EXPORT/IMPORT ユーティリティは、Oracle のデータベースから表の定義やデー
タをオンラインにてアンロード/ロードする機能を持っています。データの断片化 が発生した場合などは、EXPORT/IMPORTすることにより断片化を解消できます。
実習:作成したEMPLOYEES表をエクスポートしよう
1. Enterprise Managerに以下のユーザーにて接続します。
ユーザー:SYSMAN 接続モード:NORMAL
2. ホーム画面より、「メンテナンス」タブをクリックし、「エクスポート・フ ァイルへのエクスポート」をクリックします。「表」を選択し、ホスト資格 証明としてOSのユーザーとパスワードを入力し をクリックします。
ポイント:EXPORT/IMPORTは、OSのファイルシステム上にデータをア ンロードするので、ホストの資格証明の入力が必要になります。
3. 「エクスポート:表」の画面が表示されます。エクスポートする表を選択 しますがまだ選択されていないので、 をクリックします。スキーマに
「ORADIRECT」 と 入 力 し 、 を ク リ ッ ク す る と 検 索 結 果 の 欄 に
ORADIRECTの表が表示されますので、「EMPLOYEES」をチェックし、
をクリックします。
4. EMPLOYESS表が選択されているはずなので、確認の後 をクリックし ます。
5. 「エクスポート:オプション」の画面が表示されます。ログファイルの格 納先として、「DATA_FILE_DIR」が選択されていると思いますが、ここで
はEXPORT先を明示的に指定したい為、 をクリック
してください。
6. 「エクスポート:ディレクトリ・オブジェクトの作成」の画面が表示され ます。以下のように入力後、 をクリックするとオプションの画面に戻 りますので、ログファイルのディレクトリ・オブジェクトを作成したディ レクトリ・オブジェクトに変更し、 をクリックしてください。
項目 内容
名前 適切な索引の名前 e.g) DUMP_DIR スキーマ OS のOracleユーザーがアクセスできるディレ
クトリ
7. 「エクスポート:ファイル」の画面が表示されます。ディレクトリ・オブ ジェクトをステップ6にて作成したディレクトリ・オブジェクトに変更後、
をクリックしてください。
8. 「エクスポート:スケジュール」の画面が表示されます。エクスポート処 理をジョブとしてスケジュールすることができますが、ここでは即時に実 行しますので、開始を「即時」にして をクリックしてください。
9. 「エクスポート・レビュー」の画面が表示されます。内容を確認の後、
をクリックするとエクスポート処理が即時に実行されます。
10. 以下は、エクスポート処理中の画面です。
11. エクスポートが正常に終了すると以下の画面が表示されます。OS上からも エクスポートのダンプファイルが作成されているかを確認してみましょう。
実習:エクスポートしたダンプファイルよりEMPLOYEES表にインポートしよう
1. iSQL*Plus等により以下のSQL文を実行してEMPLOYEES表のデータを切
り捨てます。
TRUNCATE TABLE ORADIRECT.EMPLOYEES;
ポイント:TRUNCATEを実行しなくてもIMPORT処理はできます。ここ
では、IMPORTの結果が確認しやすいようにするために実行しています。
2. Enterprise Managerに以下のユーザーにて接続します。
ユーザー:SYSMAN 接続モード:NORMAL
3. ホーム画面より、「メンテナンス」タブをクリックし、「エクスポート・フ ァイルからのインポート」をクリックします。「インポート:ファイル」の 画面が表示されます。ディレクトリ・オブジェクトをエクスポート時に作 成した名前に変更し、ホスト資格証明としてOSのユーザーとパスワードを 入力し をクリックします。
4. 「インポート:再マッピング」の画面が表示されます。ここでは、インポ ートしたデータを別のスキーマや、別の表領域に割り当てることが可能で すが、今回は何も変更しませんので、そのまま をクリックします。
5. 「インポート:オプション」の画面が表示されます。以下のようにデフォ ルト値を設定しなおして をクリックします。 をクリックすること で拡張オプションが表示されます。
項目 内容
ディレクトリ・オブジェクト EXPORT時に指定したディレクトリ ソース・データベースからのインポート対象 すべて
コンテンツのインポート 全オブジェクトを含む 表が存在する場合に実行する処理 置換
6. 「インポート:スケジュール」の画面が表示されます。インポート処理を ジョブとしてスケジュールすることができますが、ここでは即時に実行し ますので、開始を「即時」にして をクリックしてください。
7. 「インポート:レビュー」の画面が表示されます。内容を確認の後、
をクリックするとインポート処理が即時に実行されます。
8. 以下はインポート処理中の画面です。
9. 処理が正常に終了すると以下の画面が表示されます。実習「入力した従業 員のデータを確認する」で実行した方法にてデータが正しくインポートさ れているか確認してみましょう。