5 問題発生時の対応
5.5 FAQ
SET SERVER ACME/TRACE=<value> コマンドを使用してトレースできるの
はどんなイベントですか? また、トレースはどのように解釈できますか?
エージェントによってACME$SERVER.LOGに記録された重要なエラーは、SET SERVER ACME/TRACE=<value>による設定がなくても参照できます。 なお、適切な値の設定につい ては表 2 「ビットマスク」を参照してください。
たとえば、アクセスできないディレクトリサーバーに対して ACME LDAP エージェントが構成 されている場合、以下のようなエラーメッセージが表示されます。
%ACME-I-LOGAGENT, agent initiated log event on 25-FEB-2010 10:41:06.43 1
-ACME-I-THREAD, thread: id = 4, type = EXECUTION 2
-ACME-I-REQUEST, request information, id = 1, function = AUTHENTICATE_PRINCIPAL 3
-ACME-I-CLIENT, client information, PID = 2020044C 4
-ACME-I-AGENT, agent information, ACME id = 2, name = LDAP-STD 5
-ACME-I-CALLOUT, active callout routine = acme$co_accept_principal 6
-ACME-I-CALLBACK, active callback routine = acme$cb_send_logfile 7
-ACME_-I-TRACE, message from LDAP ACME agent: Internal error. LDAP search operation failed 8
7 コールバックルーチン
4 ACME サーバーと通信した
クライアントのプロセス ID
1 イベント発生日時
2 エラーの原因となった 8
ACME サーバーのスレッド ACME エージェントが返し
た状態情報
5 この要求を処理したエー ジェント
62 問題発生時の対応
3 SYS$ACM に渡された関数 コード
6 この要求を処理した認証 ルーチン
次に示すのは、構成ファイルで port_security = none の代わりに port_security = nonenone を指定した場合の例です。
%ACME-I-LOGAGENT, agent initiated log event on 25-FEB-2010 10:42:39.41 -ACME-I-THREAD, thread: id = 1, type = CONTROL
-ACME-I-CONTROL, control information, operation = STARTUP -ACME-I-AGENT, agent information, ACME id = 2, name = LDAP-STD -ACME-I-CALLOUT, active callout routine = acme$co_agent_startup -ACME-I-CALLBACK, active callback routine = acme$cb_send_logfile
-ACME_-I-TRACE, MESSAGE FROM LDAP ACME agent: Reading the config file (LDAPACME$INIT) failed 1
1 エラーメッセージ
%ACME-I- から次の %ACME-I- までの情報が 1 トレースとなります。
SET SERVER ACME/TRACE=<value>コマンドを実行するとトレースが有効になり、
SYS$MANAGER:ACME$SERVER.LOGファイルにログが記録されます。
LDAP ACME エージェントが返した状態メッセージを確認するには、ACME$SERVER.LOGで
"MESSAGE FROM LDAP ACME agent" と表記されている行を探します。
トレースで有効にできるフラグの詳細については、OpenVMS システムでHELP SET SERVER ACME/TRACEコマンドを実行してオンラインヘルプを参照してください。
次の表に、トレースフラグの詳細を示します。
表 2 ビットマスク
説明 イベント
ビットマスク
エージェントのトレースを有効にします。
agent 0
汎用 (非特定) トレース general
1
仮想メモリ操作。すなわち、ACME_SERVER とエージェントの両方のメモリ割り当 てと割り当て解除をトレースします (ACME_SERVER プロセスが提供するメモリサー ビスをエージェントが使用する場合)。
注記: エージェントが独自のあるいは標準 (malloc, calloc, free) のメモリ管理ルー チンを使用する場合、トレースは有効ではありません。
vm 2
AST 処理
その ACME_SERVER に対してエージェントによって実行された AST をトレースし
ます。
ast 3
ACME_SERVER プロセスとエージェント間で流れるWQEパラメータ。
wqe 4
エージェントの状態あるいは属性の操作 report
5
メッセージング操作 message
6
ダイアログ操作 dialog
7
エージェントのリソース操作。エージェントは ACME_SERVER プロセスからいく つかのリソースロックを要求できます。
resource 8
エージェント・コールアウト・ルーチン ACME LDAP などの個々のエージェントで 実装された、ACME_SERVER から呼ばれるルーチン。
callout 9
エージェント・コールアウトが状態を返す。
callout_status 10
たとえば、 agent、general、report、message、dialog、callout および callout_status のトレー スを行うには次のコマンドを実行します。
$ SET SERVER ACME/TRACE=1763
5.5 FAQ 63
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