SOAP Header
要素内にErrorList
が含まれている場合、これはMessageHeader
要素のRefToMessageId
によって識別されるメッセージ内にエラーが含まれていることを示す。ErrorList
要素は、以下の属性を持った1
つ以上のError
要素から成る。• id
属性• SOAP mustUnderstand
属性(詳細は8.4.11項参照)• version
属性(詳細は8.4.10項参照)• highestSeverity
属性報告すべきエラーがない場合、
ErrorList
要素を含めることはできない。8.8.1 id
属性id
属性は、文書内のErrorList
要素を一意に識別する(8.2.5
項参照)
。8.8.2 highestSeverity
属性highestSeverity
属性には、Error要素が含まれる。特に、severityがError
に設定されたError
属性が 含まれている場合はhighestSeverity
をError
に、それ以外のError
属性が含まれている場合はhighestSeverity
をWarning
に設定しなければならない。8.8.3 Error
要素Error
要素は以下の属性から成る。• codeContext
• errorCode
• severity
• location
• xml:lang
• id (詳細は8.2.5項参照)
Error
要素の内容にはエラーメッセージが含まれる。8.8.3.1 codeContext
属性必須属性
codeContext
は、errorCodeの名前空間またはスキームを識別する。この属性はURI
でなけ ればならない。デフォルト値はhttp://www.ebxml.org/messageServiceErrors
の値である。デフォルト 値が含まれていない場合は、本書の実装に独自のerrorCode
が使用されていることを表す。errorCode
にebXML
以外の値を使用することは推奨されない。また、既存のerrorCode
の意味が本項 で定められている内容と同じか、非常に類似している場合、本書の実装に独自のerrorCode
を使用して はならない。8.8.3.2 errorCode
属性必須属性
errorCode
は、エラーが発生したメッセージ内のエラーの性質を識別する。errorCodeの有効 値およびコードの意味は、8.8.5.1項および8.8.5.2項で説明する。8.8.3.3 severity
属性必須属性
severity
は、エラーの重大性を表す。有効な値は以下の通りである。• Warning - エラーは発生しているものの、会話内の他のメッセージは通常の方法で生成される。
• Error - メッセージ内に回復不可能なエラーがあり、この会話ではこれ以上メッセージが生成されな
い。
8.8.3.4 Location
属性location
属性は、エラーが発生したメッセージの箇所を指し示す。エラーが
ebXML
要素内にあり、この要素が「正しく形成」されている場合([XML]参照)、location属性の内容は[XPointer]でなければならない。
エラーが、SOAPエンベロープおよび
ebXML
搬送内容を含んだMIME
エンベロープに関連している場合、location
には、cid:23912480wsrという形式で、エラーが発生したMIME
のcontent-id
が含まれ る。この形式の「:」以降のテキストは、MIME部のcontent-id
の値になる。8.8.3.5 Error
要素の内容エラーメッセージの内容は、xml:lang 属性で定められた言語により、エラーについて説明する。これは、
通常、
XML
パーサまたはメッセージの確認を行うその他のソフトウェアによって生成されるメッセージ である。従って、その内容はError
要素を生成するソフトウェアのベンダや開発者が定めることになる。xml:lang
属性は、[XML]で定められた言語識別規則に従っていなければならない。Error
要素の内容には、何も含まれない場合もある。8.8.4 ErrorList
サンプルErrorList
要素の例を以下に示す。<eb:ErrorList eb:id=’3490sdo9’, eb:highestSeverity=”error” eb:version="1.0"
SOAP-ENV:mustUnderstand="1">
<eb:Error eb:errorCode=’SecurityFailure’ eb:severity=”Error”
eb:location=’URI_of_ds:Signature_goes_here’ xml:lang=”us-en”>
Validation of signature failed </eb:Error>
<eb:Error ...> ... </eb:Error>
</eb:ErrorList>
8.8.5 errorCode
の値本項では、エラーを報告するメッセージに使用する、errorCode要素(8.8.3.2項参照)の値の説明をする。
これらの値は、3つの項目で構成される表に示される。
•
最初の段には、例えばSecurityFailure
など、errorCodeとして使用される値が含まれる。• 2
番目の段には、errorCodeの「概略」が含まれる。注意: この内容を
Error
要素内で使用することはできない。• 3
番目の段には、errorCodeの「説明」が含まれる。ここでは、エラーの意味と、特定のerrorCode
を使用すべき際の参考が示される。8.8.5.1 ebXML
要素内でのエラーの報告以下のリストには、ebXML要素に関連する可能性のあるエラーコードを示す。
エラーコード 概 略 説 明
ValueNotRecognized
認識されない要素の 内容または属性の値文書の形式に問題はなく、有効であるものの、
要素/属性に認識不可能な値が含まれており、
ebXML
メッセージ取扱サービスで使用できな い。NotSupported
サポートされない要素または属性
文書の形式に問題はなく、有効である。しか し、本書の規則や制約には矛盾してはいない が、このメッセージを処理する
ebXML
メッセ ージ取扱サービスでサポートされていない要素/属性がある。
Inconsistent
その他の要素や属性と矛盾した要素の内 容または属性の値
文書は本書に含まれる規則や制約に従ってお り、その形式に問題はなく、有効であるもの の、要素または属性の内容がその他の要素や属 性の内容と一致しない。
OtherXml
要素内容または属性値のその他のエラー
文書の形式に問題はなく、有効であるものの、
本書の規則や制約に準拠しておらず、その他の エラーコードにも含まれていない値が要素の内 容または属性値に含まれている。Error要素の 内容を使用して、問題の性質を示す必要があ る。
8.8.5.2 XML
以外の文書のエラー以下は、
ebXML
要素と関連性のないエラーを識別するエラーコードである。エラーコード 概 略 説 明
DeliveryFailure
メッセージ配信の失 敗次の宛先へ送信することが明らかに不可能な、
あるいは不可能である可能性のあるメッセージ を受け取った。注意: severityが
Warning
に設 定されている場合、メッセージが配信される可 能性は低くなる。TimeToLiveExpired
メッセージの有効期 限切れMessageHeader
要素のTimeToLive
要素で指 定された期限の後に到着したメッセージを受け 取った。SecurityFailure
メッセージのセキュ リティチェック失敗メッセージの署名の確認、またはメッセージ送 信者の認証や許可に失敗した。
Unknown
未知のエラー その他のエラーの何れにも含まれていないエラーの発生を表す。Error要素の内容を使用し、
問題の性質を示す必要がある。