第 7 章 Host On-Demand サーバーのア
第 3 部 Host On-Demand の構成 71
第 8 章 Host On-Demand エミュレーター・クライアントの構成
Host On-Demand をインストールした後、ユーザー用に HTML ファイルを作成して
Host On-Demand セッションを構成する必要があります。
Host On-Demand では、ダウンロード・クライアント・コンポーネントおよび Java
自動検出コンポーネントであらかじめ構成されている、すぐに使用可能な
3270、5250、VT、および FTP のエミュレーター・セッションのサンプル HTML
ファイルが提供されています。これらのセッションは、HTML ベースの構成モデ ルを使用し、Host On-Demand を迅速に稼働させてホスト・システムにアクセスで きるようにするために提供されています。これらのエミュレーター・セッションを 使用するには、以下のステップを実行します。
1. your_publish_directory¥samples¥html ディレクトリーで、hodclients.zip ファ イルを探す。ここで、your_publish_directory は、Host On-Demand パブリッ シュ・ディレクトリーの名前です。
2. デプロイメント・ウィザードによって作成された hodclients.zip ファイルが、フ
ァイルを unzip したいディレクトリー (Host On-Demand パブリッシュ・ディ
レクトリーまたは特殊パブリッシュ・ディレクトリーのいずれか) にあること を確認する。ない場合は、.zip ファイルをそのディレクトリーにコピーしま す。
3. DWunzip ツールを使用して、hodclients.zip の内容をパブリッシュ・ディレクト
リーに unzip する。このツールの使用方法についての詳細は、『DWunzip の使
用 (Using DWunzip)』を参照してください。
4. ブラウザーを使用して、Web サーバー上の hodclients.html (http://host/alias/hodclients.html など) にアクセスする。
5. 適切なセッション・アイコンを右マウス・ボタンでクリックし、「プロパティ ー」を選択して、セッションのプロパティーを開く。使用しているホスト・シ ステムの正しい宛先アドレス、ポート、および他の接続プロパティーを入力し ます。「OK」をクリックします。
6. セッション・アイコンをダブルクリックしてセッションを開始する。
デプロイメント・ウィザードを使用して、HTML ファイルをカスタマイズできま す。詳しくは、75ページの『デプロイメント・ウィザードの使用』を参照してく ださい。
Host On-Demand HTML ファイルの作成
Host On-Demand 用の HTML ファイルを作成してセットアップするには、デプロイ
メント・ウィザードを使用するのが最適な方法です。デプロイメント・ウィザード により、使用環境に合わせたすべての Host On-Demand 機能を含むカスタム HTML ファイルを容易に作成することができます。以下に、デプロイメント・ウィザード を使用して構成できる多くの機能の一部をリストします。
v 構成モデル。構成モデルは、セッションの定義場所およびユーザー設定の保管場 所に関して従うハイレベルのアプローチを定義します。構成モデルについての詳 細は、11ページの『第 2 章 配置のための計画』を参照してください。
v プリロード。Host On-Demand はアプレットまたはアプリケーションとして実行 され、ユーザーのマシンにコードをダウンロードする必要があります。デフォル トでは、Host On-Demand クライアントはすべてのコンポーネントをダウンロー ドしますが、不要なコンポーネントを除去することにより、ダウンロード・サイ ズを削減できます。
v キャッシュ・クライアント、Web Start クライアント、またはダウンロード・ク ライアント。キャッシュ・クライアントはユーザーが HTML ファイルに最初に アクセスするときにコードを保存し、ユーザーのマシンに格納します。 Web
Start クライアントでは、キャッシュ・クライアントのようなクライアント・コー
ドがキャッシュされますが、さらに、ブラウザーを使用せずに Host On-Demand を実行できます。ダウンロード・クライアントは、ユーザーが HTML ファイル にアクセスするごとに必要なアプレット・ファイルをダウンロードします。
v Web ページの外観 (カスタム HTML テンプレート)。デプロイメント・ウィザ ードが HTML ファイルの生成に使用するテンプレートのセットアップを容易に 行うことができます。この機能により、ユーザー自身の背景やバナーなどを容易 に追加することができます。
v キャッシュ・クライアント/Web Start オプション。キャッシュ・クライアントま
たは Web Start クライアントを実行する場合は、新しいバージョンのクライアン
ト・コードが使用可能になった際に、古いコードをアップグレードする必要があ ります。アップグレードを制御するために、数多くのデプロイメント・ウィザー ド・オプションを使用できます。
v Host On-Demand インストールのロケーション (コード・ベース)。通常、デプロ
イメント・ウィザードのファイルは、Host On-Demand サーバーのパブリッシ ュ・ディレクトリーに配置されます。ただし、これらのファイルを Host
On-Demand サーバーとは独立した場所に配置すると、異なるセキュリティー管理
が可能になり、Host On-Demand サーバーのアップグレードが容易になるなど、
役立つ場合があります。
v WebSphere Portal。 WebSphere Portal は、ポートレットと呼ばれるコンテンツ拡 張機能を Web サイトに組み込むためのフレームワークを提供します。ポートレ ットは、各種のソースからコンテンツを編成し、それを単一の HTML ファイル としてブラウザー・ウィンドウに表示するアプリケーションです。 Host
On-Demand セッションを立ち上げるための HTML ファイルはポートレットとし
て配置することができ、ユーザーがポータル・インターフェースを通して Host
On-Demand にアクセスできるようになっています。
v Windows ドメインのログオン。ユーザーが Windows ドメインにログオンする
と、このオプションによりユーザーは、その Windows ユーザー名を使用して自
動的に Host On-Demand にログオンします。このオプションは、デプロイメン
ト・ウィザードで構成サーバー・ベース・モデルを使用する場合にのみ有効で す。
v Session Manager API。Host On-Demand Session Manager には、ホスト・セッシ ョンの管理やホスト・セッションとテキスト・ベースで対話するための JavaScript API が提供されています。これらの API は、 JavaScript を使用して Web ペー ジにホスト・セッションを組み込むためのものであり、デプロイメント・ウィザ ードで使用することができます。
Web Start クライアントを使用するには、デプロイメント・ウィザードを使用する 必要があります。このクライアント・タイプ用の定義済みファイルは用意されてい ません。
Host On-Demand セッションの構成
HTML ファイルのセットアップの他に、ユーザー用にセッションを定義する必要が あります。HTML ベース・モデルを使用する場合は、デプロイメント・ウィザード で HTML ファイルを作成すると同時に、セッションも構成します。それ以外の場 合、構成サーバー・ベース・モデルまたは結合モデルを使用、あるいはいずれかの 事前定義クライアントを使用する場合は、いずれかの管理クライアントを使用して 構成サーバーでグループ、ユーザー、およびセッションを作成する必要がありま す。
セッションを構成する際は、デプロイメント・ウィザードまたはいずれかの管理ク ライアントを使用するかどうかに関係なく、すべてのオプションを使用することが できます。
v セッション・プロパティー。接続情報、セキュリティーなど、すべてのセッショ ン・プロパティーが構成可能です。それぞれのフィールドは、ユーザーが更新で きないようにロックすることができます。
v ランタイム・オプション。セッションを構成する場合、セッションを起動して、
セッションのサイズと配置、色、ツールバーのカスタマイズ、およびマクロなど の機能を構成することができます。デプロイメント・ウィザードおよびフル管理 クライアントで、ランタイム・オプションを構成することができます。
v ユーザー機能の使用不可化。ユーザーが通常 Host On-Demand セッションの一部 として利用する機能 (ブックマーク、マクロの作成や実行など) は、ほとんどすべ てを使用不可にすることができます。
デプロイメント・ウィザードの使用
デプロイメント・ウィザードは、Windows および Linux プラットフォームで実行さ れます。デプロイメント・ウィザードを開始するには、次のいずれかの方法を選択 します。
v Windows の Host On-Demand サーバーの一部としてデプロイメント・ウィザード を自動的にインストールした場合は、「スタート」 > 「プログラム」 > 「IBM Host On-Demand」 > 「管理」 > 「デプロイメント・ウィザード」と選択しま す。
「デプロイメント・ウィザードにようこそ」ウィンドウが表示されます。
デプロイメント・ウィザードをガイドとして構成の選択を行い、各機能を説明する 総合的なヘルプを利用することができます。機能の選択が完了すると、デプロイメ ント・ウィザードにより HTML およびサポート・ファイルが作成されます。これ らのファイルは、Web サーバーが識別する Host On-Demand サーバー上のディレク トリーに配置する必要があります。通常、このディレクトリーは、Host On-Demand サーバーのパブリッシュ・ディレクトリーです。
Host On-Demand サーバーへのデプロイメント・ウィザード出力 の配布
Host On-Demand サーバーが Windows または IBM System i プラットフォーム上に ある場合、デプロイメント・ウィザードの HTML ファイルおよび構成ファイルを
Host On-Demand サーバーのパブリッシュ・ディレクトリーに直接に書き込むこと
ができます。デプロイメント・ウィザードの最後の画面では、生成ファイルの書き 込み先を選択できます。デプロイメント・ウィザードが実行されているマシンより アクセス可能なローカルまたはネットワーク・ドライブを選択することができま す。この場合、デプロイメント・ウィザードがファイルを Host On-Demand サーバ ー上のパブリッシュ・ディレクトリーに出力するよう指定して、出力形式に HTML を選択することができます。セッションが定義済みであれば、HTML ページはユー ザーからアクセス可能な状態になります。
それ以外のプラットフォームで、デプロイメント・ウィザードが Host On-Demand サーバーに直接に書き込むことができなければ、デプロイメント・ウィザードで出 力形式として zip ファイルを生成するよう選択する必要があります。これによりデ プロイメント・ウィザードは、すべての HTML およびサポート・ファイルを含む 単一の zip ファイルを作成します。 zip ファイルを Host On-Demand サーバーに移 動し、これを DWunzip を使用して任意のパブリッシュ・ディレクトリーに展開す る必要があります。セッションが定義済みであれば、HTML ページはユーザーから アクセス可能な状態になります。