フレデリック・マニャン
Morey Saint Denis
『変わるフレデリック』2015年から50%全房発酵
ルロワのワイン造りを理想とし、ルロワから栽培責任者が移籍。ルロワ流の栽培法を導入している。濃厚から繊細 で伸びのあるブルゴーニュに変化を遂げた。
ドメーヌに近いネゴシアン
ブルゴーニュの多くの造り手が「フレデリック・マニャ ン」の成功を羨んでいる。同時に近年のワインの大き な変化に驚いている。
1 代でドメーヌを築き上げたシャブリの重鎮「ジャン・
マルク・ブロカール」も「フレデリック」の仕事と情熱を 絶賛している。
『昔のヴィニュロン以上に畑で働く。だから彼はいつ も日焼けしている。一時期悩んでいたようだが今は 焦点が定まったね。ワインを飲めば解る』
「フレデリック」は全てのブルゴーニュの畑、区画、そ して所有者まで知っている。毎日、畑に出て自分の 足で条件に合った畑を探し出し、所有者と交渉する ということを10年以上繰り返してきたから。
彼等は畑の所有者から委託を受け、栽培チームを 派遣し畑の管理を全て自分達で行う新しい形のネ ゴシアン。書類上はネゴシアンだがドメーヌと変わり ない仕事をしている。
『栽培責任者はルロワにビオディナミを導入した人 で 30 年以上ルロワの栽培を指揮してきた。より繊 細で果実のピュアな部分を重視したワインに進化し ていきたい』
ネゴシアンとして土壌を表現するためには従来の葡 萄買いや樽買いでは不可能。栽培から関わり、理想 の葡萄を育て、理想のタイミングで収穫することがで きなければ理想のワインはできないのだ。
ヴィラージュ・ワインが進化
土壌の表現に拘る「フレデリック」。100 年前に決め られたAOCには納得していないようで、その枠に収 まらない取組も始めた。
鉄の多い畑から造ったワインに「クール・ド・フェ―ル
(鉄)」。石の多い畑を合わせたワインに「クール・ド・ロ ッシュ(石)」。そして、粘土の強い畑のワインには「ク ール・ダルジール(粘土)」と表記したのだ。
『ヴィラージュ・ワインを造る時、村の個性以上に各 畑の土壌の個性が勝ることがある。それならばその 事実を表記するべきだと思った』
畑を選ぶ時に土壌と樹齢を最も重視している。
『ヴィラージュ・ワインでも最低40年の樹齢が条件。
土壌の個性を表現するにはある程度根を伸ばす必 要もあるし、樹勢を落とし、樹中の水分量を減らさ なければならない』
D.R.Cよりルロワ
10年以上前から有機栽培を取り入れ、太陰有機法 に従った栽培や醸造を行ってきた。最近の「フレデリ ック」はより自然で人為的介入を少なくする方向に 向かっている。
『D.R.Cよりルロワが好きだ。1点の汚れもない完 璧に整理整頓されたワインよりも、欠点があっても 伸びやかで定規で測れないワインが好き』
通常、春に葡萄房が形成され始めるとツルの先端 を切り落とし、ツルを伸ばす為に使う養分を葡萄房 に使わせるようにする。葡萄の生育を促す栽培法で ほぼ全ての造り手が導入している。
『春の摘芯もやめた。養分の分配は葡萄樹が自分 でやる。人間がやるべきではないし、ツルを切られ ることのストレスの方が大きい』
ワイン造りは造り手の趣向やトレンドを極力排除した 自然な形でありたい。醸造はグラン・クリュもACブル ゴーニュも基本的に変わらない。
ジャー(アンフォラ)熟成
日本に初めて「フレデリック」のワインが紹介されたの は「バレル・セレクション」という手法だった。インポー
ターが樽買いし日本国内で流通させた。
『当時の日本の流行でもあったのか日本は新樽 100%しか買わなかった。実際は新樽の比率は当 時でも 50%以下だった』
日本に最初に紹介された「フレデリック・マニャン」は
新樽 100%のみだったので彼のワインに今でも樽の
イメージを持つ人も多い。
加えて2002年まではノン・フィルターで少し濁ってい
たし、収穫も今より遅く、今より少し過熟だった。そし て、マセラシオンも長かった。
ここ数年で「フレデリック」の評価は一気に高まってい る。2000 年代前半まではワインに悩みが現れてい たように思う。通過点だったのかもしれない。
『ジャー(アンフォラ)での熟成も開始。スペイン製の 薄い素焼きの甕での熟成により、水分が少し蒸発 し、若干凝縮する』
内側を蜜蝋で焼き固めていないジャーを使用。香 成分や水に溶ける成分は何も無いのでバリックのよ うにタンニンや香をワインに与えない。
『葡萄そのものの個性を出してくれるが、現段階で は、単体では複雑味に欠けると判断。バリック熟成 のワインとのアッサンブラージュでバランスをとる』
2012 年版ベタンヌ・ドゥソーヴではネゴシアンとして 最高評価のBDマーク4つを獲得し一流のドメーヌ 以上の評価を獲得した。ベタンヌのコメントが印象的 で的確だった。
『フレデリック・マニャンは変わった。他のネゴシアン と区別しなくてはいけない。難しい年だった 2008 をとても上品に仕上げ、それが本物だということを 2009 年で証明した。今後も楽しみだ』
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Frederic Magnien
商品記号 ワイン 入港予定 葡萄品種 VIN 色 サイズ 参考上代 メモ 在庫
69B27 Cremant de Bourgogne "Blanc de Noirs" Extra Brutクレマン・ド・ブルゴーニュ・ブラン・ド・ノワール・エクストラ・ブリュット Pinot Noir N.V 泡 750 3,900 100%ピノ・ノワール
〇
A1949 Bourgogne Chardonnay
ブルゴーニュ・シャルドネ Chardonnay 2016 白 750 3,200
〇
A1058 Bourgogne Pinot Noir
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール Pinot Noir 2015 赤 750 3,200
〇
A0219 Coteaux Bourguignons Pinot Noirコトー・ブルギニョン・ピノ・ノワール Pinot Noir 2015 赤 750 2,600 100%ピノ・ノワール
〇
692X9 Cote de Nuits Village Blanc "Coeur de Pierres"
コート・ド・ニュイ ・ヴィラージュ・ブラン・クール・ド・ピエール Chardonnay 2014 白 750 4,500 LIMITED
A0789 Cote de Nuits Village Blanc "Coeur de Pierres"
コート・ド・ニュイ ・ヴィラージュ・ブラン・クール・ド・ピエール Chardonnay 2015 白 750 4,200
〇
A0882 Cote de Nuits Village Rouge "Coeur de Roches"
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・ルージュ・クール・ド・ロッシュ Pinot Noir 2015 赤 750 4,400
〇
A2230 Cote de Nuits Village Rouge "Coeur de Roches"
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・ルージュ・クール・ド・ロッシュ 新入港 Pinot Noir 2016 赤 750 4,900
〇
Cote de Nuits Village Rouge "Croix Violette"
コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ・ルージュ・クロワ・ヴィオレット 完売 Pinot Noir 赤 750 SOLD
OUT
A2680 Marsannay Coeur d'Argiles
マルサネ・クール・ダルジール 1月 Pinot Noir 2015 赤 750 蔵出しバックヴィンテージ
A2232 Marsannay Coeur d'Argilesマルサネ・クール・ダルジール 新入港 Pinot Noir 2016 赤 750 5,300
〇
A2075 Marsannay "Coeur dArgile" ≪375ml≫
マルサネ・クール・ダルジール・ハーフ Pinot Noir 2011 赤 375 2,900 蔵出しバックヴィンテージ LIMITED
A0883 Fixin "Coeur de Violette"フィサン・クール・ド・ヴィオレット Pinot Noir 2015 赤 750 4,800
〇
A2231 Fixin "Coeur de Violette"
フィサン・クール・ド・ヴィオレット Pinot Noir 2016 赤 750 5,400
〇
A0781 Gevrey Chambertin V.V
ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ Pinot Noir 2015 赤 750 7,200
〇
A2233 Gevrey Chambertin V.Vジュヴレ・シャンベルタン・ヴィエイユ・ヴィーニュ Pinot Noir 2016 赤 750 8,000
〇
695K8 Gevrey Chambertin "Seuvrees" (AB)
ジュヴレ・シャンベルタン・スーヴレ Pinot Noir 2013 赤 750 8,200 蔵出しバックヴィンテージ LIMITED
A0782 Gevrey Chambertin "Seuvrees" (AB)ジュヴレ・シャンベルタン・スーヴレ Pinot Noir 2015 赤 750 7,400 ビオディナミ区画
〇
A2235 Gevrey Chambertin "Seuvrees" (AB)
ジュヴレ・シャンベルタン・スーヴレ 新入港 Pinot Noir 2016 赤 750 8,300 ジャー(アンフォラ)
〇
A0884 Gevrey Chambertin "Jeunes Rois"ジュヴレ・シャンベルタン・ジュンヌ・ロワ Pinot Noir 2015 赤 750 7,800 ジュヴレ最北の畑 LIMITED A2234 Gevrey Chambertin "Jeunes Rois"
ジュヴレ・シャンベルタン・ジュンヌ・ロワ 新入港 Pinot Noir 2016 赤 750 8,900 ジュヴレ最北の畑
〇
A2236 Gevrey Chambertin "Champs Chenys" (AB)ジュヴレ・シャンベルタン・シャン・シュニ 完売 Pinot Noir 2016 赤 750 8,800 ジャー(アンフォラ) SOLDOUT A0886 Gevrey Chambertin 1er Cru "Lavaut St Jacques" (AB)
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン・ジャック Pinot Noir 2015 赤 750 12,000 45%ジャー(アンフォラ) LIMITED
A2237 Gevrey Chambertin 1er Cru "Lavaut St Jacques" (AB)
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ラヴォー・サン・ジャック Pinot Noir 2016 赤 750 13,200 ジャー(アンフォラ)
〇
69Q72 Gevrey Chambertin 1er Cru "Perriere"ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・ペリエール Pinot Noir 2003 赤 750 17,500 蔵出しバックヴィンテージ LIMITED
A2683 Gevrey Chambertin 1er Cru "Petite Chapelle"
ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ・プティット・シャペル 1月 Pinot Noir 2010 赤 750 蔵出しバックヴィンテージ
691X9 Charmes Chambertin Grand Cru "Aux Charmes" (AB)
シャルム・シャンベルタン・グラン・クリュ・オー・シャルム Pinot Noir 2014 赤 750 24,500 100%バリック LIMITED
A0887 Charmes Chambertin Grand Cru "Aux Charmes" (AB)シャルム・シャンベルタン・グラン・クリュ・オー・シャルム Pinot Noir 2015 赤 750 26,000 100%ジャー(アンフォラ) LIMITED
A2238 Charmes Chambertin Grand Cru "Aux Charmes" (AB)
シャルム・シャンベルタン・グラン・クリュ・オー・シャルム 新入港 Pinot Noir 2016 赤 750 29,800 ジャー(アンフォラ)
〇
691L2 Charmes Chambertin Grand Cru "Aux Mazoyeres"
シャルム・シャンベルタン・グランクリュ・オー・マゾワイエール Pinot Noir 2013 赤 750 26,000 ビオディナミ区画 LIMITED
A2239 Charmes Chambertin Grand Cru "Aux Mazoyeres"シャルム・シャンベルタン・グランクリュ・オー・マゾワイエール 新入港 Pinot Noir 2016 赤 750 28,800 ジャー(アンフォラ)
〇
A2240 Chambertin Clos de Beze Grand Cru
シャンベルタン・クロ・ド・ベズ・グラン・クリュ 新入港 Pinot Noir 2016 赤 750 46,000
〇
オート・コート・ド・ニュイ、シャチヨン・シュール・セーヌの葡萄を中心にアッサンブラージュ。リュットレゾネ。樹齢は平均20年。クレマンの法定熟成期間は9ヶ月だが、24ヶ月間の熟成期間をとり、より澱との接 触期間を重視している。黒葡萄ならではの重厚感が味わえる。
モレ・サン・ドニ村を中心としたコート・ド・ニュイの標高240~350m にある15 区画からなる畑で総作付面積は4.0ha。年によってフィサン、ジュヴレ等のデクラッセした葡萄も使われるので毎年品質が高 い。区画の大部分は粘土石灰質。収量は50hl/ha。
基本的にシャンボール・ミュジニー村のLes Graviers (レ・グラヴィエール)、サントネイ村のLes Vaux (レ・ヴォー)などの3区画のアッサンブラージュ。標高240~300mで総面積2.0ha。マセラシオンは2時 間のみ。その後、自然酵母で発酵。10ヶ月の樽熟成(約10%の新樽)。オリ引き、軽いフィルタリングの後にボトリング。
ニュイ・サン・ジョルジュとボーヌの中間にあるコルゴロアン村の2区画(0.3ha+0.1ha)とフィサン村の1区画(0.05ha)のアッサンブラージュ。コルゴロアンはフィサンに比べると同じ粘土石灰質だが石の粒が細 かく下の層まで石灰岩が達している。また、標高が350m に達し、昼夜の寒暖差は大きく酸とミネラルの豊かなワインとなる。
ジュヴレ・シャンベルタン北隣「ブロション」のLa Queue de Hareng区画が主体(一部Colgoloin 村の区画)。全体の作付面積5ha は標高240~280m の20 区画からなる。主となる東向きの高台となっ ている区画の畑は表土が薄く厚い岩盤がむき出しになっている。100%除梗。5日間のマセラシオン。自然酵母で発酵。マロラクティック発酵後、12 ヶ月の樽熟成(新樽20%)。
年間5,000本にみ造り始めたコトー・ブルギニヨン。基本的にピノ・ノワールとガメイのアッサンブラージュだが年によって比率は異なる。
ブロションとの境界にあるアン・シャン(En Champs)等、標高240~280m の15 区画。総面積3ha。小石が多く混じった粘土石灰質だがジュヴレの特徴でもある骨格のしっかりとした強さを得るため、より 石灰分の多い土壌を選んでいる。平均樹齢は55年。100%除梗。6日間のマセラシオン。自然酵母で発酵。14ヶ月の樽熟成。
シャルム、マゾワイエールの国道を挟んだ反対側に位置する0.42ha の区画。標高は高いところで350m。平均60年のヴィエーユ・ヴィーニュ。ビオディナミが採用されている。他の区画より小石が多く、ミ ネラルに富んだ土壌。長めの17日間のマセラシオンの後、自然酵母で発酵。17ヶ月の樽熟成。
ジュンヌ・ロワは畑名で隣村のブロションにあり、ACジュヴレ・シャンベルタンとしては最北となる。石灰質の多い粘土質土壌だが、小石が多く昼間の熱を保温し、葡萄に熟度を与えてくれる。「ジュヴレ・シャン ベルタンV.V」がジュヴレらしい骨格のしっかりとした強いワインであるの対し、ジュンヌロワは粘性があり熟度が高い。