Fig. 83 Reducing sugar content of corona treated mannan.
-172-糖類と思われる発色部分を認めたがキシ ランの場合より
もさらに薄く,
4 . 3 . 3
同定は困難であ リグニン
つ /こ。ーレ
4 . 3 . 3 . 1 収率お よ び赤外吸収スペクトル
リグニンの収率をTable 7に示した。 ジオキサンリグニ ン(D L )およびエタノ ールリグニン(E L )の収率はいずれも ナラのほうがアカマツよりも多か った。 DLとELでは, 収 率に大きな差異は認められなか った。
ナラ DLの コ ロナ放電処理に よ る赤外吸収 ス ペ ク ト ルの 変化をFig.84に示した。 放電処理量 8.53 kWmin/がから 1380cm- 1付近に新たな吸収の肩が現われた。 この吸収は
処理量が増加するにつれて明瞭になり ,放電処理量34.1 1
kWmin/m2では完全な吸収が1380cm-1に生じた。 また1 7 2 0 c m - 1のカルボニル吸収帯の強度も増加した。 この増加は 前章までのヒ ド ロキシエテルセルロ ー ス, ブナセルロ ー
ス, ヘミセルロ スで認 められ て き た こ とであり ï 2 . 8 1 )
クロ マツD しでも今回と同様の結果であ つ iこ。J
Fig.84に示すようにナラELについても同様の変化が認
められた。 コ ロナ放電処理の有去にかかわらずDLとELの 差異は赤外吸収スペクトルではほとんど認められなか っ
一173-Table 7 Yie1ds of dioxane and ethano1 lignin.
Yield (児)
DLa) 9.4
Oak
ELb) 11. 3
DLa) 4. 5 Pine
ELb) 4. 7
a) Dioxane lignin b) Ethanol lignin
-174-A
B
C
D
ωUCロ←← 一に」ωCOL ←
←cωどω仏
Infrared spectra of corona
treated oak 1 ign i n.
Legend:
Fig. 84
A
,
native dioxane lignin8. 53 kWmi n/m2 B
,
dioxane lignin「「』
C ; dioxane lignin 17.06 kWmin/m2 D ; dioxane 1 ignin 34.11 kWmin/m2 E
,
native ethanol lignin「「
1 ignin 34.11 kWmin/1Il2 F ; ethanol
1200
J o ハU41
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1i
1800Wave
た。 単離の際, エタノ ールからのエトキシル基が付加し
たELは, D Lよりも分子構造がより複雑であるとされてい
てと 9 5 �
'0./ 0
アカマツDLの放電処理によるスペクトルの変化をFig.
8 5に示した。 ナラと同様に 1 3 80 cm-1に 新た な 吸収が 生 成
した。
一 般に 針葉樹材のリグニン は主 とし て グア イ アシルプ
ロ パン構造を有し, 広葉樹はさらにシリンギルプロ パン
構造 も有 し て い る9 7 )。 図に示した範囲でのナラと アカマ ツの相違はナラのみに認められた1330cm-1吸収帯の存在 であり, シリンギル核に起因する吸収と思われる。
Fig.85に アカマツELについ て の結果も示した。 放電処
理に よる変化は他の試料と同様であ った。 アカマツにお
い て も D L と EL の 差 異 は 認められな か った。
比較的安定な芳香核の吸収である1500cm-1における吸 光度を基準としてカルボニル吸収帯(1720crn-1)の吸光度 の比の僅を算出し, そ の結果をF ig. 8 6 に示 し た。 この値 は放電処霊童が増加するにつれて増加し, 処理による霞
化が認められたc 三た, D LとELの値はいずれもナラの方 がアカマツより大きいため, 広葉樹の方がより忌化され
一176-Infrared spectra of c orona
8.53 kWmin/m2 lignin 17.06 kWmin/ー lignin 34.11 k育m i n/m2
1 i gn i n.
A ; native dioxane lignin
lignin B , dioxane lignin
E ; native ethanol treated pine
C ; dioxane D , dioxane
Legend:
Fig. 85
A
B
「』Lにー