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接続されたApolloに関して以下の設定が行えます。ここでの設定はApolloのオーディオインターフェイスとして機能するド ライバー部分の設定であり、いくつかの項目に関してはConsoleを開いていない状態でもDAWやその他のホストアプリケー ションで変更することが可能です。画面上端はシステム全体に影響するグローバル設定です:

● SAMPLE RATE:システムのサンプリングレートを設定します。

● CLOCK SOURCE:システムのクロックソースを設定します。選択肢はApolloのモデルによって異なります。

メモ:サンプリングレートは、クロックソースが"Internal"に設定されている場合にのみ設定ができます。また、これらの設定は、Console のメイン画面下端の"インフォバー"でも変更可能です。

● DIGITAL MIRROR:メインモニターと同じ信号をデジタルで出力する際に使用します。この設定はデジタル出力を装備

したApolloのみに表示され、S/PDIF(Apollo、Apollo 8、Apollo 8p)またはAES/EBU(Apollo 16)の出力から、音量レベ ルを含めたメインモニターのミラー信号が出力されます。別のD/Aコンバーターを通じたモニタリングやステレオレ コーダーなどでの録音の際に便利です。

メモ:デジタル出力を持たないApollo Twinにはこの機能は用意されていません。オンにした場合、S/PDIFまたはAES/EBUに設定され たDAWやConsoleのAUX出力は強制的に無効になります。

● BUFFER SIZE(Windowsのみ):Windowsシステム環境ではオーディオバッファーの設定はASIOドライバーで行います。

DAWのドライバー設定の"ASIO Control Pannel"ボタンをクリックするとこの画面が開きます。操作の反応や録音時の 遅延が気になる場合は、この設定を下げます。

メモ:"ASIO Control Panel"の表記は、DAWによって異なります。DAWのASIO設定の項目をご確認下さい。

ヒント:バッファーサイズを下げるとCPU負荷が増します。一方、上げ過ぎはパフォーマンスの低下に繋がる可能性があります。最適に なるよう十分なテスト行いながら設定することをお勧めします。なお、Consoleによるダイレクトモニタリングとリアルタイムプラグイン 処理はこの設定とは関係なく、常に低レイテンシーで行われます。

● INPUT DELAY COMPENSATION:特定のUADプラグインが使用されている際、コンソールのアナログ入力 とデジタル入力の位相調整を維持します。IDCを有効にするときは、通常、Short値(100サンプル)から開始 してレイテンシーを最小限にすることが最善です。補正値を超えコンソールにダイアログが表示された場合、

IDC値を増やすか、アップサンプリングされたプラグインの使用量を減らして位相調整を維持してください。

メモ:設定をする際、DAWや他のオーディオソフトウェアをあらかじめ終了しておきましょう。

ヒント:この設定は、マルチ入力で録音を行う際の位相問題を解決します。例えば1つの楽器に対して複数のマイクを立てた場合、それ ぞれのマイクチャンネルに適したプラグイン処理を行う際に有効です。

● CUE BUS COUNT:CUEミックスのステレオモニターバス数を設定します。

● ALT COUNT:代替ステレオモニターのバス数を設定します。

● FCN SWITCH ASSIGN:ApolloのFCNスイッチ端子の機能を設定します。(一部のApolloモデルのみ)選択肢と機能は以

下の通りです:

● ALT 2:ALTモニターバスの切り替えを行います。

● MONO:メインモニターをモノラルモードに切り替えます。

● DIM:DIMスイッチをオンにします。

● NONE:FCNスイッチ操作を無効にします。

メモ:複数のApolloを接続した環境では、モニターユニットに指定したApolloのFCNスイッチ端子が対象になります。

DEVICES

認識されているApolloデバイスの一覧と選択を行います。左端のアルファベットは複数のオーディオデバイスを使用した環 境において、I/O MATRIXタブでの識別に使用されます。ラベルカラーはI/O MATRIXタブとConsoleメイン画面のメーターブ リッジでの識別に便利です。

デバイス A デバイス B

また、以下の操作が可能です:

● モニターユニットの指定:デバイスの上下ドラッグで最上部にした場合、そのデバイスがシステムモニターに使用する

ユニットに指定されます。この際、ラベル横に"スピーカーアイコン"が表示されます。

ユニットを 最上部にドラッグ

● 順番の変更:デバイスの上下ドラッグで順番を変更します。

● 名称変更:デバイスをダブルクリックすることで、名称の変更ができます。

● デバイスの追加:"+"欄をクリックすることで任意のデバイスを追加します。この操作はオフラインで構成を行う際に有効

です。通常、この操作に関わらず認識されたデバイスは自動的に追加されます。

OPTIONS:

DEVICES欄で選択したApolloデバイスに関する設定を行います。

● DEVICE NAME:デバイス名を表示します。クリックすると名称変更が可能です。

● IDENTIFY:このボタンをクリックすると、接続されたApolloのインジゲーターが反応します。複数のApolloを接続した場

合、対象デバイスの確認に便利です。

● DIGITAL INPUT:デジタル入力の形式を設定します。

● MON OUTPUT GAIN:モニター出力のゲインコントロールのオン/オフを行います。

● MON LEVEL:モニター出力のレベルレンジを設定します。

● OUTPUT REFERENCE LEVELS:特定の出力の定格レベルを設定します。

● LINE INPUT GAIN:プリアンプを装備したアナログライン入力のゲイン設定をオン/オフします。オフ(Bypass)設定では、

チャンネルに設定されているUnisonプラグインもバイパスになります。

ドキュメント内 Universal Audio UADシステム 日本語取扱説明書 (ページ 56-59)