がデフォルト値となります。
データベース論理ファイルが複数の物理ファイルを対象に定義される場合は、CCSID はフィールド・レベ ルで割り当てられて、物理ファイルの CCSID 値が引き継がれます。論理ファイルには、 CCSID を明示的 に割り当てることはできません。
CCSID のデータベース・フィールドおよびサポート
数値のデータベース・フィールドを除いて、データベース・フィールドには CCSID のサポートがありま す。「ファイル・フィールド記述表示」(DSPFFD) コマンドを使用すると、ファイル内フィールドの CCSID を表示できます。
16 進数フィールドには、CCSID 65535 が割り当てられます。
ファイル作成時に DDS、SQL、または IDDU を介して CCSID が明示的に割り当てられなかった場合は、
次のフィールドには暗黙の CCSID 値が割り当てられます。
v 物理ファイルの文字
v DBCS 混用
v DBCS 専用
v DBCS 択一
v グラフィック
暗黙的に割り当てられた CCSID はジョブのデフォルト CCSID か、またはジョブのデフォルト CCSID に 対応する CCSID です。
v 文字フィールドには、ジョブのデフォルト CCSID に対応する 1 バイト文字セット (SBCS) の CCSID が割り当てられます。
v DBCS 混用、DBCS 専用、および DBCS 択一のフィールドには、混合バイトの CCSID が割り当てられ ます。
v グラフィックス・フィールドには、ジョブのデフォルト CCSID に対応する 2 バイト文字セット (DBCS) の CCSID が割り当てられます。
例えば、ジョブのデフォルト CCSID が 5026 (混合データを識別する CCSID) である場合、 SBCS 文字フ ィールドには、5026 に対応する SBCS の CCSID が割り当てられます。したがって、このフィールドの CCSID は 290 となります。要求された文字セット・タイプに対して CCSID が存在しない場合は、65535 の CCSID が使用されます。
データベース論理ファイルのフィールドは、そのデータ・タイプと基本物理ファイル・フィールドのデー タ・タイプに従って、CCSID 値が割り当てられます。
CCSID のデータベース管理および変換サポート
データベース管理サポートは、ファイル CCSID およびジョブの CCSID を使用して、データベース・ファ イルから読み取りまたは書き込みを行った非グラフィック文字データを変換します。
v データをデータベース・ファイルから読み取り、ファイルの CCSID がジョブの CCSID と同じ場合に は、変換は行われません。
v データをがデータベース・ファイルから読み取り、ファイルの CCSID とジョブの CCSID が異なる場合 には、データはジョブの CCSID に変換されます。
v データをデータベース・ファイルに書き込み、ファイルの CCSID がジョブの CCSID と同じ場合には、
変換は行われません。
v データをデータベース・ファイルに書き込み、ファイルの CCSID とジョブの CCSID が異なる場合に は、ファイルの CCSID と一致するようにデータは変換されます。
ジョブの CCSID またはデータベース・ファイルの CCSID が 65535 の場合は、変換は行われません。
関連概念:
13ページの『ジョブ属性』
ジョブ属性は、ジョブが開始するときに設定されます。
369ページの『言語 ID とデフォルト CCSID の対応』
次の表には、言語 ID と言語 ID に対応するジョブのデフォルト CCSID (DFTCCSID) 値が示されていま す。
関連タスク:
13ページの『ジョブ・デフォルト・コード化文字セット ID』
CCSID が 65535 であるジョブに対しては、ジョブ属性としてジョブ・デフォルト CCSID (DFTCCSID) が 作成されます。システム・コードは、65535 以外の CCSID が必要な場合に、DFTCCSID の値を使用しま す。
関連資料:
「ファイル記述表示」(DSPFD) コマンド
「ファイル・フィールド記述表示」(DSPFFD) コマンド 実行管理機能:
ジョブのコード化文字セット ID (CCSID) 値は、ジョブ・レベル、ユーザー・プロファイル・レベル、ま たはシステム・レベルのいずれかのレベルで割り当てまたは変更されます。
すべてのジョブは、このいずれかのレベルで決められた CCSID 値を使用して実行されます。
v ジョブ・レベル。 CCSID は、ジョブに割り当てられます。