操作中に上記の項目に 1 項目でも変化が生じた場合は操作を中 止し直ちに医師に連絡。 1. IABP 装着時の IABP 駆動状況の確認および患者の病状把握 2. IABP 補助頻度の低下( 1:1→2:1→3:1 ) 【特定行為を行うときに確認すべき事項】 □IABP駆動状況 □バイタルサインの変化 □IABP挿入箇所の出血・腫脹・発赤の有無 □IABP挿入側の下肢虚血の有無 どれか一項目でも異常があれば、担当医に連絡 担当医師の 携帯電話に 直接連絡 担当医師の携 帯電話に直接 連絡 病状の 範囲外 不安定 緊急性あり 病状の 範囲内 安定 緊急性なし 【当該手順書に係る特定行為の対象となる患者】 心嚢ドレーン留置中かつ抜去可能である患者 【医療の安全を確保するために医師・歯科医師との連絡が必要と なった場合の連絡体制】 担当医師 【特定行為を行った後の医師・歯科医師に対する報告の方法】 1.担当医師の携帯電話に直接連絡 2.診療記録への記載 【看護師に診療の補助を行わせる患者の病状の範囲】 □バイタルサインが安定(特に心タンポナーデがない) □心嚢ドレーンからの排液量が少量(100~150 mL/日以下) □心嚢ドレーンからの性状が淡血性~漿液性 手順書:心嚢ドレーンの抜去 【診療の補助の内容】 心嚢ドレーンの抜去 1.心嚢ドレーンの抜去 2.心嚢ドレーンの抜去部の処置 【特定行為を行うときに確認すべき事項】 □バイタルサインの変化 □心タンポナーデ症状の有無(血圧低下、頻脈、頚静脈怒張の 有無) どれか一項目でも異常があれば、担当医に連絡 担当医師の携 帯電話に直接 連絡 担当医師の携 帯電話に直接 連絡 病状の 範囲外 不安定 緊急性あり 病状の 範囲内 安定 緊急性なし 【当該手順書に係る特定行為の対象となる患者】 1.Ⅱ°以上の気胸で胸腔ドレーンが留置されている 2.胸部術後で胸腔ドレーンが留置されている 3.慢性胸水で胸腔ドレーンが留置されている 【医療の安全を確保するために医師・歯科医師との連絡が必要と なった場合の連絡体制】 担当医師 【特定行為を行った後の医師・歯科医師に対する報告の方法】 1.担当医師に連絡、時間外は当直医へ連絡 2.診療記録への記載 【看護師に診療の補助を行わせる患者の病状の範囲】 □意識状態の変化なし □バイタルサインの変化なし □SpO2≧92% □ドレーンの状態に変化なし 手順書:低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及び設定の変更 【診療の補助の内容】 低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及び設定の変更 【特定行為を行うときに確認すべき事項】 □意識状態の変化 □バイタルサインの変化 □SpO2≦91% □ドレーンの状態の変化 どれか一項目でもあれば、下記の確認をして担当医に連絡 □出血 □皮下気腫の増大 □性状の変化(膿様,白濁など) 担当医師の携 帯電話に直接 連絡 担当医師の携 帯電話に直接 連絡 病状の 範囲外 不安定 緊急性あり 病状の 範囲内 安定 緊急性なし 【当該手順書に係る特定行為の対象となる患者】 1.気胸: 持続吸引でエアリークが消失し、12時間以上経過した後の胸部X 線写真で肺虚脱を認めない患者。 2.胸水: 持続吸引により排液量が150 ml/日以下で外観は漿液性であり、 ドキュメント内 Ⅰ. はじめに ( 江村正 ) 1 Ⅱ. 手順書例集の位置づけ 作成過程 ( 江村正 ) 2 Ⅲ. 手順書例集作成に当たっての工夫 留意事項 ( 江村正 ) 3 ( 参考 ) 特定行為 6 Ⅳ. 特定行為 38 行為に係る手順書例 ( 特定行為 ) 1. 経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位 (ページ 33-36)