2.2.1.8.2 ULTRIX
2.2.4 LA_KANJI データ・タイプ
2.2.4.1 DEC 漢字
KANJI
データ・タイプと同様に,LA_KANJI
データ・タイプでは,DEC
漢字1983
年版のみをサポートします。2.2.4.2
縦書きLA_KANJI
での縦書きは,文字属性指定命令(SGR)
のパラメータ10/11
で行います。縦書き指定命令
(DECKVPM)
はLA_KANJI
では無視されます。初期状態は横 書き(SGR
パラメータ=10)
です。Ps 意味
10 縦書き解除
11 縦書き
12から19 無視されます
注意
SGR
の10
〜19
以外のパラメータの意味は,拡張ANSI
およびKANJI
と 同じです。この
SGR
での縦書き指定/解除は,DECKVPM
とは異なり,印字方向も印字開始 位置も変えません。DEC
漢字(2
バイト・コード)だけが,左に90
度回転させられ たようにみえます。さらに,DECKVPM
と異なり,命令指定時点からすぐに有効 になります。図2–2
を参照してください。図
2–2 DECKVPM
による縦書き(2)
印 字 開 始 位 置
印 字 方 向 漢 字 ( 2 バ イ ト ・ コ ー ド ) あ亜A
1 バ イ ト ・ コ ー ド
縦 書 き 指 定
ポ ー ト レ ー ト ・ オ リ エ ン テ ー シ ョ ン
印 字 開 始 位 置
印 字 方 向 あ亜A
縦 書 き 指 定
ラ ン ド ス ケ ー プ ・ オ リ エ ン テ ー シ ョ ン
abcABC abcABC
abcABC abcABC
あ亜A
あ亜A
注意
LA_KANJI
では,SGR
の10
〜19
はフォントの選択に使用することはで きません。したがって,LA_KANJI
ではゴシック体フォントを表示するこ とはできません。2.2.4.3
文字サイズ変更命令(GSM)
LA_KANJI
では,文字サイズ変更命令(GSM)
のパラメータ値として,100
または
200
のみが有効です。パラメータ値200
が指定されると,文字を縦または横 に倍に拡大します。すでに倍角になっている場合はさらに倍にはなりません。LA_KANJI
では,GSM
の他に,文字ピッチ指定命令(DECSHORP),行拡大命令
(DECDWL, DECDHLT, DECDHLB)
を使用しても倍角文字が表示できます。2.2.4.4
文字ピッチ指定命令(DECSHORP)
文字ピッチ指定命令
(DECSHORP)
はANSI
およびKANJI
のDECSHORP
とは機 能が異なり,フォントの変更と横倍角の選択ができます。ポートレート・オリエン テーションとランドスケープ・オリエンテーションで,使用されるフォントは変わ ります。表2–5
と表2–6
をご覧ください。表
2–5 LA_KANJI
のDECSHORP -
ポートレート・オリエンテーションのとき Ps cpi 使用されるフォント0 10文字/インチ DEC BUILTIN 1 10ポイント 10cpi 1 10文字/インチ DEC BUILTIN 1 10ポイント 10cpi 2 12文字/インチ DEC BUILTIN 1 10ポイント 12cpi 3 13.2文字/インチ DEC BUILTIN 1 10ポイント 15cpi 4 16.5文字/インチ DEC BUILTIN 1 8ポイント 18.75cpi 5 5文字/インチ DEC BUILTIN 1 10ポイント 10cpi横倍角 6 6文字/インチ DEC BUILTIN 1 10ポイント 12cpi横倍角 7 6.6文字/インチ DEC BUILTIN 1 10ポイント 15cpi横倍角 8 8.25文字/インチ DEC BUILTIN 1 8ポイント 18.75cpi横倍角 9 15文字/インチ DEC BUILTIN 1 10ポイント 15cpi
10 12.77文字/インチ DEC BUILTIN 1 10ポイント 15cpi
11 6.38文字/インチ DEC BUILTIN 1 10ポイント 15cpi横倍角 12 8.55文字/インチ DEC BUILTIN 1 8ポイント 18.75cpi横倍角 13 18文字/インチ DEC BUILTIN 1 8ポイント 18.75cpi 14 9文字/インチ DEC BUILTIN 1 8ポイント 18.75cpi横倍角 15 10.3文字/インチ DEC BUILTIN 1 10ポイント 10.3cpi
16 6.38文字/インチ DEC BUILTIN 1 10ポイント 15cpi横倍角
表
2–6 LA_KANJI
のDECSHORP -
ランドスケープ・オリエンテーションのときPs cpi 使用されるフォント
0 13.6文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi(フォントの値) 1 10文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi
2 12文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi 3 13.2文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi 4 16.5文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi 5 5文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi横倍角 6 6文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi横倍角 7 6.6文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi横倍角 8 8.25文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi横倍角 9 15文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi
10 12.77文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi
11 6.38文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi横倍角 12 8.55文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi 13 18文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi 14 9文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi 15 10.3文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi 16 6.38文字/インチ DEC BUILTIN 1 6.7ポイント 13.6cpi横倍角
注意
1.
将来,Ps
の11
は全て17.1cpi
として解釈されるようになる予定です。将来の互換性が必要なら,
6.38cpi
を使う場合は,Ps
を16
にしてくだ さい。2.
テキスト・トランスレータでは,従来の132
桁印字をサポートするた めに,ランドスケープ・オリエンテーションでの印字で自動的に文字 サイズを縮小して132
桁印字ができるようにしています。ランドスケ ープのときには,6.7
ポイント13.6cpi
が初期状態となります。すな わち,従来LA86/280/380
で印刷した場合は10cpi
であった文字が,LA_KANJI
のランドスケープでは6.7
ポイントになります。この状態で
DECSHORP
を用いて文字間隔を変更した場合,たとえば5cpi
にしたとすると,
LA86/280/380
では10cpi
から5cpi
に変わりますが,LA_KANJI
では,13.6cpi
から5cpi
に変わることになります。要するに,ランドスケープ・オリエンテーションにおいては,