GPIB(IEEE–488)インタフェース上の各デバイスには固有のアドレスが必要です。マ
ルチメータのアドレスは、0~30の範囲の整数値に設定できます。測定器が工場から出荷 されるときには、アドレスが「22」に設定されています。
• 使用コンピュータのGPIBインタフェース・カードには固有アドレスがあります。イ ンタフェース・バス上の測定器にそのアドレスが使用されないようにしてください。
• GPIBアドレスは不揮発性メモリに記憶されています。電源がオフになっているとき、
Factory Reset(*RST)コマンドの後、またはInstrument Preset(SYSTem:PRESet)
コマンドの後にGPIBアドレスが変化することはありません。
• フロント・パネル操作: を押します。
UTILITY MENU > REMOTE I/O > GPIB > ENABLE GPIB?> GPIB ADDRESS
GPIBをオンまたはオフにした後、変更を有効にするには電源を入れ直す必要があり ます。
• リモート・インタフェース操作: 次のコマンドで、GPIBリモート・インタフェースを オンにします。
SYSTem:COMMunicate:ENABle ON,GPIB
次のコマンドで、GPIBインタフェースのステートをクエリします。
SYSTem:COMMunicate:ENABle?GPIB
このクエリは、“0”(OFF)または“1”(ON)を返します。
次のコマンドで、マルチメータのGPIB(IEEE–488)アドレスを設定します。
SYSTem:COMMunicate:GPIB:ADDRess {<address>}
次のクエリは、IPアドレス(例えば、“+22”)を返します。
SYSTem:COMMunicate:GPIB:ADDRess?
これらのコマンドの詳細と構文については、『Agilent 34410A/11Aプログラマーズ・
USB インタフェースの設定
USBインタフェースの場合、マルチメータのセットアップに設定パラメータは必要あり ません。マルチメータをコンピュータのUSBポートに接続します。コンピュータがマル チメータを認識して接続を確立するには数秒かかります。
• フロント・パネル操作: を押します。
UTILITY MENU > REMOTE I/O > USB > ENABLE USB?> USB ID
USBをオンまたはオフにした後、変更を有効にするには電源を入れ直す必要がありま す。
通常、測定器のUSB ID文字列を知っている必要はありません。ほとんどのソフトウェ アでは、接続が自動的に行われるからです。ただし、文字列は測定器に固有で、次の 形式を持ちます。
USB0::<mfgID>::<modID::<serial#>::INSTR
文字列全体を表示するには、USB ID( )をスクロールする必要があります。
• リモート・インタフェース操作: 次のコマンドで、USBリモート・インタフェースを オンにします。
SYSTem:COMMunicate:ENABle ON,USB
次のコマンドで、USBインタフェースのステートをクエリします。
SYSTem:COMMunicate:ENABle?USB
このクエリは、“0”(OFF)または“1”(ON)を返します。
これらのコマンドの詳細と構文については、『Agilent 34410A/11Aプログラマーズ・
リファレンス・ヘルプ』を参照してください。
LAN インタフェースの設定
デフォルトで、34410A/11AでDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)による LANコネクティビティがオンになります。多くの場合、DHCPが割り当てたLAN接続用 の必要パラメータをそのまま使用できます。DHCPをオフにして、パラメータを手動で 設定することもできます。
LANパラメータ 以降のサブセクションで説明するように、次のパラメータの手動設定
を選択できます。これらの説明の後に、フロント・パネルとリモート・インタフェース からLAN設定をセットアップするための手順を示します。
• IPアドレス
• サブネット・マスク
• デフォルト・ゲートウェイ
• DNSサーバ
• ホスト名
• LANサービス(Visa LAN、Sockets、Telnet、Agilent Web Server)
• Webパスワード
注 記 IPアドレス、サブネット・マスク、デフォルト・ゲートウェイ、DNSサーバといったパラ
メータは「ドット表記」アドレスを使用します。ドット表記アドレス(“nnn.nnn.nnn.nnn”、
“nnn”はバイト値)を表すには注意が必要です。
ほとんどのコンピュータは、先頭にゼロを持つバイト値を8進数として解釈します。例え ば、“255.255.020.011”は、実際には10進数“255.255.20.11”ではなく“255.255.16.9”と等価です。
コンピュータは、“.020”を8進数表記の“16”と解釈し、“.011”を“9”として解釈するからです。
しかし、マルチメータは、すべてのドット表記アドレスが10進バイト値として表現され ていると見なし、これらのバイト値から先頭のゼロをすべて取り除きます。このため、IP アドレス“255.255.020.011”を設定しようとすると、“255.255.20.11”(純粋な10進表現)にな