に関する制度利用の仕組み、サービス提供体制、ケアマネジメントについて学びを深めている。演習では具体的 な訪問看護技術、および看護の展開を学ぶ機会としている。臨地実習においては、訪問看護ステーションの実習 のみならず、地域包括支援センターにおけるケアマネジメント、予防介護に関する活動の実際、および病院の退 院調整部門における退院支援の実際について体験を通して理解を深めている。
卒業研究では、学生の関心を尊重し学生と相談してテーマを決め、適切な研究フィールドを提供することによっ て、実践的な在宅ケア看護研究ができるように指導している。
大学院教育においては、訪問看護、退院調整支援、地域における他職種との連携、在宅ターミナルケア等の研究 課題に対する講義演習を行い、これらの学習と臨床経験を基に、高齢社会における在宅看護の課題に注目し、そ れぞれ実践的な研究に取り組む支援をしている。在宅看護に対する期待が高まる現在の社会情勢を鑑み、実践の 場で活動ができ、かつ、今後指導的立場で教育·実践·研究に関われる人材の育成を目指している。
(4) 教育方針
在宅看護は対象の年代、疾患を特定せず、広く対象のニーズに対応できる看護を提供するものである。よって、
他の領域の講義演習、および実習での学習を踏まえて、それを統合する形で対象者にケアを提供することが求め られる。また、生活の場を重視した援助は、医療職のみならず、介護福祉職や一般の住民と連携をとることが求 められる。社会の一員としての立場をとりつつ、ケア提供ができることも求められる。このような在宅看護の特 徴を伝えていくことを大切にしたい。
(5) 臨床活動および学外活動
訪問看護の職能団体である日本訪問看護財団の活動には、「調査研究活動」「人材育成研修活動」「研究支援(研 究倫理審査委員会)活動」等に加わっている。また、訪問看護師の実践における学習支援プログラムの開発の研 究は、現任教育の課題に取り組むものであり、実習受け入れ訪問看護ステーションとの関係強化につながると考 えられる。
(6) 臨床上の特色
臨床活動のほとんどが、附属病院以外の場となっており、医学部附属病院を中心とした臨床看護に貢献すること が少ない。しかし、在院日数が短くなっている現在、退院調整や外来看護も在宅看護に含まれると考えられ、地 域での教育研究活動·実践活動を外来看護や退院支援につなげることで、双方にとっての発展が期待できる。
(7) 研究業績
[原著]
1. 竹生 礼子,本田 彰子. 在宅がん療養者の生活支援を住民が行うことに対する療養者と住民の期待と躊躇 家 族とサービス提供者の語りから 看護総合科学研究会誌. 2016.01; 16(2); 17-30
2. Hiroko Toyama, Akiko Honda. Using narrative approach for anticipatory grief among family caregivers at home Global Qualitative Nursing Research. 2016.12; 3; 1-15
[書籍等出版物]
1. 粟生田智子,石川ふみよ編著 内堀真弓著 他. 看護実践のための根拠がわかる成人看護技術 リハビリテー ション看護. メヂカルフレンド社, 2016.01 (ISBN : 978-4-8392-1591-0)
[総説]
1. 内堀 真弓. 知るとケアがもっとよくなる!どうなっている?患者さんのこころの中 手術を必要とする糖尿 病患者さんの自己管理を支えるケアExpert Nurse. 2016.06; 32(8); 80-85
[講演·口頭発表等]
1. 大木 正隆,本田 彰子,深堀 浩樹,山本 則子. 在宅終末期がん療養者·家族における訪問看護師の在宅導入時 期のケア効果. 日本在宅医学会大会· 日本在宅ケア学会学術集会合同大会2016.07.16東京都
2. 栗田 敦子,石原 由花,三部 ひさこ,山崎 智子,内堀 真弓,本田 彰子,浅海 くるみ. 終末期にある患者と家族 の支援·交流を促す介入 アプローチ方法の検討開発. 日本看護研究学会第42回学術集会2016.08.20茨城 県つくば市
3. 内堀 真弓,山崎 智子, 浅野 美知恵,本田 彰子. セルフモニタリング機能を促進するフットケア外来で の看護師の支援の現状. 第21回日本糖尿病教育·看護学会学術集会2016.09.18