価格決定、償還や市場参入のハードルが高くなっています。
こうした中、アステラスは環境の変化に迅速に対応しつつ、
革新的な医薬品を通じて患者さんに価値を提供し続けます。
主要な疾患領域での成長戦略を実行するとともに、各国ごと に最適な事業モデルの構築に努めています。がん領域では、
2015年3月期に化学療法施行歴のない患者層への適応が 承認されたXTANDIの拡大を図ります。また、ベットミガを
EMEAのユーロベースでの売上高は、前期比で10.0%増 加し2,484百万ユーロとなりました。円ベースでは前期比で 5.1%増加し3,293億円となりました。
XTANDIは当期において化学療法施行歴のない患者層 での適応が新たに10か国で認められた結果、前期比で 121.3%増加し533百万ユーロになりました。また、ベットミ ガは前期比で36.0%増加し101百万ユーロへと伸長し、
OAB治療剤市場でベシケアとベットミガを合わせた売上の シェアは引き続き拡大しています。一方、オムニック(日本で の製品名:ハルナール)の自社販売による売上高は、後発医 薬品の影響などによりユーロベースで前期比10.1%の減少 となりました。
EMEAの売上高は、ユーロベースでは当期比で9.4%増 加し2,717百万ユーロを予想しています。為替の影響によ り、円ベースでは当期比で3.1%の増加となる3,396億円を 見込んでいます。
XTANDIの売上高は、引き続き伸長する見通しです。一方、
ベシケアとベットミガを合わせたOAB治療剤の売上高は、
ユーロベースでは1%増加する見込みですが、円ベースで は為替の影響により減少する見通しです。
はじめとするOAB治療剤、そしてマイカミン、ディフィクリア、
アドバグラフの育成に取り組んでいきます。
コンプライアンスには、より一層の真摯な取り組みを行っ ていきます。なお、欧州製薬団体連合会の透明性コードで は、2017年3月期から地域内の多くの国で新たな報告義務 が課されています。コンプライアンスの要請は年々高まって おり、その要請を遵守するとともに、課題にも取り組んでい きます。
アジア・オセアニア地域では、現在11の販売子会社により 13の国と地域をカバーしています。
製品別では、日本やEMEA、米国と同様に付加価値の高 い医薬品により、事業の着実な拡大を図っています。特に XTANDIとベットミガは今後の成長を支えるドライバーと して期待しています。
2016年1月にはマレーシアに販売子会社Astellas Pharma Malaysia Sdn. Bhd.を設立し、同年4月より事業を開始しま
アジア・オセアニアの売上高は、円ベースの前期比で 22.8%増加し911億円、為替の影響を除いたベースでも 前期比で約19%増加と2桁の成長を継続しました。 製品別では、プログラフ、ハルナールなどの売上高が拡大 しました。また、XTANDIに加え、ベシケアとベットミガを 合わせたOAB治療剤の成長が増収に寄与しました。 当期においても、多くの製品を市場に投入しました。 XTANDIについては、フィリピン、香港/マカオ、シンガ ポールにおいて、化学療法施行後の適応で販売を開始しま した。さらに、韓国、フィリピンでは、化学療法施行歴のない 患者層に適応が拡大されました。また、ベットミガをシンガ ポール、タイ、マレーシアで、エリガードを台湾で、スーグラ を韓国で、そしてフェブリクをタイで発売しました。
アジア・オセアニアの売上高は、当期比3.1%減少の883 億円を予想していますが、為替と皮膚科事業譲渡の影響を 除くと約14%増加する見通しです。
製品別では、XTANDIに加え、ベシケアとベットミガを 合わせたOAB治療剤、マイカミンなどの売上高が引き続き 拡大する見通しです。また、プログラフ、ハルナールは現地 通貨ベースでは拡大する見込みです。
した。また、東南アジア・南アジア地域における事業の一層 の高質化・効率化に向けて、2016年4月に同地域における 統括組織(SESA)をシンガポールに設立し、事業を開始し ています。SESAはシンガポール、タイ、フィリピン、インドネ シア、インド、マレーシア、ベトナム、ブルネイの事業を統括 していきます。
引き続き、経営管理体制をさらに強化し、コンプライアンス を強化するための体制も整備していきます。また、優秀な 人材の確保、組織風土の改善による社員のモチベーション の向上にも取り組んでいます。
2,258 2,484 2,717
2015.3 2016.3 2017.3
(予想)
(百万ユーロ)
3,000
2,000
1,000
0
742
911 883
2015.3 2016.3 2017.3
(予想)
(億円) 1,000
750 500 250 0
事業環境と基本方針
2016年3月期の概況
2017年3月期の見通し
事業環境と基本方針
2016年3月期の概況
2017年3月期の見通し
売上高推移 売上高推移
アジア・オセアニア事業本部長
黒田 昌利
アジア・オセアニア
EMEA事業長
松井 幸郎
EMEA
事業概況 2016年3月期の業績
3
12 プロフィール戦略4 コーポレートガバナンス
3 事業概況 2016年3月期の業績 社会的責任(CSR)
5 財務・会社情報
EMEAでは、引き続き各国で医療費抑制策が強化され、
価格決定、償還や市場参入のハードルが高くなっています。
こうした中、アステラスは環境の変化に迅速に対応しつつ、
革新的な医薬品を通じて患者さんに価値を提供し続けます。
主要な疾患領域での成長戦略を実行するとともに、各国ごと に最適な事業モデルの構築に努めています。がん領域では、
2015年3月期に化学療法施行歴のない患者層への適応が 承認されたXTANDIの拡大を図ります。また、ベットミガを
EMEAのユーロベースでの売上高は、前期比で10.0%増 加し2,484百万ユーロとなりました。円ベースでは前期比で 5.1%増加し3,293億円となりました。
XTANDIは当期において化学療法施行歴のない患者層 での適応が新たに10か国で認められた結果、前期比で 121.3%増加し533百万ユーロになりました。また、ベットミ ガは前期比で36.0%増加し101百万ユーロへと伸長し、
OAB治療剤市場でベシケアとベットミガを合わせた売上の シェアは引き続き拡大しています。一方、オムニック(日本で の製品名:ハルナール)の自社販売による売上高は、後発医 薬品の影響などによりユーロベースで前期比10.1%の減少 となりました。
EMEAの売上高は、ユーロベースでは当期比で9.4%増 加し2,717百万ユーロを予想しています。為替の影響によ り、円ベースでは当期比で3.1%の増加となる3,396億円を 見込んでいます。
XTANDIの売上高は、引き続き伸長する見通しです。一方、
ベシケアとベットミガを合わせたOAB治療剤の売上高は、
ユーロベースでは1%増加する見込みですが、円ベースで は為替の影響により減少する見通しです。
はじめとするOAB治療剤、そしてマイカミン、ディフィクリア、
アドバグラフの育成に取り組んでいきます。
コンプライアンスには、より一層の真摯な取り組みを行っ ていきます。なお、欧州製薬団体連合会の透明性コードで は、2017年3月期から地域内の多くの国で新たな報告義務 が課されています。コンプライアンスの要請は年々高まって おり、その要請を遵守するとともに、課題にも取り組んでい きます。
アジア・オセアニア地域では、現在11の販売子会社により 13の国と地域をカバーしています。
製品別では、日本やEMEA、米国と同様に付加価値の高 い医薬品により、事業の着実な拡大を図っています。特に XTANDIとベットミガは今後の成長を支えるドライバーと して期待しています。
2016年1月にはマレーシアに販売子会社アステラス・
ファーマ・マレーシアを設立し、同年4月より事業を開始しま
アジア・オセアニアの売上高は、円ベースの前期比で 22.8%増加し911億円、為替の影響を除いたベースでも 前期比で約19%増加と2桁の成長を継続しました。
製品別では、プログラフ、ハルナールなどの売上高が拡大 しました。また、XTANDIに加え、ベシケアとベットミガを 合わせたOAB治療剤の成長が増収に寄与しました。
当期においても、多くの製品を市場に投入しました。
XTANDIについては、フィリピン、香港/マカオ、シンガ ポールにおいて、化学療法施行後の適応で販売を開始しま した。さらに、韓国、フィリピンでは、化学療法施行歴のない 患者層に適応が拡大されました。また、ベットミガをシンガ ポール、タイ、マレーシアで、エリガードを台湾で、スーグラ を韓国で、そしてフェブリクをタイで発売しました。
アジア・オセアニアの売上高は、当期比3.1%減少の883 億円を予想していますが、為替と皮膚科事業譲渡の影響を 除くと約14%増加する見通しです。
製品別では、XTANDIに加え、ベシケアとベットミガを 合わせたOAB治療剤、マイカミンなどの売上高が引き続き 拡大する見通しです。また、プログラフ、ハルナールは現地 通貨ベースでは拡大する見込みです。
した。また、東南アジア・南アジア地域における事業の一層 の高質化・効率化に向けて、2016年4月に同地域における 統括組織(SESA)をシンガポールに設立し、事業を開始し ています。SESAはシンガポール、タイ、フィリピン、インドネ シア、インド、マレーシア、ベトナム、ブルネイの事業を統括 していきます。
引き続き、経営管理体制をさらに強化し、コンプライアンス を強化するための体制も整備していきます。また、優秀な 人材の確保、組織風土の改善による社員のモチベーション の向上にも取り組んでいます。
2,258 2,484 2,717
2015.3 2016.3 2017.3
(予想)
(百万ユーロ)
3,000
2,000
1,000
0
742
911 883
2015.3 2016.3 2017.3
(予想)
(億円)
1,000 750 500 250 0
事業環境と基本方針
2016年3月期の概況
2017年3月期の見通し
事業環境と基本方針
2016年3月期の概況
2017年3月期の見通し
売上高推移 売上高推移
アジア・オセアニア事業本部長
黒田 昌利
アジア・オセアニア
EMEA事業長
松井 幸郎
EMEA
事業概況 2016年3月期の業績
3
12 プロフィール戦略4 コーポレートガバナンス
3 事業概況 2016年3月期の業績 社会的責任(CSR)
5 財務・会社情報