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極軌道衛星の平均重量(小型・軽量化への方向)

0 1 2 3 4 5 6 7 8

1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010

世界の低軌道(極軌道)衛星 重量傾向

(民事・商用及び軍事:衛星数 1,205機)

2000 2005 1995

1990 1985

星重量

(

トン

)

GXロケットの市場

極軌道衛星の平均重量(小型・軽量化への方向)

極軌道 極軌道

0 1 2 3 4 5 6 7 8

1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010

世界の低軌道(東打ち軌道)衛星 重量傾向

(民事・商用及び軍事:衛星数 588機)

星重量

(

トン

) GXロケットの市場

東打ち軌道の衛星の平均重量(小型・軽量化への方向)

0 1 2 3 4 5 6 7 8

1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010

世界の低軌道(東打ち軌道)衛星 重量傾向

(民事・商用及び軍事:衛星数 588機)

星重量

(

トン

) GXロケットの市場

東打ち軌道の衛星の平均重量(小型・軽量化への方向)

東打ち軌道 東打ち軌道

出典: AIAA資料、TRW社発行打上げログ等、上記資料をデータを基にIHIが整理 除外した衛星:有人飛行、宇宙ステーション等への機材輸送、惑星探査衛星

図 4-1 世界の衛星重量傾向

現在実際に運用されている各国の安全保障衛星に関するデータを表 4-1 に示す。これに よると、我が国における保有すべき衛星の内、中型ロケット(GX ロケット)の打上げ対象 となる衛星は 14 機以上と見込める。これらの衛星を維持するため、例えば米国においては 年間 15~20 機の打上げを行っている。

表 4-1 中型安全保障衛星の需要

防衛衛星のカテゴリー 米国 ロシア 中国 日本として保有すべ

き衛星数*3

①画像・レーダ偵察衛星

11 3 2 4

①ー1即応型偵察衛星* 1 (10機以上)

3 10機以上

②通信衛星(含むデータ中継衛星)

36 2 8 0

(1)*4

③早期警戒衛星

8 5

検討中

③-1低軌道周回型早期警戒衛星* 1 (10機以上)

0

検討中

④信号傍受衛星

23 4 5

検討中

⑤航行衛星

40 2 3 0

検討中

⑥気象衛星

4 0 0

検討中

合計

1 22 6 3 1 0

*2

14機以上

*1:開発中 Spac e Se curity 2007 より抜粋

*2:中国が運用している防衛衛星の数量は、画像偵察を中心にレーダによる偵察も含めさらに増加傾向

*3:SJAC提案値(平成19年度)

*4:大型静止衛星のためGX打上げ対象から除外

中型防衛衛星の今後の打上げ需要

4.2 我が国の競争力強化の方策

4.2.1 データ常時伝送に関する課題

(1) 実現目標

光衛星間通信を用いた、観測データの高速・常時伝送の実現目標としては以下の通り。

・ORS (100kg 級/300kg 級) ⇔ データ中継衛星

・LEO コンステレーション ⇔ GEO (複数機) 間での Gbps 級通信

(2) システム構築における課題

LEO-GEO 間でのリンク確立・維持については、「きらり」 (OICETS) ⇔ ARTEMIS 間の軌 道上実験によって実証された。今後、実利用に向けて以下の技術課題を解決する必要があ り、将来のデータ中継衛星のコア技術として開発・実証を進めていく必要がある。

・ N:1 通信技術 (LEO コンステレーション ⇔ 中継衛星)

-初期リンク確立の高速化

-コンステレーション運用制御技術 (スイッチング,運用計画)

・ N:N 通信技術

-中継衛星側での複数端末装備によるパラレルリンク技術(プラットフォーム側と光

追尾系との協調制御技術の高度化)

・複数の中継衛星にまたがるルートでの連続データ通信 (ハンドオーバー) 技術

(3) 装置開発における課題

ORS(100kg~300kg 級※)に搭載するためには、LEO 端末の小型化・省電力化が最重要課 題となる。特に民生部品の導入評価については体系的・継続的に実施するため、中長期計 画に沿った着実な実行が必要となる。

※ORS のペイロード搭載能力想定値

- 100kg 級 ORS: 40kg、50w(観測センサ、データ処理・伝送系の合計)

- 300kg 級 ORS: 200kg、300w(観測センサ、データ処理・伝送系の合計)

・民生部品の導入

- 技術的に大幅に進んでいる民生用光通信デバイスの導入評価,実装検討 ・GEO/LEO 端末間の機能配分の見直し(LEO 端末の簡易化/GEO 端末の高機能化)

- 初期捕捉(リンク確立)制御機能 - スイッチング、ハンドオーバー機能

4.2.2 観測センサに関する課題

(1) 実現目標

我が国における ORS ミッションの想定ニーズに基づき、有効な観測手段の整備をする必 要がある。

・センサ種類:光学、SAR、ハイパー、赤外

・分解能及び刈幅:高分解能タイプ(<1mGSD)、広観測幅タイプ(~100km)

(2) 課題

現状の小型衛星搭載センサは搭載性(質量、電力)の観点から光学センサが中心である。

日本版 ORS の想定ミッションを分析し、必要なセンサ群の技術開発・宇宙実証を進める必 要がある。

・ラインアップ検討

- 100kg 級/300kg 級の特徴(用途)の違いを考慮した観測センサラインアップ ・センサの小型化・省電力化→表 4-2 をターゲットにした開発・実証

- 100kg 級 ORS 用光学センサ (高分解能タイプ、広観測幅タイプ)

- 300kg 級 ORS 用 SAR、ハイパー、赤外センサ(タイプについては要検討)

表 4-2 100kg 級 ORS/300kg 級 ORS の特徴比較

項目 100kg級 ORS 300kg級 ORS

衛星コスト (量産時) 数億円規模 十億~ニ十億円規模

ペイロード規模 ~40kg, ~50W ~200kg, ~300W

ミッション寿命 数週間~1年 1年~5年

量産性,即応性 より高い より低い

ORSミッションの特徴 「UAVの延長」 「定常観測衛星の延長」

ロケットとの関係 ロケットとの一体化

(搭載効率の増加)

クリーンインタフェース化

(多様な打上手段の確保)

ミッション要求 シングルミッション,一過的 局地的な存在識別観測

マルチミッション,継続的 左記(局地的)用途に加えて

広域的な変化抽出観測

地上局との関係 観測地域とデータ受信局が近接

(直接伝送が主体)

観測地域とデータ受信局は 必ずしも近接しない

(直接/中継伝送 併用)

軌道 低高度(300~400km) 低~中高度(400~600km)

機能要求 高い自律性 高い自律性

抗たん性

4.2.3 地上システムに関する課題

(1) 実現目標

即応性の高い、実利用に適したシステムが求められる。

・ユーザビリティの向上:衛星を意識せずに利用できるシステム

・時間/空間的制約からの解放:「いつでも」「どこでも」利用できるシステム

(2) 課題

・ 総合システムの単純化

- オンボード自律機能の高度化による運用インタフェース項目の低減 - バス(HK)運用とミッション運用プロセス分離

・ユーザインタフェースの高度化

- コマンド生成及び簡易チェックまで実施可能なユーザ端末 ・可搬型地上局

- モジュール化構成により、設置場所(地上/車上/艦船)および受信対象(UAV,

ORS)に対する汎用性

・遠隔運用 (インターネット経由での運用)

- 仮想運用管制センター

- 利用レベルに応じたセキュリティ確保方策

4.2.4 競争力強化のための方策

ユーザ宇宙機が TDRS を経由して行なっているデータ通信量(リターン系の伝送データ レート)とユーザ宇宙機の重量をパラメータにその傾向を整理したものを図 4-2 に示す。

TDRS ユーザの特長をデータ通信量と重量の観点で纏めると以下の傾向にある。

・TDRS を使用するユーザ宇宙機は、小型衛星若しくは大型宇宙機(2.5 トン以上の衛星、

10 トンクラスのプラットフォーム衛星、および有人システム)に大別される。

・データレートによる区分は、SSA による中低レート(数 Kbps~2Mbps 程度)での TTC 運 用、SSA 高データレート(最大6Mbps まで)での再生データ/ミッションデータ運用、

及び KuSA による高速ミッションデータ伝送(100Mbps 程度)の 3 つに使い分けられて いる。

図 4-2 TDRS ユーザの整理

SSA 低データレート及び、高データレートでの利用事例を図 4-3、4-4 に示す。図 4-3、

4-4 に示す通り、SSA 中低レートは衛星システム運用用として、SSA 高データレートは観 測衛星の観測データ伝送用として主に活用されている。

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