第 6 章 他製品との連携
6.1 Formcoordinator との連携
ここでは、Charset-Web入力と、Formcoordinatorとの連携について説明します。
6.1.1 概要
Formcoordinator は、申請、届出業務などをWeb環境で運用できるように電子化するソフトウェアです。
FormcoordinatorとCharset-Web入力を連携させることにより、次のことが可能になります。
・ 申請処理や伝票処理を行うときに使用する帳票のフォーマット (以降、電子フォームと呼びます)で、外字・ベンダ文字が入力でき るフィールドをシームレスにFormcoordinatorで扱うことができます。
・ クライアント側で、外字・ベンダ文字が含まれた電子フォームを高品位に印刷することができます。
・ プログラムやHTMLコードを書かなくても、Charset-Web入力のJSVR部品を用いた帳票アプリケーションをデザインすることがで きます。
・ グラフィカルに帳票ページをデザインできるFormcoordinatorデザイナを用いて、Charset-Web入力のJSVR部品をレイアウトする ことができます。
なお、両者の連携機能について、この章では「Web入力連携機能」または「Web入力連携」と表記します。
図
6.1 Formcoordinator連携イメージ図
6.1.2 連携に関する注意事項
FormcoordinatorとCharset-Web入力を連携して利用する場合は、次の点に注意してください。
・ FormcoordinatorとCharset-Web入力(部門サーバ)は同じマシンにセットアップする必要があります。
・ 連携する場合は、Unicode(MS)またはUnicode-JEFの運用文字コードで使用してください。なお、Unicode-JEFの運用文字コード を使用する場合は、別途マルチ文字コードオプションが必要です。
・ クライアントのWebブラウザとして、Charset-Web入力がサポートしていないブラウザを使用することはできません。
・ JSVR部品のグリッド表示機能を使用することはできません。
・ Formcoordinatorの電子フォームにおけるCharset-Web入力のJSVR部品に設定できるプロパティは、Formcoordinatorの仕様に
従います。詳しくは、「Formcoordinator ユーザーズガイド」を参照してください。
・ Formcoordinatorデザイナの電子フォームテスタでは、「Web入力を使用する」が設定された項目でも、Charset-Web入力のJSVR
部品は動作しません。
6.1.3 連携に必要な初期設定
FormcoordinatorとCharset-Web入力の連携動作をセットアップするまでの流れについて説明します。
注意
各設定手順は、管理者権限を持ったユーザで実施してください。
6.1.3.1 Formcoordinator と Charset-Web 入力のセットアップ
両製品を同じサーバにセットアップします。
手順
1. Formcoordinatorをセットアップします。
手順について詳しくは、「Formcoordinator ユーザーズガイド」を参照してください。
2. Charset-Web入力(部門サーバ)を同じサーバにセットアップします。
注意
・ FormcoordinatorとCharset-Web入力はどちらを先にセットアップしても構いません。
・ FormcoordinatorとCharset-Web入力は、必ず同じサーバ(Charset-Web入力の部門サーバ)にセットアップしてください。
・ それぞれのソフトウェアが正しく動作していることを確認してください。
6.1.3.2 Formcoordinator の環境設定
次の手順でFormcoordinatorの環境設定を行い、Charset-Web入力との連携を有効にします。
手順
1. スタートメニューから、Formcoordinatorの[環境設定]ダイアログを起動します。
2. [連携]タブをクリックします。
3. [Web入力連携を有効にする]チェックボックスをオンにします。
4. [運用文字コード]、[Web入力表示部品URL]、[文字イメージ化JSP]の各項目を次のように設定します。
項目名 設定
運用文字コード Charset-Web入力で定めた運用文字コードを設定します。
Web入力URL 環境ファイルのSCRIPT_PATHの値を設定します。環境ファイルについては、「コマンドリファレン ス」の第4章を参照してください。
例) "/j_svr/page/ime/"
文字イメージ化JSP 次の3つを連結して1つのURLとした文字列を指定します。
・ Webサーバのプロトコルとドメイン名
・ 環境ファイルで設定したSCRIPT_PATHの値
・ JSPファイル名:"ej_textagent.jsp"
例) 次の場合、"http://www.foo.bar.com/j_svr/page/ime/ej_textagent.jsp"と設定します。
・ Webサーバのプロトコル:"http"
・ Webサーバのドメイン名:"www.foo.bar.com"
・ SCRIPT_PATHの値:"/j_svr/page/ime/"
6.1.4 電子フォームの作成
Formcoordinatorで扱う電子フォームの作成には、Formcoordinatorデザイナを使用します。ここではFormcoordinatorデザイナを使っ
て、電子フォーム内にCharset-Web入力のJSVR部品を配置する手順について説明します。
6.1.4.1 Formcoordinator デザイナとは
Formcoordinatorデザイナとは、電子フォームを作成するためのソフトウェアです。作成された電子フォームは、Formcoordinatorを用い
て、Webでの申請処理や伝票処理を行うことができます。
6.1.4.2 電子フォームの作成について
Formcoordinatorデザイナを用いて、電子フォームを作成します。詳しくは、「Formcoordinatorデザイナユーザーズガイド」の「電子
フォームの作成」を参照してください。
6.1.4.3 JSVR 部品の配置
ここではFormcoordinatorデザイナを用いて、作成中の電子フォームの中にCharset-Web入力のJSVR部品を組み込む方法を説明
します。
手順
1. ブルダウンメニューの[挿入]-[項目]-[テキスト]を選択します。
マウスカーソルが十字カーソルになります。
2. 編集領域の、テキスト項目を挿入する位置でドラッグして領域を広げ、マウスボタンを離します。
テキスト項目が挿入されます。
3. 作成されたテキスト項目上で右クリックし、[プロパティ]を選択します。
[テキスト項目]ダイアログが表示されます。
4. [入力種別]タブをクリックします。
5. 各項目の値を次の表のように設定します。
設定項目 設定方法
入力種別 [エディットボックス]をチェックします。
入力タイプ指定 [日本語のみ]をチェックします。
初期表示テキスト 初期表示したい文字列を設定します。
読み取り専用 入力不可の項目にする場合にはチェックをオン、入力可能とする場合にはオフにします。
Web入力を使用する チェックをオンにします。
このチェックがオフのときは、Charset-Web入力のJSVR部品を使用できません。
変換モード かな漢字変換を行う際の辞書の[変換種別]を設定します。「コマンドリファレンス」の1.2.2項「プ ロパティ構造体」の「strSearchId」の解説の表中にあるリテラルを使って指定します。詳しくは上記 の解説を参照してください。
6. その他のタブのテキスト項目の設定については、「Formcoordinatorデザイナユーザーズガイド」を参照してください。
7. 設定したら、[OK]ボタンをクリックします。
[テキスト項目]ダイアログが終了します。
注意
・ テキスト項目のプロパティで、「Web入力を使用する」を有効にする場合は、まず「入力種別」、「入力タイプ指定」を上記表のとお りに設定する必要があります。
・ テキスト項目のプロパティの「変換モード」で入力できる設定値は、半角で16文字までです。
6.1.4.4 作成した電子フォームの動作テスト
作成した電子フォームのデータを、FormcoordinatorとCharset-Web入力がセットアップされたWebサーバに配置して、動作を確認し ます。
Webサーバに電子フォームを配置する方法については、「Formcoordinator ユーザーズガイド」の「Webサーバにファイルを配置する」
を参照してください。
クライアントのWebブラウザより、Charset-Web入力のJSVR部品を設定した入力項目で、正しく入力ができることを確認してください。