の全帯域を図 3. 6-9、集合住宅用ブースタの 2.5GHz 帯を図 3.6-10 に示す。
2.5 GHz 帯 44.4
C
社1~3.2GHz 44.8
2.5GHz
帯44.4
※1:収納箱の減衰量及び電波暗室の床面形状の違いによる測定値の単位はdBとし、それ 以外の測定値は3mにおける33.7561MHzの電界強度。
※2:漏洩電波の電波伝搬特性は、ブースタの最大漏洩方向については自由空間伝搬特性 と同等な特性であることが確認できた。
(注)赤字は漏洩基準値を超えるものを表示
(4)-6.漏洩電波特性の悪い参考事例
参考測定のうち基準値を満足できない事例について、施工不良例『手ひね り』を図
3.6-11~図 3.6-14
に、旧式機器『直付け型機器』について図3.6-15
~図
3.6-18
に示す。(信号入力110dBμV
時)図
3.6-11
施工不良例『手ひねり』の周波数特性(BS・CS110右・左旋の全帯域)図
3.6-12
施工不良例『手ひねり』の周波数特性(2.5GHz帯)図
3.6-13
手ひねり同軸直列
図
3.6-14
手ひねり同軸並列
図
3.6-15
旧式機器『直付け型機器』
図
3.6-16
旧式機器『直付け型機器』
図
3.6-17 1330MHz
対応直付けブースタ(BS・CS110右・左旋の全帯域)図
3.6-18 1330MHz
対応直付けブースタ(2.5GHz帯)(4)-7.測定結果のまとめ
実機による漏洩電波の測定結果を表
3.6-7(1)、表 3.6-7(2)にまとめた。
測定評価は、偏波面、面、角度のそれぞれの測定を行った後に最大値を抽出 したものである。
表
3.6-7(1)
測定結果のまとめ(1)測定項目 評価結果
ブースタ単体
・1~3GHz帯において、漏洩基準に対し全機種約10dBのマージンを確認。
・2.5GHz帯においては、さらに2~4dB程度のマージンを確認。
・戸建住宅用ブースタと集合住宅用ブースタの漏洩電波の実力値の差は無かった。
・最良機種と最悪機種では、周波数によって10dB以上の差を確認。
・周波数特性では、周波数が高くなるにつれ漏洩が増加する傾向を確認。
・方向特性や偏波面特性については、特定の傾向は確認できなかった。
(漏洩特性は機種それぞれ異なる。機種により方向や周波数毎の最大・最小の 最大差は約25dB。また方向や周波数毎の最大・最小差が5dB以下となる機種も 確認)
分配器・分岐器 器単体
・1~3GHz帯において、漏洩基準に対し全機種20dB以上のマージンを確認。
・2.5GHz帯においては、さらに2dB程度のマージンを確認。
・周波数特性では、周波数が高くなるにつれ漏洩が増加する傾向を確認。
・方向特性や偏波面特性については、特定の傾向は確認できなかった。
(漏洩特性は機種それぞれ異なる。)
壁面端子単体 (終端/開放)
・1~3GHz帯において、空き端子を終端した状態での漏洩基準に対し全機種 50dB以上マージンを確認。
・空き端子を開放した場合は、終端時よりも20~25dB漏洩が増加すること を確認。この場合においても漏洩基準に対し約30dB以上マージンを確認。
同 軸 ケ ー ブ ル 単体
・入力端の漏洩が最大で、漏洩基準に対し20dB以上のマージンがあった。
・周波数特性では、周波数が高くなるにつれ漏洩が増加する傾向を確認。
・2.5GHz帯においては、さらに5dB程度のマージンがあった。
受 信 シ ス テ ム の漏洩電界
・戸建住宅システムと集合住宅システムで測定。
・漏洩電波は、単体測定と同様に漏洩基準に対し約10dBのマージンを確認。
・単体測定と同様に、ブースタ周辺の高さにおいて漏洩が最大になり、分配 器・壁面端子等の漏洩はブースタに比べ小くなることを確認。
漏 洩 電 波 の 伝 搬距離特性
・漏洩干渉源から11mまでの電波伝搬距離特性について、自由空間損失の理 論値と同程度となることを確認、干渉検討に用いる計算式の妥当性を確認。
収 納 箱 ( 屋 外 用、屋内用)
・実測により最小値 16.2dB を確認し、情報通信審議会情報通信技術分科会 小電力無線システム委員会報告の収納箱による遮蔽減衰量を 15dB の妥当性 を確認。
表
3.6-7(2)
測定結果のまとめ(2)測定項目 評価結果
電波暗室床面 の吸収体と金 属体との比較
・測定環境の違いについて、床面を吸収体と金属体について比較測定を実施。
・周波数や偏波面によって特性は異なるが、1~3GHz 帯で3.4dB、2.5GHz 帯
で1.6dBの差があることを確認したが、大きな差がではないことを確認。
LNB
・1~3GHz帯において、漏洩基準に対し15dB以上のマージンを確認。
・2.5GHz帯においては、さらに10dB程度のマージンを確認。
・ブースタよりも漏洩が少ないことを確認。
施工不良の事 例 手 ひ ね り
(直列、並列)
・施工不良における漏洩電波について定量的なデータが存在していないため 参考測定を実施。
・同軸ケーブルに110dBμVを入力した場合の例であるが、この時の最大漏 洩は3.2GHzで80.6dBμV、2.5GHz帯で76.3dBμV であった。
・手ひねりの漏洩については、今回の試験により施工状態にもよるが通過す る信号レベルから約30dB低い値程度で漏洩することを確認。
1330MHz
対 応 直付けブース タ・DHマーク(デジタルハイビジョン)以前に販売されたコネクタを使用しな い直付け型ブースタ(旧式)の漏洩電波について、定量的なデータが存在し ていないため参考測定を実施。
・伝送帯域が 1.33GHz までのものであるため 1.5GHz 以下の周波数について 漏洩が大きく、最大値では69.1 dBμVと基準値を20dB以上超えるものであ った。2.5GHz帯では、51.6でdBμVと基準値5dB程超えるものであった。
2600MHz
対 応 ブースタ(DH 規格)・左旋偏波対応機器ではないが、DHマーク(デジタルハイビジョン)対応 用に販売されたコネクタを使用する規格について参考測定を実施。
・伝送帯域が2.6GHzまでのものでメーカー2社のものを測定したが最大値
で44.8dBμV といずれも漏洩基準を満たしていた。
今回の実機による漏洩電波の測定結果をもとに、同一周波数帯を使用する他 の無線システムとの共用検討における所要離隔距離について再計算し、基準値 とのマージン評価を表
3.6-8 に示す。
表
3.6-8
漏洩電波の実力値による所要離隔距離の基準値マージン 検討検討条件 干渉源 所要離隔距離計算値(m)
基準値マージン/
距離短縮率