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総入場者数 チーム数 156,841 169,006

215,327 212,247

173,246

231,355 245,732 259,687

232,295

(8) (8)

(10 ) (10 ) (10 ) (10 ) (10 )

(12 ) (12 )

(人)

( )はクラブ数

図4-10:(出所)Fリーグ公式ホームページ 0

200 400 600 800 1,000 1,200

1試合あたりの平均観客動員数

656 586 683 857 642 798 786

1,006 934

(人)

フットサルの地位を高めると同時に、メリットを還元することを志向する.そのこと の表れとして、各クラブはホームタウン名をクラブ名に冠することとする(注4-5)」

としている.つまり、Jリーグをモデルとしたホームタウン制を敷き、チーム名称に企 業名を入れることを禁止している.日本フットサル連盟は、日本サッカー協会の下部 組織でもあり、当然サッカー界が築き上げた「地域密着」という理念は怠らず、各クラ ブにもホームタウン活動を推進していた.

しかし、フットサルも地域密着を志向させスタートさせたトップリーグではあるが、

各クラブの地域活動に関する情報発信の実態は表4−2のようになっている.多くの J クラブはクラブの公式ホームページ上で「ホームタウン活動」のアイコンがトップペ ージに表示されており、地域密着を標榜したクラブのメッセージや活動報告が詳細に アップデートされている.しかし一方で、Fリーグクラブは Jクラブとは違い、ほと んどのクラブが公式ホームページを通じてホームタウン活動および地域貢献活動のレ ポートをクラブ側が積極的に行っていない.Fリーグ 12チーム中、わずか4 クラブ

(仙台、浦安、名古屋、大分)のみがトップページに「ホームタウン活動」を強調する アイコンを出しているだけである.府中アスレティックは、地域貢献活動の実績を一 覧化したPDFファイルが存在するが、簡略された文字だけの記録で写真がないレポー トであった.他のクラブは、NEWSリリースで報告する程度でホームタウン活動をま とめたページは存在していない.

Fリーグクラブは、ホームタウン活動を「フットサルクリニック」としているクラブ が多く、ほとんどのクラブがフットサルのスクールビジネスに力を入れていると考え られる.

また、Fリーグの「教育機関との連携」については表 4−3のとおりで、クラブのオ フィシャルスポンサーおよびパートナー契約を締結している大学は千葉経済大学(バ

クラブ名 法人名 公式HPトップに

活動のまとめページ有無 補足情報 ホームタウン活動の内容

エスポラーダ北海道 一般社団法人エスポラーダ北海道スポーツクラブ × ホームタウン活動のまとめページは無し 特になし

ヴォスクオーレ仙台 株式会社ヴォスクオーレ仙台 ホームタウン活動のレポートは充実している 地元の地域イベントに選手が参加する傾向にある バルドラール浦安 浦安スポーツネットワーク株式会社 ホームタウン活動のレポートは充実している 地域の幼稚園と保育園への巡回指導が多い フウガドールすみだ 株式会社風雅プロモーション × ホームタウン活動のレポートはNEWSリリースのみ 小学生向けフットサル教室の開催が多い 府中アスレティックFC NPO法人府中アスレティックフットボールクラブ × クラブ概要→普及活動のページ内で活動実績を掲載 地元の地域イベントに選手が参加する傾向にある

ペスカドーラ町田 株式会社CASCAVEL FUTSAL CLUBE × ホームタウン活動のまとめページは無し フットサルクリニックを単発で開催している 湘南ベルマーレ NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブ × 小田原日記のページ内で一部ブログ形式にてレポート フットサルクリニックを単発で開催している アグレミーナ浜松 株式会社AGREY × クラブ概要→ホームタウン活動のページで詳細を掲載 フットサルクリニックを単発で開催している 名古屋オーシャンズ 名古屋オーシャンズ株式会社 ホームタウン活動のまとめページは無し フットサルクリニックを単発で開催している

シュライカー大阪 ハマダ株式会社シュライカー大阪 × ホームタウン活動のまとめページは無し フットサルクリニックと指導者向け講習会を実施している デウソン神戸 デウソン神戸(クラブの独立した法人格不明) × ホームタウン活動のまとめページは無し フットサルクリニックを単発で開催している バサジィ大分 株式会社大分スポーツプロジェクト 「学校訪問」をトップページで紹介 地元の小学校や幼稚園などで巡回指導を行っている

表4-2:Fリーグクラブの公式HPトップページに「ホームタウン活動」の情報有無

(資料)各クラブホームページより著者作成

ルドラール浦安)、明海大学(バルドラール浦安)、大阪経済大学(シュライカー大阪)

の3大学2クラブのみであった.シュライカー大阪のオフィシャルサプライヤーであ る関西医療大学はチームトレーナーを派遣している.専門学校とFリーグクラブとの 連携は盛んに行われており、北海道メディカル・スポーツ専門学校、専門学校北海道 体育大学校、札幌スポーツ&メディカル専門学校(いずれもエスポラーダ北海道)、仙 台リゾート&スポーツ専門学校(ヴォスクオーレ仙台)、東京スポーツ・レクリエーシ ョン専門学校(バルドラール浦安)、浜松情報専門学校、HMC専門学校浜松治療院(い ずれもアグレミーナ浜松)、学校法人電波学園(名古屋オーシャンズ)、森ノ宮医療学 校専門学校(シュライカー大阪)といったスポーツ系の専門学校と契約している.こ のように専門学校との連携が多いFリーグクラブだが、各教育機関とどのような活動 を連携しているかは各Fクラブのホームページを見た限りでは把握しにくい.その理 由として、既述したとおりFリーグクラブはホームタウン活動のレポートが少ないた めである.Jクラブの場合、教育機関との連携に限らず、ホームタウン活動は多様化し ているためクラブのホームページで報告する情報量が多い.そのため、Jクラブと連携 している学校の人的交流や施設を開放したスポーツ振興活動の様子が把握できた(第 2章参照)が、Fリーグクラブは外部へホームタウンでの活動を発信する情報量が少な い.換言すると、FクラブはJクラブと比較すると同じ地域密着を掲げたスポーツク ラブとして「地域との連携」が深化していっているとは言えないだろう.

クラブ名

エスポラーダ北海道 北海道メディカル・スポーツ専門学校

(オフィシャルパートナー)

専門学校北海道体育大学校

(オフィシャルパートナー)

札幌スポーツ&メディカル専門学校

(オフィシャルパートナー)

ヴォスクオーレ仙台 仙台リゾート&スポーツ専門学校

(ブロンズスポンサー)

バルドラール浦安 千葉経済大学

(オフィシャルスポンサー)

東京スポーツレクリエーション専門学校

(オフィシャルスポンサー)

明海大学

(オフィシャルスポンサー)

フウガドールすみだ 無し

府中アスレティックFC 東京外国語大学チアリーディング部

(協力大学)

ペスカドーラ町田 無し 湘南ベルマーレ 無し

アグレミーナ浜松 浜松情報専門学校

(クラブスポンサー)

HMC専門学校浜松治療院

(クラブスポンサー)

名古屋オーシャンズ 学校法人電波学園

(サポートカンパニー)

シュライカー大阪 大阪経済大学(オフィシャルスポンサー)

森ノ宮医療学校専門学校

(オフィシャルスポンサー)

関西医療大学

(協力大学)

デウソン神戸 クラーク高校フットサルコース

(プレミアムスポンサー)

バサジィ大分 無し

表4-3:Fリーグ全クラブと教育機関のパートナーシップ

(資料)各クラブホームページから著者作成 大学・専門学校の教育機関

第3項 Jクラブの非営利活動法人

第 3節で述べたように、我が国では 2000年のスポーツ振興基本計画が策定されて から国内全域に総合型地域スポーツクラブが広がりを見せている.企業スポーツのチ ームも親会社による休廃部決定後、一部のトップレベルのチームは非営利法人を立ち 上げ、存続させるために総合型地域スポーツクラブとして活動している.

そのような中で、J クラブでも複数の種目を持つ非営利法人の総合型地域スポーツ クラブが設立されていき、トップチームとは別会社として 2000 年以降活発に設立さ れている事例がある.

表4−4のように、現在は19のJクラブが傘下に非営利法人を設立し、アカデミー 組織(ユース、ジュニア、ジュニアユース)や複数の競技種目を持つ組織となってい る.それらの形態は主に「NPO法人」か「一般社団法人」となっている.なお、モン テディオ山形はトップチームの株式会社モンテディオ山形の筆頭株主が「公益社団法 人山形県スポーツ振興21世紀協会(49%)」となっているため、クラブのアカデミー 組織は母体である同公益社団法人が運営している.

各クラブが非営利法人をトップチームとは別に設立する目的はいくつか考えられ る.

Jクラブ名 法人名 事業内容 設立

レノファ山口 NPO法人レノファ山口スポーツクラブ アカデミー、サッカー、フットサル、テニス、ソフトテニス 1997年 モンテディオ山形 公益財団法人山形県スポーツ振興21世紀協会 アカデミー、女子駅伝 1998年

トップチーム、アカデミー、サッカー、テニス、

バスケットボール、バドミントン、フットサル、ヨガ アカデミー、ビーチバレー、トライアスロン、サイクルロード、

フットサル、ラグビー、ビーチサッカー、フィットネス アカデミー、サッカー、チアリーディング タッチラグビー、ダンス

サッカー、バレーボール、ハンドボール、バドミントン ソフトテニス、陸上、ホッケー、野球

松本山雅FC NPO法人松本山雅スポーツクラブ アカデミー 2004年

ファジアーノ岡山 NPO法人岡山ヒューマンスポーツクラブ サッカー、ウォーキング 2004年

バレエ、卓球、ソフトテニス、ヨガ、体操 ダンス、エアロビクス、ゴルフ、チアリーディング サッカー、バドミントン、健康促進、グランドゴルフ バスケットボール、卓球

セレッソ大阪 一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブ アカデミー、サッカー、ランニング 2010年 東京ヴェルディ 一般社団法人東京グリーンスポーツリンク フットサル、バレーボール、トライアスロン 2011年

SC相模原 NPO法人スポーツクラブ相模原 アカデミー 2011年

ヴィッセル神戸 一般社団法人ヴィッセル神戸スポーツクラブネットワーク サッカー、ランニング、運動能力向上 2011年

ザスパクサツ群馬 NPO法人ザスパスポーツクラブ アカデミー、サッカー、健康促進 2012年

横浜FC 一般社団法人横浜FCスポーツクラブ サッカー、チアリーディング、ヨガ、卓球 2012年

アルビレックス新潟 一般社団法人オールアルビレックス 運動能力向上、フィギアスケート、ヨガ 2013年 アカデミー、ソフトボール、バレーボール、トライアスロン、

テニス、ソフトテニス、硬式野球、ペタンク アカデミー、サッカー、チアリーディング、カヌー ハイキング、スキー、スノーボード、健康促進

(資料)各クラブホームページより著者作成

V・ファーレン長崎 一般社団法人V.V.NAGASAKIスポーツクラブ 2014年

北海道コンサドーレ札幌 一般社団法人コンサドーレ北海道スポーツクラブ 2014年

カマタマーレ讃岐 NPO法人カマタマーレスポーツクラブ 2006年

アビスパ福岡 NPO法人筑後総合スポーツクラブ 2007年

FC町田ゼルビア NPO法人アスレチッククラブ町田 2003年

サンフレッチェ広島 NPO法人広島トップスポーツクラブネットワーク 2004年

表4-4:Jクラブが傘下の非営利法人 総合型地域スポーツクラブ 

Y.S.C.C NPO法人横浜スポーツ&カルチャークラブ 2002年

湘南ベルマーレ NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブ 2002年

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