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担当アーティスト エンターテイメントカンパニー(デザワ、スズ、コノミ/(株)エンターテイメントカンパニー 専属講師)

実施校 寺尾小学校(鶴見区)

コーディネート 鶴見区民文化センターサルビアホール 実施科目・教科名 体育

実施概要 体験型/ヒップホップ/5 学年 3 学級 110 名

実施日程 2015 年 9 月 11 日(金)、2015 年 9 月 18 日(金)、2015 年 9 月 25 日(金)

授業のねらい

1クラスずつ週に1回の活動を3回行い、各クラス1作品の完成 を目指す。実施日の間隔を空けるけているのは、その間に児童が 自主的に練習したりなど、自主的なコミュニケーションを促すた め。今年寺尾小学校は60周年記念の年であり、運動会が記念事業 の一つとして実施され、今回作った作品は、運動会で地域と学校 に披露される。

主な内容

<1日目>講師の見本を見て全体の流れを把握。班分け。前半の 振り写し。各班に一人講師が付き、パート練習。自習用ビデオ撮 影。<2日目>後半の振り写し。パート練習。全員でフォーメー ションの確認。<3日目>パート練習。全員でフォーメーション の確認。通し稽古。

アーティストから

普段はスクールでダンスを習いたい子を対象にレッスンを行う活 動をしており、小学校へ出張授業にいくのは初めての経験でした。

最初はどうなることかと思いましたが、たった3日間とは思えな いほど子どもたちと仲良くなり、とても楽しい経験になりました。

コーディネーターから

「恥ずかしい」という気持ちが強いのか、最初は消極的な感じが 強かったですが、若い年代の講師たちと触れ合うなかでだんだん 打ち解けてきたように見えました。児童同士で教え合う様子も見 られ、コミュニケーション力発達の一助にもなったかと思います。

このダンスは運動会で披露するということなので、目標の「達成 感を味わう」に関しては、今後児童たちが自主的にブラッシュア ップして本番を終えたのちのことになるかと思います。

先生から

教員の指導だけでは、なかなかダンスをするということに抵抗の ある子どもたちは大きく身体を動かせないことが多いのですが、

プロのダンスを見ることで感動し、自分もやってみたいという思 いを抱く子が多くなったことを感じました。また、分かりやすい 指導で、むずかしい動きもできるようになることで自信にもつな がっていったと思います。

子どもたちから

休み時間などに自分たちで音楽をかけておどりたくなった。/自 分たちで思っていたよりもカッコ良くダンスができた。/先生た ちの教え方が良かった。

スクール・オブ・ダンス1

担当アーティスト Co.山田うん(ダンスカンパニー/川合ロン、アシスタント:小山まさし、広末知沙) 実施校 西寺尾小学校(神奈川区)

コーディネート NPO 法人 Offsite Dance Project 実施科目・教科名 体育

実施概要 体験型/コンテンポラリーダンス/5 学年 3 学級 87 名

実施日程 2015 年 11 月 16 日(月)、2015 年 11 月 17 日(火)、2015 年 11 月 18 日(水)、2015 年 11 月 19 日(木)

授業のねらい

コンテンポラリーダンスの体験を通して、子どもたちのコミュニ ケーション力や表現力、創造力を高めることを目指します。平成 24年から継続しているCo.山田うんとの活動を通して、子どもた ちが自由な発想で自分を表現する楽しさを体験する機会、先生が 子どもたちの表現の力を引き出し、伸ばすための方法論を学ぶ機 会を提供する。ダンスの表現運動を通して、コミュニケーション の大切さ、自己や友達に対して新たな発見ができ、豊かな感性と 創造性を育む体験型のワークショップを4日間実施。最終日には、

近隣の公共ホールにて発表する(他学年も参加)。

※Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015と連動して実施。

主な内容

<1日目>ダンスを届ける→動きのリレー・音楽に合わせたダン スの振り付け<2日目>静かに集中して身体を見つめる→ゆっく り寝転がる、おきあがる、人の間をすり抜けていく<3日目>発 表に向けた学年全体でのクリエーション<4日目>かなっくホー ルでの発表

アーティストから

初日の授業の日から子どもたちの能動的な参加姿勢が特徴でした。

昨年に引き続き同じ会場だったこともあり、一つ上の学年(現6 年生)の舞台上での雄姿を客席で見ていた学年だったので、舞台 上での楽しみ方がすごくのびのびしていました。自分たちで動き を決めたり、自分なりのアレンジを加えて次の人に動きを伝えて いったりといった高度な構成にも挑戦できました。

コーディネーターから

今回で4回目となる本校では、Co.山田うんによるダンスの授業を 毎年行っています。今回ワークショップを実践した児童は、昨年 度プラットフォーム事業から発展した「キッズダンスシアター」

でかなっくホールにおける先輩たちの発表を客席で見ており、今 度は自分たちの番!と同ホールにおける発表を楽しみにしていま した。子どもたちは、元気いっぱいに劇場でのダンス体験を楽し んでいました。最終日の発表には、4年(58人)と6年(52人)、 職員・保護者・地域関係者など計181名が立ち会う中、25分の発 表に続いて児童主催の振り返りなどもあり、学校全体でダンスを 通じた総合的な学ぶの場として実践されていました。本事業の実 施にあたっては、電車移動の交通費負担やリスクを学校側で引き 受けてくれたことで実現したことであり、プラットフォーム事業 への深い理解と共感、そしてコーディネーターとアーティストと の継続的な活動による信頼感があったからだと考えています。

先生から

子どもたちにとっては普段接したことがないような方々(アーテ ィスト)との関わりであったが、3人のアーティストの方々が楽 しくおどれるような雰囲気をつくってくださり、子どもたちはは じめから表現(自己)に没頭し、夢中になって取り組めていまし た。3人がつくりだしてくれた空気によって子どもの意欲が高ま り、我々教師も、見習わなくてはならないと感じました。

子どもたちから

最高の思い出ができた。/ダンスを踊ると元気になるような感じ がした。/いつもとちがったダンスで面白かった。

写真撮影:bozzo

身体で表現してみよう

担当アーティスト 東野祥子(振付家・ダンサー) 実施校 相武山小学校(港南区) コーディネート 吉野町市民プラザ 実施科目・教科名 体育

実施概要 体験型/コンテンポラリーダンス/3 学年 3 学級 108 名

実施日程 2015 年 9 月 7 日(月)、2015 年 9 月 8 日(火)、2015 年 9 月 9 日(水)

授業のねらい

言葉を使わない表現芸術であるコンテンポラリーダンス。まずは アーティストのダンスを身近に観て、本物の芸術に触れ、表現の 多様さを発見し、言葉に頼らない表現の素晴らしさを実感しても らいます。自分で考えたことを身体で表現することの楽しさを味 わい、一人ひとりが積極的に自己表現できるようになることを目 指します。また、グループで小さな作品を作り、仲間で協力して 創造することにより生まれる広がりや喜びを知って、お互いを認 め合い、自分らしさを表現することの大切さを学ぶ機会とします。

主な内容

<1日目>講師自己紹介「コンテンポラリーダンスを実際に見て みよう」、ウォームアップ、ストレッチ、ダンサーの動きを真似る、

ダンスエクササイズ(振り付け)、リズムに乗ってダンス<2日目

>ウォームアップ、ストレッチ、ダンサーの動きを真似る(自由 な発想を身体で表現)、身体感覚の修練(ボールのイメージ、ペア で動く)、ダンス復習・追加振り付け<3日目>ウォームアップ、

ストレッチ、ダンス仕上げ、身体感覚の修練(言葉のイメージを 動きにする、グループで動いてみる)

アーティストから

今回、子どもたちの想像力や考える力を引き出し、「自ら表現する 体験」をしてもらいたいと考えました。身体がほぐれてきたとこ ろで、日常目にするものなど、分かりやすくすぐに体現できるテ ーマを与え、子どもたち自身が考えて動きを表現する課題を行い ました。印象深かったのは子どもたちの集中力です。音楽が流れ ている間、体育館を走り回る子どもたちが、音が止むと同時にピ

タリと止まり、皆の視線が「次のテーマは何だ、何が起こるんだ」

と一斉に語りかけてきました。校長先生や担任の先生も一緒に踊 ってくださった姿は子どもたちには新鮮で、安心して踊れたので はないかと思います。「楽しい」という感覚や自由な発想の仕方を 忘れず、身体を素直に動かせるようになってほしいです。

コーディネーターから

東野さんが与える課題に、子どもたちは真剣に向き合い、失敗を 恐れず果敢に挑戦していました。東野さんが「パワフルだね」「動 きがいい」と子どもたちを褒めると、子どもたちも夢中になりま す。特に即興で動きを作る課題では当意即妙かつ自由に反応し、

子どもたちの発想力と瞬発力に驚かされました。子どもたちが東 野さんの動きや言葉に様々に反応している様子は、ダンスを通じ て双方が会話をしているように感じられました。

先生から

体育の表現運動の授業で、同じような内容のことを私がしても、

上手くはいきません。アーティストの方が“本物”の表現を見せ てくれ、一緒にやり、真似るという入口から徐々に夢中になって くる子どもたちの姿が、1日の中でも変化があり、3日間で、最 後は自分で考えた動きを表現するまでに変わっていきました。自 分にとっても、表現運動の指導の上で大変勉強になりました。

子どもたちから

身体をたくさん使って楽しかった。/友だちを動かすのが楽しか った。/おだいをだしてその動きをするのが楽しかった。/はじ めはなにをやるのかわからなかったけどダンスをしているとなぜ か練習じゃなくて遊んでるみたいで楽しかった。